Hands 和了役

    (30)
四節高


 四節高(スーチェーカオ)と読む。平たく言えば四連刻。現在の中国公式ルールでは48点役であるが、日本の一般麻雀なら、ひょっとすると役満貫。

 一索一索一索 二索二索二索 四索四索四索  裏向き裏向き  三索三索三索

 もっとも中国麻将でも、雀頭まで同種牌であれば清一色の24点が加わる。その他にも絶一門や無字、幺九刻などのポイントが加わるので、まず役満並の得点となる。

 で、ここから先は中国公式ルールには採用されていない形であるが、数牌は3種類ある。これを組み合わせて、あと2種類の形がある。

  三色四連刻
  二索二索二索 三萬三萬三萬 四筒四筒四筒 五索五索五索 裏向き裏向き

  二色四連刻
  二索二索二索 三萬三萬三萬 四索四索四索 五索五索五索 裏向き裏向き

 以上の3種類、雀頭牌は何でも良い。で日本では雀頭まで連数牌になっている形を、俗に五連刻と呼んでいる。もちろん雀頭は刻子ではないので、五連刻という名称はあくまで慣用である。

 四連刻が3種類できる以上、五連刻も3種類できる。この3種類は、それぞれ金梯(チンテ-=きんてい)、銀梯(インテ-=ぎんてい)、雲梯(ウンテ-)と呼ばれる。

 金梯(チンテ-)
 
一索一索一索 二索二索二索 四索四索四索 五索五索 三索三索三索

 銀梯(インテ-)
   
二索二索二索三萬三萬三萬四萬四萬四萬五索五索五索六萬六萬

 雲梯(ウンテ-)
   二索二索二索三萬三萬三萬四筒四筒四筒五索五索五索六萬六萬

 「梯」は梯子(はしご)という意味。そこでたとえば雲梯は「雲まで届く長い梯子」ということになる。そこで雲梯は英語名もSky Ladder(スカイラダー)という。

 ただし中国書によっては、金梯が3種数牌型、銀梯が清一色型、雲梯も3種数牌型、あるいは2種数牌型の名称とされていたりする。さらに金梯は、平歩青雲(ピンプーチンウン)の意でも用いられている。

以前へ  以降へ  目次へ