五十肩は、とくに原因もなく肩が痛んで動きが悪くなり、こおりついたようにこわばり、時間はかかりますがいつとはなしにそれらの症状がほぐれてしまう疼痛(とうつう)症候群をいいます。 疲労からきた筋肉機能の低下によるもので、筋肉の硬化がとれれば大半は回復します。別名『肩関節周辺炎』ともいいます。
手を前後に上げて痛む、反対肩をつかむ動作で痛む、斜め後に手を上げて痛む、のうち一つでも該当すれば五十肩です。
【病理】 筋肉や腱などの組織は、長時間の不動または使いすぎにより、伸縮性の減少・萎縮など組織上の変化を生じます。五十肩は加齢にともなうこの退行性変化を基盤として関節包、滑液包、上腕二頭筋頭腱などに生じる炎症性の疾患です。
⇒ 手(肩)を真横に上げた状態で痛む場合が該当します。
⇒ 野球ボールを投げる動作ができない。または夜中寝ていて肩周辺が痛む場合が該当します。