第6回 「 そばの選別」
2005年11月27日
乾燥した晴天が続いたこの一週間でそば の実はよく乾いた様です。そば の実の選別には昔、「唐箕」と呼ばれた農具を使いました。漏斗状の投入口からそば の実を徐々に入れ、後方に設置された言わば扇風機の様なファンで風を送り軽い実や切りくずを飛ばし、十分に成熟した重さの実だけを選んでくれるというなかなか考えられた優れものです。
ただ、重めの小石や虫などが一緒に送り込まれるため、人間の眼で出てきた実の中からそれらを見つけだすのが一苦労でした。
一斗樽に摺り切りで4杯がちょうど米俵で言うところの一俵になるそうです。この選別作業で最終的に2俵半のそば が穫れた事になりました。
先輩方はこの収穫量はまずまずの成功だろうと言っていました。この実は近々製粉工場に持ち込んで粉にして頂く事になっています。
そして12月の下旬にいよいよ「そば 打ち」をする事になりました。
我々にはそば なんてどれも似たり寄ったりのものだという意識がありますが、「通」の先輩が言うには打ちたての新そば は香りがあり味もまったく違うとの事なので、今から食べるのが待ち遠しくてたまりません。
その時のレポートもお楽しみに!
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