11/21 三重県 管理釣り場
大安トラウトレイク
釣り大会 --大安トラウトフェスタ--
PPPPP・・・! うーん。あと5分・・・・。
ガバッ!! そう毎回毎回寝坊してたまるか! と、ベッドから飛び起きたのは朝の5時30分。
そう、昨年に引き続き、恒例の大安トラウトフェスタに参加すべく、津を出発した。
6時30分が集合時間だったが、そこは早朝の田舎道。6時10分には菰野町まで快適にドライブしてきた。(所要時間と距離を計算してはいけない)
ところが、突如目の前に現れたトラックが1台。速度は制限速度以下の40km。10分・・20分・・・・。トラックの後ろには20台ぐらいの車が金魚のフン状態。
「お急ぎの方はお先にどうぞ」トラック後ろに書かれた文字に、軽く殺意を抱く。
追い越し禁止車線が延々続のに、どこで抜けと言うのだM○X Valueのトラック!
サイドミラー見えてんのかMAX ○alueのトラック!ちょっと横にどけっての!
願いも虚しく、6時30分になっても大安には到着せず、結局6時50分前の釣り場到着となった。既に説明が始まっており、エントリー受付番号は勿論最終。
Yさんから簡単に説明を聞き、去年と同じく第3桟橋に入った。
事前の情報だと、第1桟橋やウェーディングエリアの釣果が良いとの事だったが最近、サンクチュアリに浮気してる関係上、釣り慣れない場所はあえて避けてみた。
プワーーーーッ! 釣り開始の合図が鳴り響く。ちょっと待ってくれ。まだフライ結んでねー(泣)
写真右の仕切り用桟橋。そこ周辺の護岸にはルアーマンが10人ぐらい固まっていた。かなり魚が群れてるらしい。
フライは昨晩作った新作シャック付きミッジピューパ#14。
例年だと、11月は黒っぽいミッジピューパ、エッグ(イエローかピンク)、ソフトハックルがあれば事足りる。
今回初の実践投入となるシャック・ミッジピューパはかなりの自信作。これで釣れない訳が無い。
言い遅れたが、今回の商品はダイナキング・バラクーダ。
欲しい。メッチャ欲しい。シュープリーム持ってるけど欲しい(オークションで売り払っても数万は堅いしな←オイ)。
前回準優勝の者として、今回、実はかなり本気で優勝を狙っている。
30分後・・・
新作シャック・ミッジピューパ、鳴かず飛ばず(泣)
うおおおい!どうなってんだ?シャックに新マテリアル(新製品ではない)を導入し、コップに沈めて「ぬぅぅ・・。この透明感、質感、もさっと感←何だよそれはこれは傑作!逸品!報道規制しないと岩○先生にパクられる!」と心配した程のフライが、アタリすら無いってのはどういう事だ!
自問自答してる間に、隣の人は既に2匹釣り上げてる。ヤバイ。ダイナキングが遠ざかる。
「困った時は原点に返れ」と誰かが何かで言っていたのを思い出し、これまで大安で最も安定した釣果を出してきた、エッグ(イエロー&ピンク)に変更。
ようやく1匹をヒットさせた。
しばらくして小さなアタリがあり、上げてみるとブルーギル。ふと横を見ると、若い女性スタッフがペンを持って立っている。
「・・??」
「あの、えーと、釣れましたね?」
どこからどう見てもギルだ。平べったいニジマスではない
「???え?あの、これはブルーギルって言って、多分カウントの対象にはなってないかと・・」
「え?そうなんですか?へー。そんな魚もいるんだ」
「はい、釣れたのでサインしてください」って言えば、1匹になったかもしれん。惜しい事をした。
しかし、その後アタリが続かない。ならば大安以外でも安定した効果を発揮するこのフライに変更。色はチャートリュース。これが結果的に大成功となった。
隣の人と一進一退のペースで、お互いポツポツとコンスタントに釣り続ける。
途中、大安のオーナーから「もしかしてFly High Fisher管理人の俊さんですか?」と声を掛けられ、しばし雑談。
長年の疑問だった、若い女性スタッフの仕入先がついに判明。
「実はね、あの子達はみんな・・・」
「えぇっ!!そ・そんな裏ルートで!」
「しかも新しく仕入れたスタッフになった子がこれまた・・・」
「な・なんですとー!?」
「しかも○×△で、■※☆なんで・・・」
「バフッ(←鼻血)」(おかしな妄想が多分に含まれております)
まいった。本当にまいった。まさか女子高生時代から養殖していたとは!
稚魚放流ですか?
大安トラウトレイクは稚魚からじっくり育てる方針ですか?
ちなみに最後まで「当釣り場は今年からオールC&Rになりましたが、俊さん、特別に1匹お持ち帰りはいかがですか?ピチピチですよ」という優しいお言葉は無かった。
色々な意味でバーブレスフック使用、持ち帰り厳禁のようです。嘘です。私には新妻が家で待ってますので、持ち帰りなんて考えてもいません(超大型クーラーを用意しながら)
実際は、今のご時世には珍しく、真面目で清楚な感じのコが集まるわけだ、って感じす。
オーナーと非常にためになる釣り談義をしながら(←大嘘)頻繁にあるアタリを取っていくが、フッキングするのは全アタリの10%ぐらい。あまりにもフッキングしないので、ワカサギがくわえているのだと思われた。
ギリギリまで粘って釣果は12匹。
隣の人はそれ以上釣っていたので、この時点で優勝は夢と消えた。大安の最新釣果情報によると、ここ最近まで第1桟橋の状況が良かったようなので、入賞も難しいだろう、というのが釣りを終えての感想だった。
釣り終了後の結果集計を、コーヒーを飲みながら待つ。
そしていよいよ結果発表。
3位!○○さん! パチパチパチ・・・。
商品はC&Fデザインのフライボックスと小物類多数。何匹釣ったかは聞きそびれたけど、3位とは思えない豪華な賞品。
2位! ○○さん!
・・ありゃ?呼ばれた名前は、なんか自分の名前だった。
なんかよく分からん。なんかよく分からんうちに賞品を受け取り、記念撮影。その時俺は聞いてしまった。
「あの人・・フライ・・・・フィッシャーの管理人・・・」
母さん・・・・なんか、余裕でバレてるみたいです(汗)
そして優勝者にダイナキング・バラクーダが手渡された。羨ましい。当然、隣で釣ってた人でした。
その後、ルアーは優勝者が同数だったため、「ジャンケンで決めるか、サドンデス形式で先に1匹釣ったほうが優勝、どちらにするか」との問いかけがあり、満場一致でサドンデス(ゴールデンゴール?)に決定。
10名以上に囲まれての釣りは、さぞやり難かった事でしょう。
「早く釣れー」「腹減ったからそろそろ釣ってくれへん?」「寒いから釣れたら呼んでくれ」などなど、背後から多種多様な激励が飛び交う中、真剣勝負。
最初は皆楽しんでいたが、なかなか釣れず後半はダレダレ。「マスでなくても、水の中にいる生物なら何でもいい」という発言まで飛び出したが、奥の黒い服着た方がニジマスをキッチリ釣り上げ、遺恨無く優勝者が決定しました。
今回で3度目となる大安トラウトフェスタ、次回も準優勝して「準優勝3連覇」を狙ってみようと思います。次回は2位の賞品を優勝賞品より良くしておいてね。
ちなみに今回、魚の写真が1枚も無いのは多分気のせい。