7/15 三重県 雲出川


 デジカメを新調しました。

何でもかんでもカシャカシャ撮ってます。
やっぱ新しいのはイイ。以前のデジカメに比べて、体積50%off 重さ2/3 起動時間は高速化 バッテリーは丸一日余裕で持つ。

ズーム機能も精度がアップしていて、自分のスネ毛アップにして撮影したりしてます。


『うおぉぉーーっ! すげぇ! スネ毛がこんなにハッキリ拡大されてるよー!』

カシャカシャ







・・・どうせ消すんですけどね。








 そんなこんなで(どんなこんなや)朝、目を覚ます。『ヌオォー。良い天気』

とりあえず写真撮影。 カシャ

台風が迫ってるとは思えないほど、気持ちの良い朝焼けの風景。

どうせ雨だろうと思っていたけど急遽予定変更。

『行くしかないでしょ』




『オニューのデジカメ初投入だ!』

釣りで使うためにデジカメ買ったのに、新・デジカメを使ってみたいから釣りに行く。
なにやら本末転倒の気もするが(←本末転倒だよ)気にせず車を走らせる。


家を出て10分。

















あぁ・・・・やっぱり(泣)





どうする? 今なら引き返せる。川に着いてドシャ降りだったら話にならねー。
仮に釣りが出来るぐらいの小降りでも、新・デジカメを使う気にはなれない。


どうする? どうする? どうする??




『しかたがない・・・魔法を使うか・・・・』




アキラメル

ヤケザケ

タイイング

  ホームページコウシン

 イキアタリバッタリ


俊は”イキアタリバッタリ”の呪文を唱えた!!

『ムコウニツイタラハレテルサー』



そして・・・



















勝利!!



うわはははははっ!!  甘い! 甘いよあなた!

前フリからして














ドシャ降りでした(泣)



とか、そうゆう落ちが付くと思ったでしょ?? (・・・俺が一番思った)

そう毎回毎回、芸人みたいなストーリーが展開されてたまるもんですか。
何を隠そう、俺は日頃の行いが善すぎるFly High Fisher管理人俊です(←自分で言うな)
神様はちゃんと見ててくれます(前回は全く信じてないとか言ってたような)


ようこそ”のトップの写真を撮った場所で再度撮影。

春に比べて木々も青々としています。(写真は貼り直しました)

大雨の後は(自宅近辺では降らなかったけど)ホントに川が綺麗になってます。
台風の被害に遭った方達には申し訳ないのですが、日本の川にはやはり梅雨と台風は必要です。被害と恩恵を同時にもたらす台風ってのは、良くも悪くも『自然』その物だと感じます。人間の力なんか全く及ばす、所詮人間もアマゴ達と同様に、この星の自然に『生かされてる』存在なんだと心底思いますね。






 車を入溪地点まで進めると、一台停まっている。少し上流から下流を見ると鮎釣り師が一名、川の中を歩いている。
真下のプールを覗くと

アマゴがライズしている。
よく見ると、確認できるだけで4〜5匹が水面近くでウロウロしている。

『うーん。釣りたい』 鮎釣り師は下流約200mの地点にいる。

しかし諦める。マナー違反だ。こんな事でフライフィッシャーの評価を下げてはダメだ。



上流に移動し、準備する。
先程のアマゴを見る限り、フライはドライで全く問題ないだろう。流れはやはりきつくなっているが、それ程でもない。フライを流れの緩んでいるポイントに片っ端から叩き込むが反応が全く無い。

50M程釣り上がって、ようやく一匹掛ける。

新・デジカメで初のアマゴ撮影。
流れの強い下流に走ったので、7Xのティペットだったが無理やり引き抜いた。




しかし、反応が無さすぎる。鮎釣り師が早朝釣った影響と考え、藪沢に移動。


結界が(※Fly High Fisher用語(←何だよそれ)でクモの巣を意味する。
この時期狭い川には必ず見られ、大抵の釣り師は嫌がって避けるが、それがあるという事は人が入っていない証拠でもあるため、管理人は好んで突撃する)
破られていないのを確認し、Let's脇道まっしぐら。


結界(クモの巣の事ね)にフライをかすらせる感じでキャストし、次々と切っていく。

たまに失敗してティペットごと結界に突入した時は、
歯の間に挟まってなかなか取れないササミのカスを爪楊枝でイライラしながら取ってる心境で(何だよソレ)ティペットをシゴく。

なんか『シュッと一吹きであら不思議。クモの巣が見る見る溶けてしまうスプレー』

とかないんですかね? この作業は本当にストレス溜まる。

そしてようやく一匹追加。よくよく考えてみると、反応が無いんじゃなくて、いつも飛び出してくるチビアマゴが全く姿を見せていない事に気付いた。

隠れているのか、それとも流されてしまったのか?
戻って来れないぐらい下流まで流されてたらお姉さん悲しいな・・・(←今度はお姉さんになってみました☆) 


しかし結界が多い。10m進むたびに結界破り(引っ掛け切りキャスト)はさすがに辛い。
そう毎回成功する技ではないので、何度もティペットが絡まってシゴいて取ってるうちに、ティペットが陰毛みたいにチリヂリになる。

そうなるとティペット交換なわけで、やる気が自分の通帳の残高のような勢いで減っていく。


ようやくいい感じのポイントにたどり着き、キャスト。

影が見えたが反転。 もう少し奥か

再度キャストして飛び出してきたのは小さなアマゴ

 この二匹で釣れる事はわかった。このまま沢の奥まで突撃したる。

日本魂見せたるわ!




少し進んでふと前方と斜め上を見る。
そこには2重3重どころか20重30重の結界が張られている光景が広がっていた。













こりゃ無理やわ








まぁね、お腹すいたし、霧雨も降ってきたし、今日は釣りが目的じゃないし、カメラが濡れて壊れでもしたら泣いちゃうし、アメリカ経済も先行き不透明だし、今日のところはこのへんで勘弁してやるって感じです。覚えてろよコノヤローって感じです。



帰り支度。

適当に修理したウェーダー(オイ)が痛々しい。

シューズも見ての通りボロボロ
もう5年ぐらいは使っていると思う。『デジカメ新しいの買う金があったらこっち買え』というのは言わない約束です(誰とのだよ)



予定よりかなり早く釣りを切り上げたので、帰り道の途中にある美杉リゾート敷地内にあるスペアリブ専門店『シカゴ・フォー・リブス』に立ち寄る。

ここの地ビール、マジでうまいです。お薦めはペールエールですが、雲出川に立ち寄ったら是非行ってみて下さい。

スペアリブのハーフサイズ(一人前)とビールで一人¥2000ぐらいで満腹になります。

写真のはビーフですが、ベイビー(豚)の方が食べやすくてお薦めです。


料理頼むと、トウモロコシの粉で作ったパンが付いてきます。初めは『鳥の餌?』と思ってしまいましたが(味と匂いが独特)慣れると病み付きです。

このパンの説明の時、女性の店員さんが
『こちらは料理に付いてきますトウ・・ロモコ・・シ? トウ・・ロモモコ・・気まずい空気・・・・・・トウモ・・ロコシの粉で作った・・・(メッチャ笑いを我慢している)パンです。熱いうちにお召し上がりください』
てなったのが笑えた。はにかみ笑いがちょっと可愛かったので許す。




その後ばあちゃんが『ちょっと一服させてもらってよろしいですか?』と聞いてきたので
『どうぞ』と言ったら隣のテーブルでタバコを吸い始めた(自分が座ってた席は喫煙席)

別にタバコは問題なかったが
・・・『ウチには息子と娘がいて、”お母さん!ユウタ(孫の事らしい)が横にいるんだからタバコ吸わないでよね!タバコは周りの人の健康にも悪いんだからッ”とか言われるんですよ。全く肩身が狭くて・・オッホッホ』
と、身の上話を始めた。

適当に『はぁ』とか答えていたら、友達らしい干物が4人ほど集まってきて取り囲まれた。無視してスペアリブに噛り付いてたら

『アラー やっぱり若いとそんなにいっぱい食べれるのねぇー。アッヒャッヒャ
と、強引に話をふっかけられて、その後しばらくの間、







魔女の宴に強制参加させられた(泣)




最悪な気分で家路についたのは言うまでもない。


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