7/5 三重県宮川
ここのところ、平日は時々晴れるのに、土日は狙いすましたような雨に見舞われ、神様が信じられなくなったFly
High Fisher俊です(もともと信じてないけどね)
朝、目を覚ますと雨が降っていない。三重県の天気を調べると降水確率0〜10%・しかも平均風速2m。今日は国民三大義務の勤労もお休み。
3秒後に俺議会が全会一致で釣り決行を可決。行くしかネーだろ!
日本国会に見習わせてやりたい迅速な対応でございます。
どこに行こうか・・・しばし悩む。
珍しく早朝に目が覚めたこともあり、最近行ってない宮川に決定する。
決定されるまでに40分かかっていた事に気付く。
俺議会の議員はやっぱり日本国民だった(泣)
宮川ダム上流に到着し、飯屋で日券を購入して入る谷を選ぶ。本日は単独釣行なので険しい谷へは入れない。
そこで比較的入溪しやすいK谷(スイマセン・名前伏せます。理由)に決定。
ダムから少し上流にあるこのトンネル。ココを通り抜けると『宮川上流に来た』という実感が湧いてきます。 以前は岩盤むき出しのいかにも出そうな雰囲気だったんですが、最近綺麗になってしまいました。 でもなんとなく霊気を感じますので、写真撮るとき 『ナムぁミダぁー』と適当に呪文を唱えておく(オイ) |
谷に着くと、セミの声とムネアカオオアリがお出迎え。 宮川は確実に初夏といった感じです。 右の写真撮るのに蟻を追いかけ続け、10分ぐらい無駄にした事は気にしていません(泣) 噛まれるとマジ痛い |
釣り開始。一投目から出るわ出るわチビアマゴ。フライに二匹同時に飛び出したりするので、スレてないか、かなりの量が放流されたか(あるいは孵化したか) 俺の腕が良すぎるかのどれかだと思います。 俺議会的には最後の説が有力視されています(嘘です) |
初めの瀬ではせいぜいこれぐらいのサイズが上限。川の中を歩いた後、振り返ってフライを流しても飛び出してくる。 ここまで稚魚が多いと逆に不安になる。良型がいない、もしくはいてもチビがフライに群がるので出てこない、など。 釣れないよりは遥かにましだが、面白くない。ここだけで20匹ぐらいのチビが掛かる。 |
基本的に16以下は興味ないので(いろんな意味で)ペースを上げて釣りあがる。
しかしここぞというポイントから出てくるのはチビばかり。キャストも雑になる。
しかし
ガボッ
出たっ!
み゛ゃっっ!!
口から変な声も出た!!!
グングンッとロッドが曲がる。しかしバレる。
良型もいることが分かったので俄然やる気が出てくる。帽子を水に浸してかぶり直す。
個人的に、このような流れは大好きだ。遡行はやや危険を伴うが、大河川でライズを狙う釣りより性に合っている。
このあたりからチビアマゴはあまり姿を見せなくなり、15〜16cmが釣れてくる。 やはり流れが強い場所にはチビアマゴでは定位できないのだろう。 最低これぐらいのサイズがないと、ここまで来た意味が無い。 サイズの割にはよく引く。 |
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そして、宮川のアマゴはやはり綺麗だと思う。 今回使用したフライは全て以前紹介したパラシュートアント ドライオンリーで釣れる季節は気持ちがいい。 |
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不思議な事に、カワムツが一匹も出ない。 鮎の姿もほとんどみかけない。 最高の気分で釣り続ける。 |
2時間ほど釣りあがり、石の上で休憩。タバコに火をつける(携帯灰皿は必需品)
この谷は入溪しやすいので、かなりの人間が来ているはずだが、その割にはゴミが少ない。この川を見て、この川の魚を釣ってしまったら、他人のゴミを拾うより、ゴミを捨てる事のほうが勇気がいると思う。
表現が難しいが『常に何かに見られている』気がするのだ。別に心霊云々の話ではない。多分見ているのは、宮川の自然と自分自身なんだろうと思う。
宮川上流の各谷は、それほど素晴らしい。本当にこの川大好きです。
竿を置いて、ベストを脱いでその辺りを散策。札束でも捨ててないかしら
サルナシの実を発見。日本のキウイフルーツという表現で山菜ブックに登場する。
とりあえずかじってみる(何でもすぐ口に入れたがる困った子ですネ)
ニガスッパイ(泣)
まだ早すぎたらしい。5〜6個ちぎってポッケに突っ込む。
家に帰って追熟させて食う気らしい(本当に卑しい子ですね)
釣り再開。
サルナシをぱくったのが宮川の怒りに触れたのか、反応が無くなる。
なんとか一匹釣り上げたので引き返す事にする。 適当に川から上がり、道無き藪を突っ切る。なんとなく林業の人が使ってるような道を発見し、なんとなく突き進む。 多分遭難する人間ってこういう事する人だろうと思う(ならするなよ) 躊躇無くズンズン進むと、見事車止めた場所が見えてくる。勘って怖いね(オイ) |
流れで冷やしておいたビールをゴキュゴキュ。
クハーーーーーーっ!
最高
最初にチビアマゴの猛攻にあった瀬の近くの石に腰を下ろし、アマゴをボーっと眺める。
時間がゆっくり流れている
車の音も人の気配もしない。
ひたすらボーっとする。
本当に幸せ(結構釣れたし)
と、無の境地に浸っていたら
ポツポツ
雨が降ってくる(泣)
降水確率10%で降るなよっ!(怒)
仕方ないのでダムの下へ下りることにする。ダム上で降っててもダム下では降ってない事が多いためだ。
基本的に今日は宮川デーなので(勝手に)あと2箇所ぐらい支流を回る事にした。
ダム下に来るとやはり降っていない。とりあえずダム下のK谷へ入る。
写真撮るのもおっくうなサイズが3匹ほど釣れるが、真新しい足跡を発見して撤収。
ダム下は人が多いので安心して釣れるが、反面入溪者も多い。まぁ仕方ない事です。
続いてS川に入るが、カワムツの猛攻と鮎釣り師がすぐ上に入ってきたので撤収。
やる気がemptyになったので帰路につく。
本日の格言(←いつからそんなコーナーできたんだよ)
気分よく
釣れたら
とっとと
家帰れ 俊
おそまつさまでした