2021年1月末 三重県
安濃川発眼卵放流 ボックス回収


 特に大雨や河川工事がなかった今回の放流、無事にボックス回収の日となりました。

多少の土砂の堆積や、落ち葉などのゴミが引っ掛かってますが、問題なし。なにより、ボックスを破壊されなかったという、当たり前のことが一番うれしい。

所詮、人間の敵は人間だよ・・・。(ホントにそうだ)

 今回より本格投入した、育苗トレーを加工した、卵室セパレートタイプのボックス。
 孵化率は、いずれのボックスも97%以上と好結果。従来型のボックスとそれほど変わらない結果だが、従来型は、卵から孵った仔魚が下段にスルー網部分を、カッターを使って割と細かく加工する必要がある。

 新型は、ハサミでトレーに切れ込みを入れるだけなので、作業の手間が格段に省略できる。
 また、この部分は使い捨てにするため、発眼卵が触れる部分は常に新品状態。卵に傷が付くリスクや、消毒しきれなかったウイルスの感染予防に効果があると思う。

 なお、新しく作ったボックスは、殆どが仔魚脱出用の穴を底面近くに開けていたことから、ボックス内に残っていた仔魚は数匹。しばらく暖かい日が続いていたので、想定よりかなり早く外へ出てしまった感じがする。


雪だ雪だ〜!

この日は、動画撮影補助と荷物運びのため、娘二人も同行。放流の時は日給500円で雇用できたのに、今回はニンテンドープリカ¥3000分に値上げ(汗)
ベア?団交?ハイパーインフレ?なにこの価格上昇。つーか、ほとんど遊んでるだけじゃねーか!


ウニョウニョウニョ

 脱出用の穴が上の方に開けてあった従来型ボックスには、大量の稚魚が残っていた。
 大雨等の際、脱出しやすい方が全滅のリスクを回避できるが、暖冬で仔魚の動きが活発だと、1月ぐらいにボックスの外へ出てしまう可能性がある。今年のように、脱出した後に急激に寒くなると、動きが鈍って外敵に襲われるか流されるリスクが高まる。悩ましいところだ。

 

流れに解き放つ仔魚。
もっと元気よく泳ぎ去るかと思っていたら、川底でほとんど動けず。

う〜ん、やっぱり脱出用の穴は底面より3cmぐらいは上に開けて、ボックス回収の時期は2月下旬ぐらいまで待った方が良さそう。次回の課題ですね。

なお、ボックス回収後、脱出用の穴はグルーで塞ぎ、穴を開け直す回収を行いました。次はもっと上手くいくといいな!



〜放流資金援助のお願い〜

現金だと色々ややこしいので、ご賛同いただける方が見えましたら、下記のURLからお買いものしていただけると嬉しいです。1000円の購入が、3粒ぐらいの卵に変身しますので、何か消耗品でも買ってやって下さい。
いやっ!バンブーロッドとかパソコンとかヴィトンのバッグとか高額なものは、本当に買わなくていいですよ!本当に!
(チラッ)

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