トップへもどる  もどる  壱月の独白  参月の独白

弐月の独白

 弐拾捌日 木曜日

 本日発売の小説仮面ライダーを買いに出掛けたのですが探しても見当たらず、「すわ、品切れの悪夢再びか!?」と恐怖したのですが、延期になっていたのですね。翌日ならともかく当日で品切れになっては手に入れようが無いと思いつつ店員さんに訊いたら今日は発売していないと言われました。当初の予定から延期や繰上げが入り乱れて刊行順が狂っていましたが、全体の発売日が変更と言うのは初めてですなぁ。何かもうわけワカメです。

 今日は『かみさまのいうとおり!H』を読みました。最終巻です。今でも決して嫌いな訳ではありませんが、かみさまを好きになり最初に一巻から三巻を纏めて購入した際に、余りにも面白くて何度も何度も読み返して大笑いしていたのが嘘のようです。遠い過去の思い出ですね。そして二度と戻らないでしょう。
誠実であるということ
 八巻は買った当初に読んだきりなので実希代の恋とか全く覚えていませんわ。言われてみればそんな事があったと言う認識は残っていますが、相手の姿かたちやどんな出来事だったのかがすっぽり抜け落ちています。
望むものは
 『しあわせのかたち』で回想されていたのがなむの両親だったのですね。
未練宣言
 この漫画で最も成長し変化したのはなむだったのではないでしょうか。見違える様な態度です。
仕事中
 友人に会いに行ったら納骨の最中と言うのは大半の人は経験しない出来事ですな(笑)。
同じミス
 これは題名を読んで初めて意味が理解ると言うか、文章と絵だけでは表現が足りない気がします。題名も作品の一部と言えばそうなのですから問題が無いのかも知れませんが、もう少し工夫して絵柄だけで理解るようにして欲しかったです。
無茶フォロー
 最終巻になった今になって重い展開が待ち受けていました。全てが丸く収まるとはいかなさそうです。
所持品でわかる目的
 これは病気と分かって取り立てるのをやめたのを褒めるべきか、抑抑 取り立てる為に来ていたのを糾弾するべきか難しいですな(笑)。
共有
晴「・・・そうですか・・・ 別に大きな病気じゃない・・・と」
 「なぁんだ」と落胆している様子がj可愛らしいです。最終巻になって晴はどんどん魅力を増した感があります。登場した頃とは雲泥の差ですね。
実験中
 このネタ明かしは酷い(笑)。本気で晴は重い病気に冒されていて、最後は悲劇的な結末が用意されているのではないかと思っていました。別に悲劇を望んでいた訳ではありませんが、こう凄く残念な答えです(笑)。
実弾ストライク
晴「えええええ・・・ そんな・・・嫌だー!! 嫌です―――!!」
まりあ「・・・ちょっと傷ついたよー?」
 泣き叫んで嫌がる晴と、冷静に傷付くまりあの対比が面白いです。
 それにしても最後の最後でまりあが鼻血を克服したのは最終回らしくて綺麗ですね。お世辞にも麗しいとは言えない描写でしたから何とも言えない満足感があります。


 弐拾漆日 水曜日

 『かみさまのいうとおり!H』の発売日でしたので買って来ました。そんなにメジャーなタイトルではないので売っているのか心配していましたが、今月の最初に発見した書店が重宝します。
 とうとう最終巻なのですねぇ。正直、途中からこの作品に出会った当初ほど夢中になれなくなりましたが、何だかんだでそれなりに続いてそして完結まで辿り着くとささやかながら感慨が湧いて来ました。じっくりとその想いを噛み締めながら読むとしませう。

 妹が新しいデジカメを買ったそうです。選んだ機種はソニーの『サイバーショット DCS−WX170』だそうです。機能や特徴もそうですが、ソニーと言う事でミオさんなら先ず縁が無さそうな機種です。
 購入前に共通の父を介して(一般的な家庭環境であれば妹とは前置くまでも無く父は共通です)、予算が一万五千、なるべく小型と言う条件で相談も受けていました。しかしカメラが好きだったり詳しい方の多くがこのクラスの製品へは通じておらず苦手としているのではないでしょうか? デジカメの中でも廉価な製品は画質を重要視する層からは余り目を向けられません。またこうしたデジカメを買った人はそれを強く主張するほど特別な思い入れを抱いていないので、使用感や感想が殆ど見当たらない分野でもあります。だからある意味では選ぶのが最も部類かも知れません。
 そんな中でミオさんは、発売から時間が経ちその性能は評判から考えられないほど安くなっているニコンの『COOLPIX P310』をとても強く薦めたのですがデザイン面の不評を受け敢え無く却下されました(笑)。凄く良いのになぁ。その後も選定を続けて今度は松下の『LUMIX DMC−SZ7』を挙げたのですが、結果的に選ばれたのがWX170であるのは先に述べたとおりです。
 WX170を買ったと聞いて興味を抱いて調べてみたのですが、何でも光学十倍以上のズームレンズを搭載したデジカメとしては世界最小最軽量だそうです。評判を見ても悪い機種ではなさそうですね。このクラスの製品はどれを買っても同じだろうと軽視していたのですが、その中で変な機種ではなくしっかりとしたのを手に入れたのだなぁ、と感心する事頻りです。どういう基準で選んだのか知りませんし、或いは単純にデザインだけで直感的に選択したのかも知れませんが、それで結果的に何かしら見るべき点のある機種だったのですから凄いですな。
 それにしても決して自分では欲しいと思わないジャンルとは言え人が買っているのを見ると羨ましくなりますな(苦笑)。


 弐拾陸日 火曜日

 電撃劇場文庫『とある魔術の禁書目録‐ロード トゥ エンデュミオン‐』読了。
 既に漫画では前例がありましたが映画の入場者特典で書き下ろしの新作小説が一冊貰えると言うのは衝撃でした。この小説の為に映画を見たと言っても過言ではありません。映画ももう一度くらい見たいと思う程度には面白かったですけどね。ただ散散 電撃文庫一冊分と煽っていた割に、禁書の近刊と比較すると半分くらいの厚さしかありません。入場者特典に多くを望む訳ではありませんが、これで一冊分と言うのは微妙に謀っていませんか。まぁ、これは禁書がどちらかと言うと頁数が多いのが原因で、これくらいの電撃文庫もありますが。
 劇場映画でステイルが活躍していて喜んだのですが、この小説でものっけからステイルが登場して嬉しかったです。新約になってから全く登場していなかったので、久方振りにステイルがかまちーが書く小説に登場しました。何の躊躇も無く当麻を殺しにかかるのが実にステイルらしくて良いですな。一頻り戦った挙句に当麻がステイルの顎にコツンと拳を当てるのが、もう、もうっ、最高ですっ!! ブハァッ!(鼻血) その後も決して馴れ合わず、極力 当麻と接しない様にしながらも利用するステイルが素敵ですね。この二人の関係が大好きですっ!!!
 ステイルがインデックスとの助言を得て行動した場面は何とも切ないですね。決して多くを語らず力を行使するステイルの姿から、その心情が察せられます。
 ヒロインを助ける為に行動し、インデックスが魔術を解析し、ステイルが当麻の相棒として活躍し、敵の思いを聞いた上で当麻がそれを砕く、まさに旧約で面白かった頃の禁書そのものの内容でした。久しく聞いていなかったので「全部持って来い。お前のその幻想、全部まとめて粉々にぶっ壊してやる!!」も嬉しかったです。こんな禁書だからこそ好きになり、そしてこんな禁書をもう一度読みたいと思っていました。劇場映画の入場者プレゼントでそれが叶うと言うのが何とも早。
 事前に劇場映画の前日譚と聞いていたので、てっきり美琴とアリサの邂逅やレディリーの出自、シャットアウラがあの立場に辿り着いた経緯等が明かされるのかと思っていたのですが、その辺りには全く触れられないと言うか無関係でした。劇場映画の前日譚と言えるのは軌道エレベーターの誕生が語られただけですね。しかもそれに触れた事で却って劇場映画との矛盾が生じてしまいました。映画では自虐的なネタを混ぜつつ以前からずっとあった事にしていた、言わば月島さん状態なのですが、この小説では極秘裏に開発されておりこの数日で一気に完成した事になっています。あろう事か唯一の繋がりが食い違っていると言うのも変な話ですな。

 兵部視聴。
 超能部隊の面子は死に様がまともに描写されないのですね。あっさり死んでしまい唖然としました。
 京介が人間を憎み殲滅を決意したのは明らかに隊長が原因ですよねぇ。予知されていたので何れ何かの機会で同じ事になっていたのかも知れませんが、この場面だけを切り取って見れば隊長がこんな事をしなければ京介が捻じ曲がらなかった気がします。それにあれだけ家族と慕った相手に裏切られるなんて京介の心に与えた痛みは大きいでしょう。


 弐拾伍日 月曜日

 MF文庫Jの小説版『ガールズ&パンツァーA』を購入しました。ビブリアと違って忘れなかったです。売られているのか不安でしたがあたしが取ったのを含めて残り二冊でした。陳列されているのが全部とは限りませんが何にせよ無事に買えて良かったです。
 しかし未だ気は抜けません。明後日はかみさまの最終巻、明明後日は今月刊行分の小説仮面ライダーがあるからそれも忘れずに買うようにしないとならないのです。それにしても梶浦ライブのDVDも見ていませんしビブリアも読んでいませんし、むぅ、時間が足りません(汗)。

○週刊少年ジャンプ 2013年 13号
読切 GLASS FEET
 ルシファーが傲慢でありながら神へ向ける気持ちが本物と言うのが面白かったです。
銀魂 第四百三十四訓 オシャレとはオシャレと言葉にした時点でかき消えるものなり
 そういえばこれまで気にしていませんでしたが、銀時の片肌を脱ぐと言うのは摩訶不思議ですね。作中で言っている様に一度着て脱いでいるのかと想像すると笑えてきます。
めだかボックス 第183箱「心と共にあるような」
 言彦が半袖に支配権を返すとか何を言っているのですか。不知火の影武者により言彦の保存と言うのは、言彦の魂を憑依させていたのですか? 飽く迄も不知火の人間がこれ以上無いほど忠実に思考や感情をシミュレートして、傍から見れば本人が乗り移っている様にしか見えないのだと思っていました。と言うかそう思おうとしていました。ええ、ええ、分かっていましたよ。これまでの描写から薄薄 自分が考えていた理屈と違うな、と。明らかに言彦の魂が肉体を乗り換えているのだと。最初から影武者と言う単語の使い方がおかしかったこの漫画ですが、此処に来て更に其処からも外れた感があります。不知火が演じていると言うのが面白い筈だったのに、無難でつまらない形になってしまいましたなぁ。
 最初はあれだけ魅力的だった言彦の格がみるみる落ちただけでも残念なのですが、梟がまた何か起こしそうなのもうんざりです。


 弐拾肆日 日曜日

 花火を背景に俺修羅の冬海愛衣の写真を撮る夢を見ました。中中花火が綺麗に取れたと満足していたのですが夢だったのですね。冷静に考えれば今のミオさんが花火を綺麗に撮れる筈がありません。いやいやしかし、写真を撮る夢を見るなんてミオさんも一端の写真撮影が趣味の人みたいになって来たではありませんか。まぁ、それで被写体がアニメと言うのは我ながらどうなんだと言う感じはしますが、実は昨日も禁書の映画を見ながらその美麗な背景にこんな写真を撮ってみたいと思ったものでした。

 本日はギョーカイ時事放談のイベントである『のら犬貴族の貴族による貴族のためのロフトプラスワンSP』のチケット発売日でした。普段と違う曜日の発売で不安でしたが何とか覚えておけてファミリーマートで購入です。時間になって試みるもいきなり弾かれ最初からやり直しになりますし、空席があって一枚しか選んでいないのにその枚数は確保出来ないと言うメッセージが何度も何度も何度も何度も出て苦労しましたが何とか七十番代を入手です。かなり手間取っていた事を考えれば悪くない結果ですが、どうも最近は昔ほど早い整理番号をめっきり取れなくなってしまいました。時間の前からスタンバイしているのにこれではどうすれば良いのかさっぱりピーマンです。

○みなみけ ただいま 第8話 『休日はゆかいな仲間とお野菜を』
 いきなり保坂によるバーベキューの歌が挿入歌として流れ出して笑いました。しかも無駄に長いです(笑)。会話よりも後ろで流れている歌の方ばかりが気になってしまいますわ。
 どうして保坂はこの場に居ないのですか! この場に居れば保坂が春香に手際の良さを褒められ、手ずから食事を食べさせて貰えたのですよ!
 凄く久し振りにシュウイチを見かけました。でも本当に見かけた程度で出番はありませんでしたね。
 次次と周囲の人間が野菜の洗脳され、学校の中を何処へ向かっても野菜に追い詰められるのが宛らホラーの様相を醸し出していました。

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ2 『ガブリンチョ!カミツキがったい』
 キョウリュウブルーは子持ちなのですね。アバレッドは子持ちと言う触れ込みでしたが姪っ子であって実の娘ではありませんでしたしアバレブラックは実の娘でしたが子持ちになったのは最終回間際でしたから、最初からちゃんと正真正銘子持ちの船体と言うのは初めてですね。
「妹と妹の娘の姪っ子だ。僕は独身だ」
 違いました(ぉ
 やっぱり怪人の名前はテロップが出ないのですか。未だです。これもミスで次回から出ると希望を捨てません(ぇー
 アイガロンが前線に出てくれました。ちゃんと作戦指揮を担当する幹部が戦ってくれるのですね。まぁ、今回は顔見世の意味があったから出ただけで、そのうち出なくなってしまうかもしれませんが、出来れば今後も戦闘に参加して貰いたいです。
 基本的にキョウリュウレッドは気持ちの良い性格で好感を抱いているのですが、負けたくないと言う短絡的な理由で子供とモニュメントを作り、そして案の定 敵の襲撃に遭っているのを見ると浅慮だったのではとこの行動は頷けません。
 キョウリュウジンの合体場面はCGではなくミニチュアをじっくりと合体させていて素晴らしいのですが、流れている音楽で力が抜けてしまいます。変身する時のサンバもそうですが、仮面ライダーのタ・ト・バやシャバドゥビダッチヘンシーンほどのインパクトもありませんし滑っています。

○仮面ライダーウィザード 第24話 『魔法使いの祖母』
 一緒に攻介を追いかける晴人と凛子の仲の良さと言うか息が合っているのが微笑ましいです。
 攻介の祖母を守る凛子と瞬平がグールとの間に立っているだけでビーストが助けに現れるまで何もしないのですよね。何か不自然でした。片方は無茶でもグールに飛び掛っていくくらいさせて欲しかったです。
 やっとウィザードがバイクを使ってくれました。こういう時に使わないで何時バイクを使うのかと言う話ですからね。本当にバイクを使わないライダーですよねぇ。てか、魔法使いなのですから瞬間移動で急に車内に出現したり出来ないのでしょうか。魔法使いらしい描写が少ないです。バスを止めたのも腕を大きくさせたのは魔法ですがその後は力技と言うか物理的でした。魔法使いならシャリランラララン シャリランラララン キュンキュンドキュキューン♪ バスよ、と〜まれ!で止めるものでしょう。
 今回は一話完結でも良かったのではないでしょうか。ビーストが正体を明かして祖母に説明、それを認めて祖母が帰るだけでもシンプルで悪くないと思います。


 弐拾参日 土曜日

 本日は『劇場版 とある魔術の禁書目録(インデックス) エンデュミオンの奇蹟』の公開日なので見に行きました。
 道中で書店の前を通りすがり、そういえば今月は『ビブリア古書堂の事件手帖C』の発売日だなぁ、とぼんやり考えたらもう発売されているではありませんか。慌てて購入します。発売は昨日なので一日しか遅れていませんが、この叢書を集め始めてから初めて経験する新刊の発売日なのに悔しいですなぁ。
 初めて利用する劇場だったので道に迷い焦りましたが何とか到着です。座席指定券を購入する時に一度来ているので二度目だったのですがねぇ(苦笑)。
 元元 禁書の映画が公開されると知っても見に行くつもりはありませんでした。しかし先着入場者特典でかまちー書き下ろしの『とある魔術の禁書目録 ‐ロード トゥ エンデュミオン‐』が配布されるので見に行く事にした次第です。かまちー書き下ろし小説の為に禁書アニメのブルーレイを買った事を思えば当然の選択でした。
 劇場でパンフレットと、それから裏面にかまちーの書き下ろし小説が掲載されている下敷きを購入しました。かまちー書き下ろしがあれば何でも買いそうな勢いですな(笑)。まるで熱心なファンみたいです。事前に凄いと言われていたパンフレットは確かに頁数は多いですし丁寧に世界観が紹介されていますが、スタッフインタビューが少なくて物足りないですなぁ。もっとこの映画に関するインタビューや解説が読みたかったです。


 弐拾弐日 金曜日

 近所にローソンがありましてコンビニエンスストアでは最も頻繁に利用しているのですが、品揃えと言う点では大いに不満があります。いあ、品揃えと言う表現は適切ではありません。正確には品切れが早いのです。寄るとお弁当の棚は空っぽに近い状態で目ぼしいお弁当は残っていません。午後八時になるともう駄目ですね。七時くらいなら残っているのですがそんな早い時間にお弁当を買う理由はあまりありません。どちらかと言えば遅くなりご飯が炊ける時間を待つのが嫌な時こそお弁当を必要としているのです。この問題は夜だけではなく、朝一番に言っても寂しいものです。そしてそろそろ入荷しただろうと昼頃に行っても光景は変わりません。一体どの時間になれば充足するのですか!
 このローソンとは別に駅の構内にもローソンがありました。しかし其方は先月に閉店してしまったのです。それがあった頃は電車から降りて先ずそのローソンに向かい欲しいお弁当がある事を確認し、でも近所のローソンで買いたい気持ちから買わずに去り、案の定近所のローソンには残っておらず、でも改札を抜けた後なので駅構内のローソンには戻れず途方に暮れる、と言うのが定番でした(ぉ 素直に駅構内のローソンで買えば良いのですが何故か近所のローソンに拘ってしまったのですよね。当然ながら近所のローソンに残っていない可能性も充分に検討していましたので、駅構内のローソンでお弁当を前にして激しく葛藤したものでした。
 駅構内のローソンが閉店されると知った時は、その分 近所のローソンに力が入れられ品数が拡充されるかと期待したのですがそんな素振りはありません。それどころか悪化した様に思えます。以前から近所のローソンはお弁当が少ない傾向にありましたが、それでもこれほど全く手に入らないという状況ではありませんでした。これだけ品不足を強く意識する様になったのは最近ですよ。これらから編み出された答えはこの地域の売れ行きが芳しくなく、入荷が全体的に減らされたのでしょうか。世知辛い話です。


 弐拾壱日 木曜日

 昨年に行われた『Yuki Kajiura LIVE vol.#9 “渋公 Special”』の映像ソフトを事前に予約していたのですが、それが発売されたので受け取って来ました。実は昨日にも受け取れる算段が立っていたのですが、うっかり忘れました(ぉ 夜中に気付きましたわ。別に昨日だろうが本日だろうが直ぐには見られそうも無いので大差は無いのですが悔しかったです。
 この映像ソフトなのですがブルーレイとDVDの両方が発売されています。態態悪い方を選ぶ理由が無いのでブルーレイを買いました。しかしミオさんはブルーレイの再生環境を持っていません。しかしこのライブはとても素晴らしくその感動をまた味わう為にも是非とも見たいです。だからDVDも買いました(ぉ 早く見たいのですが今週末は見られそうにありませんなぁ。
 時に、ブルーレイの再生環境をもしも手に入れたら坂本真綾の『シングルコレクション+ ミツバチ 初回限定盤』に附属していたブルーレイを最初に見ようと決めていたのですが、それよりも此方を是非とも最初に視聴したいですね。まぁ、再生環境が手に入ったらなんて何の目処も立たず見込みも無い話なのですが(苦笑)。

 ギョーカイ時事放談第237回を聞きました。
 映画の入場者プレゼントにDVDと言う話を聞いてガンドレスをまさに思い浮かべていた時に偽まるの口からその名前が出たので大笑いしました。やっぱり誰もが思い出してしまうのですね。
 映画の入場者プレゼントと言うとゴジラの映画で小さい人形を配られたのが思い出深いですなぁ。密かにあれを貰えるのが楽しみでした。中身の見えない黒い袋の中にどの怪獣が入っているのか、今でも当時の嬉しかった気持ちが甦りますわ。

 GJ部視聴。
 先週から気になっていたデジカメですが、やっぱり正確な機種までは理解りませんでした。ルミックスかサイバーショットで間違いは無いと思うのですが、ボディとレンズ周辺の色合い、フラッシュの位置、マイクらしき部位が完全に一致する機種が見当たりません。これは何かを見落としているのか、或いは正確に作画されていないのかどちらなのでしょう。わたし、気になります!
 新しい登場人物が当たり前の様な顔をしていきなり画面に馴染んでいるので何があったのか目を疑いました。一瞬、一話見逃したのではと錯覚しそうになるほどです。ですがこの今回から登場した環が唯我独尊で非常に魅力的な人物ですね。一瞬で引き込まれ、あっと言う間に本作で最も好きな人物となりました。こういう上級生が強烈な個性を持つ作品で、後から登場した新入生が翻弄すると言うのも珍しくて面白い光景ですな。
 ようやっとアニメですみぺの声が理解る様になって来ました。うぇぶらじ@電撃文庫に出演していた頃から知っていたのに随分と時間を要したものです。
 妹が欲しいから部の伝統に則って通りすがりを捕獲すると言っていた紫音ですが、本当にそれを実行したと言うか願いが成就したのですな。


 弐拾日 水曜日

 近所にある駐車場に止まっていた車のデザインが格好良くて印象に残りました。ロゴを覚えておいて帰宅してから調べてみたらベントレーの車だそうです。無知なので初めて知ったのですが何でも高級車メーカーらしいですね。近くにはメルセデスを所有している家もありますし、やっぱ都会さおっがねぇどこだ。

 先月に続いて咲 阿知賀編の第十四話が配信されたので視聴しました。
 OPが態態 新曲になっているのですね。でも映像は十三話のEDで使われた映像の使い回しなのか見覚えのある場面が多くありました。十三話のOPはどうだったかしら。見た筈なのにもう覚えていません。
 灼の回想が始まった瞬間に声を上げて笑ってしまいました。灼は凄いセンスの私服なのですね。灼が部長の重みを感じていたと言うのは唐突な感が否めませんなぁ。そういう描写をこれまでに挟んで欲しかったです。でも見事に相手の読みの裏をかいた灼は格好良かったです。そしてそれ以上にその策を授けた晴絵が格好良いです。中盤までの醜態が何だったのかと思わせる活躍が続いていますね。灼を筆頭に阿知賀の後ろに晴絵が居ると言うのが燃えますわ。
 そして満を持しての穏乃出陣ですね。主人公としての華やかさに欠けていましたが、此処でそれまでの印象を覆す様な姿を見せてくれる事を期待したいです。
 言うだけの実力はあるのでしょうが淡の周囲を舐め切った態度は好きになれませんなぁ。心なしか照も御し切れていない様に見えます。初登場時は凄まじい威圧感の塊に見えた照でしたが、段段とその印象が薄れ親しみが持てる様になりました。
 前回に続き今回もとても面白かったです。テレビ放送時より明らかに密度が濃くなっている気がします。次回の配信はまた来月になるのでしょうか? 穏乃の出番と言う事もありましてとても楽しみです。

 ウル列を視聴す。
 今週からウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟が五週に分けて放送されるのですね。この映画は劇場まで見に行きましたし好きな映画なので嬉しいのですが、やっぱり分割放送ではなく一度に見たいですなぁ。この番組のコンセプトを否定してしまいますがこういう放送形態は好みではありません。
 劇場で見た時も思ったのですがウルトラ戦士の声を当時の変身前を演じた役者が担当するのが受け入れ難いですなぁ。馴染み深いウルトラ戦士の声はこの声ではありませんし、何より老けた姿には落胆を隠せません。
 凄く格好良くて一気に好きになったUキラーザウルスなのですが、その活躍はもう今回で終了なのですよねぇ。クライマックスではありきたりなCGに変化してしまい心から落胆しました。


 壱拾玖日 火曜日

 2012年の後半から嘗て無いデジカメブームが訪れている事は私の中でだけ有名ですが、それに伴い、保管していた昔のデジタルカメラを引っ張り出して来ました。ミノルタの『ディマージュV』です。ミノルタが初めて出したコンパクトデジカメでして、一般家庭に普及した時期に限定すればかなり初期に発売された機種に分類されるでしょう。見るのも久し振りでずっとカシオと勘違いしていたくらいでした。ミノルタのカメラを手にするのはこれが最初で最後となりそうです。恐らく今後は縁が無いでしょう。
 これはミオさんが自分で購入した訳ではなく――と言うか過去から現在に到るまで小生は自分でデジカメを購入した事はありません――、父が購入して使っていた物を譲り受けたものです。ただこのデジカメは記録媒体がスマートメディアなのですが、当時、スマートメディアのデータをパソコンに取り込める環境が無かったもので、物珍しさから何枚かは撮ったものの殆ど使う事はありませんでした。後に弟が父からオリンパスの『CAMEDIA C−200ZOOM』を宛がわれており、其方はUSB接続が出来たので羨ましく思ったものです。当サイトで初期に使用していた写真は弟からそれを借りて撮影したものでした。ディマージュはミオさんだから次は弟にと理屈は当然なのですがそれでも複雑に思ったものです。
 さてディマージュVですが手持ちのエネループを入れてみたところ無事に動作しました。試しにシャッターを押してみましたがちゃんと撮れます。十五年も前の機種なので当然ですが、最近のデジカメとは比較にならない性能ですな。液晶画面は小さい上に画質が悪いですし、シャッターを押した後の記録まで時間がかかります。それにこれは調子が悪いのか、ストロボを焚くと巧くシャッターが切れません。ただボディの形状は独創的で面白いです。調べてみたらレンズ部分を取り外し本体から話して撮影が出来るみたいなのですが、それに必要な接続ケーブルが残っていませんでした。別に残っていたところでそれを活用して撮影する訳ではありませんから支障は無いのですが、一番の売りが使えないみたいでちょっと悔しいです(苦笑)。尤もこの機能も、ストロボがボディ本体にあるのでレンズの向きを変えると関係無い方向に発光すると言う欠陥があるので実用性には疑問が残りますが(この時代の機種に実用性を言っても詮無いのですが)。何でも後継機の『ディマージュEX1500ズーム』はレンズ交換が出来たみたいでこの機能が発展したと言うか形になった感がありますね。後の機種に受け継がれていないのを見ると結果は芳しくなかったのでしょうが。
 前述した様にこれを譲り受けた時はスマートメディアの取り込み環境が無かったのですが、現在 使っているパソコンのInspiron580にはカードリーダーが内蔵されており、スマートメディアにも対応しています。実はそれがこのデジカメを出して来た理由の一つでした。それで早速 読み込もうとメディアを挿入するのですが、カードリーダーのアクセスランプは点灯するものの認識されていないのかデータは読めません。心を躍らせ胸を高鳴らせていたのでこの結果には少なからず落ち込みました。このカードリーダーはSDカード以外には一度も使った事が無かったのですが壊れているのでしょうか。一度も使わない内に壊れているのが理不尽ですが、逆に使わなかったからこそ壊れてしまったのかも知れませんね。でもこれだけ多くのメディアを常用する人は少ないでしょうから、そんな事で壊れられても困ります。
 何が何でもデータを読み込んで取り込みたいのであれば外付けのカードリーダーを買えば済む問題なのですが、それほど高くないとは言え態態お金を出してまで取り込みたいかと言うと微妙です。他の使う理由もありませんし金額の大小に関わり無くこれだけの為に導入するのは憚れますなぁ。それでも調べてはみたのですが、スマートメディアに対応している製品の数が少ないのですね。
 昔のデジカメを眺めつつどうしたものかと煩悶する今日この頃です。


 壱拾捌日 月曜日

♪ 虹が架かった空を見て 人は誰も微笑むけど 横殴りの雨には けげんな顔する その雨の中で 生まれようとする虹に 気づかず しっかりと傘を握る

 金曜に行けなんだラーメン屋に行きまして念願の味噌ラーメンを啜りました。しかし別にそれほど美味しくありませんでした。味噌ラーメンと言うともっと味が濃いのを想像していましたがあっさりしています。考えたらこの店には何度も来ていますが、味噌ラーメンを註文したのは初めてかも知れません。
 無性に支那竹が食べたかったのでトッピングに付けました。それも通常の三倍です。もう丼の上に山盛りになっている支那竹を期待してワクワクしていたのですがいざ出て来たのは意外に少量で落胆させられました。もう延延と支那竹だけを食べ続けたい気分です。ラーメンの具ではあの叉焼を抜いて支那竹が一番好きですわ。幼少時は叉焼の方が好きでしたが今は叉焼への執着がその頃に比べたら薄くなったものです。そしてその当時から好きだった支那竹が繰り上げ当選しました。

○週刊少年ジャンプ 2013年 12号
読切 こっくり屋あい!
 現実のジャンプにハンターハンターは載っていないのに! 漫画の世界では載っているなんて理不尽ッ!
こちら葛飾区亀有公園前派出所 スーパーカーライフの巻
 マッドマックGTSについて検索しても出て来ませんでした。架空の車種なのでしょうか? もしもそうならちょっと架空の車種と言うのが分かり辛いです。
めだかボックス 第182箱『言葉は届く』
 善吉が最初に聞こえたのが高貴ちゃんの声だったのが嬉しいです。幻影とは言え凄く久し振りとなる高貴ちゃんの登場ですね。本人が登場した訳ではない部分は素直に喜べませんが、それでも高貴ちゃんの姿を目にして嬉しくなってしまいます。高貴ちゃんは何度見ても素敵テキサスです。


 壱拾漆日 日曜日

 黒うさぎ。
田村「失うまで、理解らない事ってあるよね」
 これは本来は失わないのが普通の事ですがね。
 読まれたメールによって丁度『片方だけのイヤリング』を聴いてみたいと思っていたので流してくれて嬉しかったです。どんな曲なのかと期待していましたが実際に良い曲でした。俺修羅EDのB面曲と言う事でもしもそのCDを買っていたらB面曲の方が好きになる法則が間違い無く発動していたでしょう。素直にこれだけ欲しいと思えるほど気に入ったので、俺修羅のEDを買ってこの曲に出会っていたかったと思わされました。

○みなみけ ただいま 第7話 『残暑お見舞い申し上げます』
 何で恐怖の掃除機のキャストが保坂と速水なのですか(笑)。
 よもや夏奈が食べたアイスと知らずに当たり棒を遠慮した藤岡ですが、もしもそれを知って欲しがられると大変に宜しくない事になるので皆にとって幸いな形となりました。
 回転寿司で四百円や五百円は高いですね。そういった高級点に縁遠いのでそんな値段の回転寿司を目にした事も食べた経験にも恵まれません。お寿司が食べたくなって来ますなぁ。特に今は帆立が食べたい気分です。
 わらしべ長者方式で大トロまで上り詰めた夏奈が凄いです。相手の合意を得ていますし一番 賢いですな。
 従兄から奢って貰うのに碌に感謝の心も示さずルールを破る千秋は最低ですね。普通に嫌悪感が湧きました。これがタケルが自ら奢るから何でも好きな物を食べて良いと言ったのなら別ですが、奢らせる様に仕向けてしかも自分の友達まで呼んでこれですからね。
 一人だけお寿司を食べ損ねて素直に落ち込む春香が微笑ましいです。年齢相応と言うか素の性格が出ていますな。予定外の出費があり懐が苦しいながら、そんな春香に快く奢れるタケルは格好良い大人ですな。タケルは周囲から不当に低く見られている気がしますわ。

○獣電戦隊キョウリュウジャー ブレイブ1 『でたァーッ! まっかなキング』
 おぉ、敵組織の雰囲気は良さそうですな。幹部が一人でゆっくり歩いているだけで不気味さが出ています。
 爆竜ティラノサウルスを見た時は興奮した、守護獣ティラノザウルスは今見ても格好良い、しかし獣電竜ガブティラは格好悪いですなぁ。頭でっかちで寸詰まりの体型がお間抜けです。
 おぉ、メカや敵の名前を紹介するテロップが復活しました! ボウケンジャーからずっと消えていて怪人の名前が分かり辛くて困っていたのですがやっと復活しました。何で無くしていたのか不思議でなりませんわ。
 序でにOPにも歌詞がテロップで表示されましたが、これは戦隊ではないのが定番なのでちょっと煩い感じがしますなぁ。
 冒頭ではとても良い雰囲気だと思った敵組織なのですが、幹部が一堂に介して印象が悪い方に変化しました。百面神官カオスは名前、デザイン、醸し出す雰囲気の全てが素敵なのですが、他の幹部が変に明るくてそぐわないです。哀しみの戦騎アイガロンの泣き顔に見えるデザインは秀逸なのに漫画みたいな涙を流していて台無しですよ。
 あれ? 幹部の名前はテロップが表示されたのに怪人はそれが無いのですか? 寧ろ一度覚えればそれで済む幹部よりも、毎回新しく登場する怪人の方がこのテロップが重要なのですがこれはどう言う事でしょうか。これは単なるミスで次回から怪人の名前もテロップが表示されると思いたいです(ぇー
 久し振りに紅一点の五人戦隊で男性イエローが見られると思ったのに何とイエローが不在ではありませんか! 初期メンバーにはブラックとグリーンは同時に存在しないのが暗黙の了解だったのに、それを崩してまで男性イエローを避ける何か理由でもあると言うのですか。もうマジイエローを最後に何年も見ていないので男性イエローを出して欲しいです。
 OP映像で見て期待していたのに名乗りの背後に爆発は無いのですね。あれがあると迫力が段違いなので残念です。
 初回なのにいきなり怪人への止めがレッドの単体攻撃なのですか。偶にはそういう時があっても良いのですが、戦隊なのですから基本は五人全員で斃して欲しいです。
 またレッドが無鉄砲で短慮だったら嫌だったのですが、そんなに悪い印象ではありません。おっさんのブルーや自分勝手で軽いブラックが格好悪いので相対的にレッドが一番まともで格好良いです。グリーンはクールですが落ち着いた善人のようですし、ピンクはキョウリュウジャーが仲間同士で正体を隠すと言うのを否定的にしていましたから、この二人も悪くないですね。

○仮面ライダーウィザード 第23話 『決戦』
 リザードマンがゲートを騙した時もそうでしたが、晴人は一人で悩み落ち込んでいる時の演技が巧いですね。
 攻介は普段は身勝手な言動が目立ちますが、ここぞと言うところでは仲間を大切に思う面を見せてくれますよね。普段の行動だって与えられている環境を思えば致し方ありませんし、根っから性格が悪い訳ではありません。
 前回も今回もフレイムドラゴンスタイルで使っているドラゴタイムですが、これは他のスタイルからでも始められるのでしょうか? 何となくギミックの都合上でフレイムからしか始められない様にも見えます。
 不死の躰を持つ故に太陽で永遠に死と再生を繰り返すのはこれ以上無いほど地獄の苦痛ですよね。そんな非情な策を実行する重みをもう少し出して欲しかったですなぁ。凛子の想いを踏み躙られたからこそ心に渦巻く静かな怒りがそうさせたと言う表現が欲しかったです。
 晴人の決意と合わせて凛子も意志を固めたのが良いですね。この二人の組み合わせが好きなので、凛子には魔法使いではない人間としてこれまで以上に頑張る姿を見せて欲しいです。

 プリキュア。
 ベールの声優が田中姓ではなかったのが本気で残念です。イーラ、マーモと田中が続いたので全員田中縛りにして欲しかったですなぁ。
 六花は性格も魅力がありますしとても良いマナの友達ですな。しかし哀しいかな、こういう最初からの友達は他の仲間が登場するにつれ霞がちになる傾向があります。ビビオペのあおいとか顕著なので六花がそうなってしまわないか心配ですなぁ。差し当たり最大のライバルはキュアソードでしょう。


 壱拾陸日 土曜日

 先日も少し述べましたが、アニメ『ラブライブ!』が凄く面白くて夢中になって見ています。こういうアイドルを題材にしたアニメが散見されますが、その中では圧倒的に気に入りって高評価となりました。流石はサンライズですね。かつお出汁香るシンプルなお粥を美味そうに描くのは至難の業で苦手なサンライズですが、かつお出汁香るシンプルなお粥が出ないアニメならお手の物ですね(ぉ
 面白いと思った要素は幾つかありますが先ずはストーリーが良いですね。学校の廃校を防ぐ為にスクールアイドルを目指し頑張りながら徐徐に仲間を増やしていく、オーソドックスですがその基本の質が高くて面白いのです。また人物が魅力的なのも見逃せません。主要登場人物が全員違った持ち味を持ち魅力的に描写されています。よくもこれだけ全員を魅力的に出来たと感嘆させられますし、主人公の穂乃果が明るく楽天的ではありますが何も考えていない勢いだけの莫迦ではないのが非常に好印象でした。得てしてこの手の主人公は莫迦になりがちなのですが、穂乃果は大事な一線を踏み越えていません。好きなアニメを賞賛する為に他の作品を引き合いに出して批判するのは趣味が悪く褒められた行為ではないのですが、ビビオペのあかねを見ていると主人公が持つ魅力の差をひしひしと感じますわ(正確にはどちらがより好みだったかと言うだけで、客観的な魅力と断じては問題があるかも知れませんが)。
 まさかこれほど好きになるとは全く予想だにしていない作品でした。どんな伏兵が隠れていて、何が自らの琴線に触れるか分からないものです。悔しいのはみなみけと同じ理由で三話の録画が出来なかった事ですね。しかもその三話が序盤ではかなり大きな見せ場となる話だったのが余計に辛いです。みなみけ以上に再放送の可能性が絶望的な気がしますがどうなのでしょうか。

 ちはやふるを視聴致しました。
 今回は一人だけ醜態を晒し本人も強く悔いていましたが、太一から確実に白星を取れると見做されていたり、札分けの問題に気付いたり、優征が実力者であると描写されているのが嬉しいです。太一もA級に見合った実力がありますが、優征は正真正銘にして瑞沢高校の男子部員では唯一のA級ですからね。
 ヒョロが勝手に相手と真っ向からぶつかるオーダーにしたばかりか大きな口を叩いた当人が最初に負けているのですから、那由太ではなくても怒りたくなりますな(笑)。
 初回から思っていますがやっぱりこの作品は面白いですね。しっかりしたストーリー仕立てで毎週 強く引き込まれ、終わってしまうのが名残惜しく次の放送が待ち遠しくなります。単純に好きなのはラブライブやGJ部に及びませんが面白さでは引けを取りません。土曜はジョジョ、ちはや、絶ペストと面白いアニメが盛り沢山で嬉しい限りですわ。


 壱拾伍日 金曜日

 夕餉に味噌ラーメンが食べたい気分だったのですが、お目当てのラーメン店が休みだったので別のラーメン店に行きました。
 此方は過去に二度だけ行った事があるのですが、近年の絢爛豪華で庶民食とは掛け離れた高級ラーメンとは趣を異にする、ラーメンと言うより中華そばと言った風情が漂う昔ながらのラーメン店です。最初に食べた時はその素朴な味わいに甚く感動し、興奮して直ぐに行った二度目では感激は薄れてこんなものかと言う印象でした。爾来、足が離れて久しかったのです。
 ラーメンを註文し、啜る。派手さは無い。これほどストレートに醤油の味を強調したスープは現在では新鮮であろう。胸に沁みる味。だが、数多くのラーメンが鎬を削り合う今の時代、選ばれる事は無いだろう。
 意外だったのが鳴門巻きが入っていない事でした。具は叉焼、支那竹、海苔、菠薐草です。昨今の贅を尽くしたラーメンから鳴門巻きが姿を消していたのには気付いていましたし好きではないので構わなかったのですが、こういう昔ながらのラーメンには残っているだろうと思っていたので少少 驚きました。叉焼も薄いのが二枚とかではなく塊が一つです。鳴門巻きが食べたいとは微塵も思いませんが、いや微塵も思わないは極端なので微塵だけ思いますが、煮玉子や鳴門巻を欠くと彩りが寂しいですね。

 はがないを視聴しました。
 副音声に切り替えたらオーディオコメンタリーになっていて驚愕させられました。しかも更に驚くべき事は担当が一人だけなのです。たった一人のオーディオコメンタリーとは斬新ですな。間が持たず無理にネタを出そうとする姿が痛痛しいです。そして喋っている内容がもっと痛痛しいです(ぉ よりによってどうしてこの人に、しかも一人でやらせたのでしょう。可哀相です。それにしてももしかしてささがばもオーディオコメンタリーがあったのでしょうか? ロボノを録画に回してささがばは生で見れば良かったと後悔します。ひだまり神姫でも同様の試みがありましたし、この枠は唐突にオーディオコメンタリーを実施するのですね。放送でオーディオコメンタリーは珍しいながら楽しいので歓迎しますが、何の予告も無いのが困り物ですなぁ。
星奈「夜空が私の事、そんなに分かっててくれたなんて。やだ、ちょっと嬉しいかも」
 純粋に喜んでいる姿が切ないです。本当に夜空が大好きで、そして心が綺麗なのですよね。それと対比してげらげら笑って喜んでいる夜空の醜さが際立ちますよ。此処までメインヒロインを徹底して性悪に描く作品も珍しいですなぁ。その意図を理解するのが困難です。もしもこれまでの全てが壮大な前振りで、真のメインヒロインは星奈で夜空はその引き立て役と言う展開にしたら凄い事をするとこの作品を見直します。
星奈「昨日は折角、ちょっと嬉しかったのに・・・」
 何よりも喜んで、そして何よりも怒っているのがこの事だからですね。あれだけ酷い事をされたのに気にしているのは此方なのですよ。小鷹と結ばれる為の小細工として部活動を始めた夜空と違い、星奈は最初から同性の友達を心から欲しがっていましたからね。二人の違いが際立ちますわ。
オーディオコメンタリー「何で星奈このポーズしちゃったんでしょうね」
 この一言に笑いました。


 壱拾肆日 木曜日

 GJ部を視聴す。
綺羅々「キョロ、居ないの?」
 この台詞の言い方と表情が凄く良いですなぁ。このアニメは本当に台詞の表現が凝っていると思わされます。
綺羅々「う〜ん、居るよ。綺羅々も、居るよ。妹、居るよ」
 いきなり何を言い出したのかと思いました。他の人には見えないだけでキョロが居るとかそういう意味かと焦りましたわ。ところで今更ですが綺羅々が片言なのは、外人なので日本語が堪能ではないと言う事なのでしょうか? 余りにも人間離れしていて摩訶不思議です。
真央「リアル妹って言うのはな・・・歳を取るものなんだぞ!」
 それを実の妹を前にして言いますか(笑)。
真央「可愛いのはほんの一瞬なのだ! 理解っているのか? あいつらは、気付いたら、直ぐに背丈を追い越してるんだ!」
恵「未だ聖羅はお姉ちゃんと同じくらいじゃないですか」
 聖羅“は”なのですよね。でっかい方の妹は既に追い抜かしているのですよね。
霞「あー、驚いた〜」
 実の兄が見知らぬ他人からお兄ちゃんと呼ばれていたらそれは驚きますよね。
 最初は手櫛からとかキョロが他人のブラッシングに慣れていて気持ち悪いです。
 最初に変な頼みをした所為で、キョロに会ったらメイドたる者ふわりと回らないといけない良からぬ印象を持たれてしまっていますね。
 次回予告で何よりも気になったのがデジカメであったのは言うまでもありません(何)。小さいので正確な判別が難しいのですが、ルミックスかサイバーショットでしょうか? 次回の本編でもっと大きく画面に出る事を期待します。

 しろカフェを見ました。
 パンダ君は常勤パンダを慕っていたのですねぇ。常勤パンダの転勤に落ち込んだり、不在の穴を埋めようと頑張っている姿を見ていると胸が痛みます。
ペンギン「週に七日間働いているので驚いてるけど、毎日働くのって普通だよね?」
 動物園に行って『週二日の勤務なので今日はお休みです』とか書かれていたら哀しいですが、しかし週に七日勤務が普通と言われると頷きたくありません。
男「何か、寝てばっかで動かねぇな。何だよあのパンダ」
 意外とそんなものです。昨年の十二月に云年振りに動物園に行きましたが、ジャイアントパンダはずっと寝ていましたよ。その時は帰る前にもう一度見に行ったら起きていて動く姿を見られましたが、場合によっては寝ている姿しか見られない可能性も充分にあったでしょう。
ペンギン「パンダ君の・・・親友だよ!」
 え・・・?
 常勤パンダとの別離を丹念に描いたとても良い話でした。本作の新しい切り口を見た思いです。こんな側面もあったのですね。


 壱拾参日 水曜日

 アニメ『新世界より』の第十八話を視聴して、登場人物の日野光風にとても魅力を感じて一気に好きになりました。第十七話で初登場した時点では不適な佇まいに強者の余裕を感じたものの、飛び抜けて好きになるほどではありませんでしたが今ではこのアニメで群を抜いて大好きな人物です。それなのでその十八話の内に死んでしまった事が残念でなりません。その一話の間で魅力を感じ始めたと思ったらあっと言う間に死んでしまい、此方が対応する間も無く風が吹き抜けて行った様な感じがします。あの一見するとおどけている様な態度と確かな実力に裏打ちされた自身が合わさったとても素敵な人物でした。同じく凄腕の呪力使いとされる肆星と息の合った連携は見事で、もっとそうした姿が見たいと思わされます。光風の死に際して肆星が自らの油断を詫びていましたが、詫びるよりそんな事態にならない様にして欲しかったと痛切に感じました。
 さて『新世界より』のアニメはとても面白く毎回の放送が楽しみなのですが、しかしながらお世辞にも高評価を与えられる出来ではありません。アニメでは説明や描写が不足している事が明明白白で、アニメを見ただけでは理解が追い着くには程遠いのです。原作を読んで初めて知る事柄が驚くほど多く、そうして初めて十全な理解と納得を得られます。アニメが原作の全てを表現出来ないのは決して珍しい訳ではありませんが、これほど極端なのは例が少ないですし歓迎すべき自体ではないでしょう。
 その様な理由から小生はアニメを見た後、放送された内容の分を原作で読んで確認するのが日課となっています。しかもアニメで光風を好きになったのでその活躍を原作で拝むのがこれまでに無く楽しみになっていました。そして実際に読んだ感想としては、期待に違わず素晴らしいものだったのです。他の描写がそうである様に光風に関してもアニメでは大幅に省略されていました。毒ガスを防ぐ為に風を操作したのが然程 凄い技であると思えなかったのですが、原作での説明を読むと如何に凄い芸当であったのかが理解ります(尤も原作では光風と肆星のどちらが行ったのか明言されていませんでしたが。アニメでは二人が同時に実行しています)。また大量の生きているバケネズミを操って自在に動かすと言うのも人間離れした超絶技巧です。アニメではこの数が多くありませんでしたし時間も短く矢張り凄さが伝わりません。実は原作で動きのパターンが数種類のみなのですがこう綻びを見せる事で逆説的に生きた生物を操る凄さが表現されていると言えるでしょう。そして何よりも注視すべきは、凶弾に斃れ今にも息絶えようとしている光風を肆星が抱き起こし言葉をかけているのです。アニメでは立ったまま地に伏している光風を見下ろしているだけだったので大きく印象を異にします。光風が肆星を「鏑木(かぶ)ちゃん」と親しげに呼んでいた事や駆け寄ろうとする早季達を遮って最期の一瞬を二人きりで過ごした事から、光風と肆星が瞬と覚や早季と真理亜の様な関係だったのではと自然と想像してしまいます。アニメでも微かにそんな風には思いましたが原作ではその気持ちが加速して・・・ブハァッ!(鼻血) ふぅ、ふぅ・・・た、堪りません・・・!(ボタボタ)
 改めて光風の死亡を残念に思うのでした。番外編とかで光風と肆星が若かりし頃の物語とか書いてくれないものでしょうか。そんな希望を胸に抱きつつ光風の良さを沁沁と思い出す今日この頃です。


 壱拾弐日 火曜日

 自分の中でだけ恒例になっている、今季から始まったアニメの主題歌について感想を書くコーナーです。聞き返してみると良いと思える曲は多いのですがCDが欲しくなる曲が不思議なほどありませんなぁ。今のところCDの購入予定がありません。金銭的負担を考えれば歓迎出来るのですが寂しいですな。
八犬伝‐東方八犬異聞‐:OPは直ぐに飛蘭と理解る様な曲ですね。ただ過去の曲に比して飛蘭の癖の強さが薄く入り易い感じはします。
ラブライブ!:OPの曲はそれほど良いとも思わないのですが映像と合わさると魅力が増します。それも単にダンスシーンが良いと言うだけではなく、穂乃果が喇叭を吹き鳴らして鳩が羽搏く場面とか挿入される他の映像も素晴らしく、単にダンスを垂れ流しているのだけではないちゃんとしたアニメのOP映像に仕上がっていました。CDを買うか迷っていて一度はレコード店に探しに行きました(売っていなかったので買いませんでしたが)。映像を含めて気に入りましたが実はCDを買いたいほどではありません。それならどうしてCD購入を検討したかと言えば、アニメが凄く面白いからです! GJ部と並んで今期の新番組で大好きな作品ですし、毎週の放送が楽しみでならないほど面白いです。それだけ面白くて好きなアニメだからこそ主題歌CDを買いたいと思いました。
D.C.V〜ダ・カーポV〜:映像での奇妙な踊りが目立ちますが、曲もこの手の作品らしい曲で好みかどうかは別として悪くはありません。
琴浦さん:サビの「そんなにコシコシしちゃ駄目よ」が印象的なOPですが、個人的に注目するのはその後の「ハートの匂いがついちゃうわ」です。この歌詞から漂う噎せ返る様な色気と言うか艶が堪りません。
AMNESIA:原作がゲームのアニメは数あれど、これほどゲームをそのままアニメに仕立てた作品は類を見ないのではないかと思わされる斬新な作品です。ゲームではチュートリアルキャラと思われる台詞がアニメでもそのままですからね。本編はそんな風に独特ですが、OPもEDも雰囲気があって良い曲ですね。CDを買いたいとまでは思いませんが好みです。
GJ部:ラブライブと並んでかなり好きなアニメではありますが主題歌は及びません。ただ頭に残ると言う意味では強い印象を持ちますね。「2軍のファンタジスタであ〜る」が「ファンタジスタやー!」に聞こえていたのは内緒です(ぉ EDは複数あるみたいで未だその全ては流れていませんが、これまでに流れた三曲では紫音の曲が好きです。
ささみさん@がんばらない:これもZAQと分かり易い曲ですな。ZAQの曲は全体的に良いと思える程度に好みでした。
まおゆう魔王勇者:新居昭乃と言うだけで無条件に大きな価値があります。
問題児たちが異世界から来るそうですよ?:微妙に現在の時流に乗り切れていない感じのアニメですが、その一歩遅れたドン臭い感じが却って好きになれる作品です。OPはまんまこれゾンの主題歌を思わせますね。サビが格好良いです。
ビビッドレッド・オペレーション:爽快感のあるOPなのですが胸に来るにはもう一歩足りませんなぁ。


 壱拾壱日 月曜日

 小説版アギトの感想を書く時に含めるつもりが忘れていた事が一つありました。それを思い出したので今から書きます。
 もしもミオさんが記憶喪失になったら、当サイトの日記を最初から最後まで、隅から隅まで読んでみれば、多少は以前のミオさんがどんな人物だったのか形に出来、多少は記憶を取り戻す助けになるでしょうか。どちらかと言えば統一性の無い混沌とした内容に混乱しそうな気がします。何せ一つの段落で一人称が変わる事すら珍しくありませんからね(ぉ 現実に時と場合と状況とTPO(最後のだけで充分です)によって一人称を替えるのは珍しくないと言うか、ある種 当たり前と言えるでしょう。去迚これだけ短期間でまさに喋りながら一人称がコロコロと変化していくのは不自然極まりありません。
 でも例え混乱に拍車をかける結果に繋がるのだとしても、記憶を喪失した時には自分の想いを書き連ね綴った、言わば自らの一部を分けたと言えるこのサイトを読みたいものです。何かしら感じるものがあるのではと夢想してしまうのです。だからもしも全ての記憶を忘れたらこのサイトを見ると言う事を覚えておく事にします(←だからそれも含めて忘れるんだってば)。

 喫茶黒うさぎ第277回を聞きました。
 あたしはローソンのポイントを三千円分くらい貯めています。えへん(じまぁん)。
田村「ううん、(ポイントを)使わない、貯めとく」
 私もです。ローソンに限らずポイントは貯めてどんどん数値が増えて行くのが楽しいのです。一度も使った事が無いとは言いませんが殆ど使っていません。使うなんて問題外で言語道断です。
 ポイントは支払いに使えるだけではなく景品との引き換えサービスなんてものがあったのですか。恥ずかしながらこのラジオで聞くまで全く知りませんでした。あたしの見識が不足していたのは認めますが、提供側もそのサービスの主張が足りていないのではありませんか。ローソンに足繁く通っていますが前面に出しているのを一度も見た事がありません。


 壱拾日 日曜日

○みなみけ ただいま 第6話 『隠し切れない日焼けと乙女心』
 季節感を著しく欠いた話ですな。現実では真冬ですよ!
 千秋は随分とマコちゃんを慕っているのですね。同じ人間でも性別が変わるだけでこれほど違うものなのでしょうか。
 マコトの日焼け後は他人に見られたら洒落になりませんな(笑)。あらぬ誤解を受けそうですが考えたら誤解でも何でもありませんでした(ぉ
マコト「シュウイチ達とプールに行けなくなったし、風呂上りに裸でうろつけなくなったし」
 久し振りにプレーンヨーグルトの名前を聞きました。登場したのは初期だけでその後はとんと姿を見かけませんな。
 マコちゃんに拒絶されて千秋が本気で落ち込んでいますね。彼女が春香以外にこれだけ好意的な感情を示すのは珍しいですな。

○特命戦隊ゴーバスターズ Final Mission 『永遠のキズナ』
 全員に改めて覚悟を問いかけるマサトが最高に熱くて格好良いです。
 グレートゴーバスターオーには基地でしか合体出来ない、と言うのは無粋なのでしょうね。最後にバスターエース単独の出番があったのは予想の範疇でしたが、同時に最終回くらいはゴーバスターキングに合体して欲しかったですなぁ。
 マサトが犠牲になるのを樹液が受け入れたり、消滅した瞬間に黒木が何かを感じ取る描写が良いですね。
 終盤の熱さと盛り上がりが最高で、それが最終回までちゃんと持続し見事に結実しました。心の底から凄く面白かったです。こんなに面白い戦隊にそうは出会えませんよ。少なくとも今後数年はこれほど好きになれる戦隊は出て来ないでしょうなぁ。本当にゴーバスターズは最高に面白くて大好きな戦隊作品となりました。

○仮面ライダーウィザード 第22話 『不死鳥の暴走』
晴人「お前何壊してんだよおい!」
 晴人の本音が出ている良い台詞ですね(笑)。折角 手に入れた新しい装備を壊されては堪りませんな。


 玖日 土曜日

○週刊少年ジャンプ 2013年 11号
ONE PIECE 第698話 “ドフラミンゴ現る”
 G5が自分達を纏められるのはスモーカー中将しか居ないと言っていますが、G5の魅力がこれまで全くありませんでしたしスモーカー中将がそれを巧く率いていると言うのも表現されていませんでした。好きな人物が厚遇されている場面なのにそれが下手で喜べない複雑な気持ちです。
めだかボックス 第181箱「私達は負けたんだよ」
 言彦の格が滝から落ちる鯉の様な勢い(どんな例えだ)で下がっていきます。とても好きな人物だったのでこの流れには失望しました。ところで然も言彦の魂の様なものが半袖に憑依した様に表現されていますが、これはそうではなく飽く迄も半袖が言彦の思考も含めて完全にシミュレートして完璧に演じているのですよね?
言彦「・・・その生きてるだけの奴がなぜ儂の邪魔をする! 貴様! 貴様一体何が狙いだ!?」
生煮「受け狙い。」
 これ以上無いほど単純にして明快な答えにこの上ないほど心から納得しました。これまでの全てに説明が付きます。

 『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』を読みました。
 主要人物をイラスト共に紹介している紙が挟まっていたのですが、このイラストの青野大和は幼くて違和感があると言うか本文との乖離を感じます。抑抑 大学生と言うには心情描写が妙に爺むさいと言うか達観していますなぁ。
 切間美星は「もう着いたんですか。猛追します」とかちょくちょく変なギャグを挟むのが良いですね。他のどんな要素よりもこの点に最も好感を抱きました。
 楽しく面白く読んでいたのですが胡内波和が登場し美星の過去が明かされたところで、暗い展開になってしまうのかと少少 気が滅入りました。それでもその時点では最後には幸せな結末が訪れると希望を抱いていたのですが、大和がロックオン・カフェのバリスタで味を盗もうと告白したところで本格的に風が変わります。それまでの純朴そうな印象と繋がらず混乱し、大和と美星の心地良い距離感が偽りであった事に途惑いました。美星を救うと言う大和の真意が明かされても最終的に虎谷真実と復縁すると言うのに釈然とせず後味の悪い結末だと心象は悪化する一方です。この時点で本書に対する小生の評価が定まりかけたのですが、最後の最後に結局は大和と真実が破局した事と、美星が大和の真意を見抜いていた事が明らかとなり、そして大和と真実の心地良い関係が復活した事で救われました。今になって冷静に考えればこう終わるのが自然と思えますが、読んでいる最中は本気で不満足な終わり方だと思い込んだものです。これで安心してこの言葉が言えます、「面白かった」と。
 本書を読んだ感想を一言で表せば、珈琲が飲みたくなる。これですね(ぉ


 捌日 金曜日

 ささがばを見ました。
 かがみでもとか予行とか言ってしまう鎖々美も鎖々美ですが、心の底から嫌そうな反応をするかがみも酷いですね(笑)。でも友達なら寝るのを邪魔しないでと言われて「友達だもんね!」と笑顔で見守ったり、その後も何かにつけ友達らしい行動をする鎖々美の健気な姿が切ないです。
 これは良い話ですね。かがみが鎖々美を突き放す様な態度を取った真意が明かされて感動でした。でもかがみも鎖々美と友達になれて嬉しかったのだと理解ると、最初に鎖々美に予行だと言われた気持ちを慮ると複雑ですね。友達になりたいと言われたのに直後に予行だと言われては糠喜びでしょう。尤も鎖々美も本気で言った訳ではなく、素直になれないからの照れ隠しで悪意があった訳ではないのでしょうが。
 今回は面白くて良い話だったのですが、初回を見た頃はこのアニメがこういう話になるとは想像もつきませんでしたなぁ。鎖々美がこんな性格だとも思いませんでしたし、況や鎖々美とかがみが友達になるのもです。

 『小説 仮面ライダーファイズ』を読みました。本書は過去に出版された『異形の花々』に加筆したものですが、其方を読んだ事が無いので完全な初見となります。以下はネタバレ回避の為に宛らオルフェノクが崩れる灰を思わせる様な真っ白にしています。
 登場人物の情動と言うか、強い気持ちが複雑に絡み合っている作品でした。個個の人物が自分だけの強烈な情念を持っていてそれが読む側に突き刺さります。
 改めて『ファイズ』と言う作品を見て思ったのは、直也が凄く魅力的な人物だったと言う事です。何者にも捉われず、人間とかオルフェノクとか関係無く自分を貫き通し、それでいて悪人ではない、そんなところがとても印象的でした。勇治が言う様に直也こそ人間とオルフェノクの垣根を越えた存在でしょう。小説独自の描写としては巧に自分の夢であったギターを託そうとする姿が良かったです。
 勇介は啓太郎から血を、勇治から名を、巧からファイズを受け継いだ感じがしますね。三人の男から想いを継いだ新世代です。
 加筆部分である五年後ですが、『闇を切り裂き光をもたらす』と言う表現が使われたり、最後に巧と真理が二人で歩いていくので劇場版を彷彿とさせますね。しかし勇介が必死で戦っていたのに二人だけで去っていくのは少し酷くありませんか。


 漆日 木曜日

 ギョーカイ時事放談第235回の生放送を聞きました。
 AVアンプを買ったと言うメールが多く届いていますが羨ましい限りですなぁ。AVアンプを据えて多数のスピーカーを設置したホームシアター環境には憧憬の念を抱きます。でもAVアンプで音楽を聴くのだけは賛成出来ません。ちゃんとオーディオ専用のアンプで聴きたいです。
 次回のイベントチケットの発売日が二十四日日曜日の正午と発表されました。これまで通り土曜の方が良かったのですが前日の二十三日は禁書の映画が公開される日だったのですな。実はあたしも前売り券を既に入手しており観賞予定でしたから、この日の発売だったら困るところでした。なので前日の発売よりは歓迎なのですが、それなら前週とか翌週の土曜が良かったと言うのが本音です。

 しろカフェを視聴す。
 シロクマの駄洒落が低レベルだと常常 思っていた訳ですが、周囲はもっと悲惨でした。

 『小説 仮面ライダーアギト』を読破しました。ネタバレ回避の為に宛ら翔一の記憶を思わせる様な真っ白にしています。
 小説と言う媒体ではありますが久方振りに翔一が見られて嬉しくなりました。翔一の明るい性格は見ていて和やかな気持ちになりますね。
 「アレ?ソレ?コレ?カレ?」は小説よりも映像で見たらもっと笑えるなりそうだなぁ、と思いました。文章でもつまらなくはありませんが是非とも影像で見たかった場面です。
 最初lは本編を準えていたので『カブト』の様にストーリーはそのままに小説化したのかと思いましたが、読み進めて行くにつれ差異が見られました。本編の要点を抽出し、一冊に纏まる様に再構成したのですね。真魚を中心に据えて翔一、誠、涼の三者を旨く絡ませる構成がとても面白いです。本編で印象的な場面や台詞をちゃんと落とし込んでいるのが見事です。アギトとギルスの対立に真魚を原因に持って来たのには成程と思わされました。総じて評価の高い一冊です。
 物語の再構成に伴いアギトの設定が、過ぎた力を持つ人間――超能力者――を狩るロード怪人と同種の存在へと変更されたのですが、これには若干の不満と言うか疑問が無いでもありません。アギトの存在が原作とは対極に位置しているのですよね。超能力を得た人間の到達地点がアギトであると言うのが肝だったので、この変更は評価が分かれるのではないでしょうか。また特に言及されませんでしたが、この小説に於けるギルスはどういう存在となっているのでしょうか? この疑問だけが読後も残ります。疑問と言えば津上翔一と言う名前は本書では病院で便宜的に付けられた名前と言う以上の意味が無いのですね。記憶喪失だからと言ってこんな風に勝手に名前を付けられる事があるのでしょうか。


 陸日 水曜日

 頭に浮かんだこの日記に書くネタを忘れない為にテキストファイルを用意してあり、偶にちょっとした覚書の感覚でそのファイルにメモを残しています。
 何気無くそのファイルに目を通していたら『好きか嫌いかで言えば好きですが面白いかつまらないかで言えばつまらない、“面白いかつまらないで言えばつまらないけれど好きか嫌いかで言えば好き”ではない』と言う記述が目に入り、そしてこれが何の為に残していたのか思い出せない事実に直面しました。恐らくは何らかの作品に関する感想の一部なのでしょうが、自分で書いておいてこれが何の感想のつもりだったのかさっぱりピーマンです。
 実はこういうことは初めてではありません。メモを残す時に一言だけではなく詳細も附記しておけば済む話なのですが、その時は直ぐに使うつもりでしたし一目で思い出せると思っていたのですよ。またそれとは別に、メモに残していたのに肝心の使うべき時に存在を失念しており、使用する機会を逸して消すに消せないパターンもあります。これから世に出る事は無いであろうに形に残さず消してしまうのが惜しいのです。こうして無駄なテキストがHDDの肥やしとなる訳で難儀な話です。

 『犬はどこだ?』読了。
 半田平吉が役不足の誤用を指摘したのが最初は意外だったのですが、よく考えたら誤用を誤用と指摘するくらいは別に意外でも何でもありませんよね。これを意外と言ってしまってはある意味では平吉を見下している事になってしまいます。そしてそれは他の人は誤用に気付かなくても自分は誤用に気付くと遠回しに婉曲的な表現で言っている事になってしまう訳で、さすがにそれほど自惚れているつもりはありません。
 紺屋長一郎こと白袴とGENのチャットは心地良いです。『愚者のエンドロール』でのチャットもそうでしたが、自分が嘗て慣れ親しんだ馴染み深い光景である上に、今となっては些かの懐かしさすらを覚えて楽しいです。
 二十万アクセスが人気サイトなら数ヶ月で到達出来ると言う記述を見て、軽く落ち込みました(苦笑)。実はこの文章が掲載されているサイトですが、開設してから既に十年以上が経過しています。無論、間違っても人気サイトだとは言いませんが、十年と言う時間に見合わないアクセスカウンタの数字を見て喜べはしませんわ。
 後味の悪い終わり方だったら嫌だなぁ、と思いながら読んでいたのですがそうはならずに安堵しました。万事が綺麗に解決した誰もが幸福な終わり方ではないかも知れませんし、佐久良桐子の行いは法的にも倫理的にも褒められる事ではないでしょうが、何せ蟷螂のやった事が許し難いです。幸いと言ってしまって良いのか小生にはそういった経験が無いので桐子が負った傷の痛みが想像でしか理解りませんが、死にも匹敵する、或いはそれ以上ではないでしょうか。それを思えば桐子へ同情こそすれど責める気にはなれませんし、蟷螂に憤りを覚えこそすれど哀れむ気にはなれません。そういう意味ではそんなに悪い方とは思いませんでした。しかし長一郎が推察した様に桐子は一生 不安に付き纏われるのですよね。改めて可哀相です。
 素直にこれは面白いと言える満足度の高い一冊でした。紺屋長一郎と半田平吉の物語をもっと読みたいです。続刊の発売予定はあるみたいなのですが実際に出る気配が無さそうなのが残念です。ミオさんは基本的に小説をキャラ読みします。それで最近 気付いたのですが、人物に魅力を見い出し好きになるのに若干の時間を要するのですよね。だから一冊目だと取っ付き難さがあって、シリーズの二巻目以降から夢中になる事が儘あります。本書は単品でも充分に楽しめましたが、やっぱりこれだけで終わってしまうのは勿体無いですなぁ。他の米澤作品にも手を出してみるべきでしょうか。


 伍日 火曜日

 タイバニの夢を見ました。
 ワイルドタイガーがバーナビーをお姫様抱っこしながら空を飛んでいて抱えられたバーナビーが「僕、こういうの夢だったんですよ」と頬を赤らめていました。しかし実は既にワイルドタイガーの能力は消失しており、上空からスカイハイが操って飛んでいる様に見せかけているだけだったのです。次の場面ではロックバイソンがタイガーを、スカイハイがバーナビーをお姫様抱っこしながら同じ様に空を飛んでいました。親友のロックバイソンはタイガーの能力消失に気付いていたみたいです。
 ロックバイソンも含めて皆が当然の様に空を飛んでいますし、抱きかかえられたバーナビーの台詞が刺激的で、混沌とした夢でした。

 喫茶黒うさぎ第276回を聞きました。
田村「お釣りを貰う時に、店員さんと指がパッて当たっちゃったの。バチィですよ」
 手と手が触れたその時から始まる恋。
田村「絶対バチッてなるからさ、もう恋に落ちたのかなって思っちゃって」
 故意に落ちた? 態と穴にでも落ちたのですか?(ぇ
 あたしは昔からチーズケーキが、就中レアチーズケーキが好きでしたが、それは今でも変わりませんなぁ。食べ物の好みが変化する事はありますが一番 好きなケーキに関しては不変です。
田村「でもゆかりは子供ながらに(ナタデココは)そんなに旨くねぇなって思ったけど」
 理解る気がします。ナタデココは余り好きではないので、フルーツが入ったヨーグルトを買う時にナタデココ入りと書いてあったりすると躊躇してしまいます。
田村「ぬ〜ぼ〜ってチョコレート?」
 ぬ〜ぼ〜はアイスでしょう? てっきり別のものを言っているのかと思ってボケたつもりだったのですが、調べてみたらアイスだと思っていたのが誤りでチョコレートでした。何と今の今まで、何の迷いも無く心の底から、あの黄色いマスコットキャラクターが有名なぬ〜ぼ〜はアイスだと思っていました。衝撃です。

 ジャイゼ視聴。
 仮にも自分へのプレゼントとして寄せられたチョコレートを他人に分け与えてしまう俊介の行為は如何なものでしょうか。現実的にあれだけの数を一人で消費するのは不可能ですが、だからと言って人の好意を無碍にする様な行為には疑問を覚えます。
 普段から模範的な人柄とは言い難い駆流ですが、亡者の如くチョコを求める今回は余りにも酷いです。邪魔をされたハルカが敵とは言え気の毒でした。


 肆日 月曜日

○週刊少年ジャンプ 2013年 10号
ONE PIECE 第697話 “取り引き”
 ならず者集団であるG5をこんな風に良い人に描写しなくて良いと思うのですがねぇ。
SKET DANCE 第267話 夏祭りグラフィティ
サーヤ「天罰下りすぎじゃない?」
 声を出して笑いました。
めだかボックス 第180箱「黒神ファイナル」
 半袖の肉体を得たとは言え、言彦が黒神ファイナル一発でやられたのが拍子抜けもいいところです。あれだけ強いと言っていたのですからそれくらいで参らないで欲しかったです。
こちら葛飾区亀有公園前派出所 家族ロボの巻
 コンVネタは以前にもありましたね。


 参日 日曜日

 とてもドラマティックでエキサイティングな夢を見まして、これは目が覚めたら克明に書き綴ろうと寝ながら思ったのですが、起床してみれば瞬く間に記憶から抜け落ちていきました。完全に忘却した訳ではないもののディテールが完全に損なわれています。全三話構成となっていまして量も多いのでそんな状況で書き残す事は難しく諦めざるを得ませんでした。断片的な残滓だけを見ると混沌としています。
 凄く面白くて見応えのある内容だっただけにこんな風に失われてしまったのが残念でなりません。仮にですが技術の進歩で今後 夢を録画する機械が誕生したとしても、この失われた夢はもう戻らないのです。悲劇です。
 科学が目覚しい発達を見せて、この世に生を受けてから今日に到るまで見て来た全ての夢を再現、録画出来る様になって欲しいです。中には思い出したくない、二度と見たくない夢も少なくありませんからそういった夢は迷わずに消去しますが、逆にまた見てみたい夢を記憶と記録に焼き付けたいです。

 本日は立春の前日でして習わしに従いまして福豆を食べます。時にこれまで歳の数だけ食べるとしか存じ上げなかったのですが、改めて調べたら正確には数え年だそうですね。幼子の時分から数え年の分で食べた記憶がとんとございません。ただ数え年より一つ多く食べると健康になるらしいので結果だけを見れば数は合っていたのですな。尤も親がそれを理解した上で数を指定していたのかは謎ですが。

○みなみけ ただいま 第5話 『冷やし中華はじめますよ』
 『レア顔→態度悪くなってる→アキラにからんでる!』のエスカレートする繰り返しが楽しいです。途中経過と言うか夏奈の受け取り方には誤解がありましたが、何はともあれ藤岡は誘われて結果オーライですね。
夏奈「旨い! 旨いぞ千秋! 寝起きの躰に脂が沁みるって言うものだ!」
 寝起きの躰に油が沁みると言うのは余り効かないし健康に悪そうな表現です。でも確かにチーズをたっぷりベーコンピザポテトチップストーストは美味しそうです。しかもそれを夏奈がまた美味しそうに食べますなぁ。
千秋「そういえば、夏奈が小学生の頃は計画通りに動いていたな」
内田「えぇっ!? あの夏奈ちゃんが!?」
 その言い方と驚きは夏奈に失礼ではありませんか(笑)。
 コンロの火をちゃんと消したのか不安になる気持ちは凄くよく理解ります。一度 気になり始めると確認するまで落ち着かないのですよね。そして例えそれが杞憂に過ぎないとしても確認の僅かな手間を惜しんで大事になったら大変なので戻ってしまいます。もしも何かあったら「あの時に確認しておけば良かった」と後悔するだけでは済みませんからね。
 律儀にお金を払う夏奈にはちゃんと常識がありますよね。破天荒な行動ばかり取っていますが線引きはきっちりとしていますからね。

○特命戦隊ゴーバスターズ Mission49 『覚悟と選択』
リュウジ「見損なうな。俺達は亜空間で、お前やヨーコちゃんの家族・・・他の大勢の人達をメサイアと一緒にシャットダウンした。今更それを無駄に出来ると思うか? どうしてもお前を削除しなきゃいけないのなら・・・俺がやる。だからもう絶対に一人で動くな・・・!」
 ヒロムがそうである様にリュウジやヨーコだって同じ経験をして、同じ覚悟をしているのですよね。ゴーバスターズは甘さで決断や決心を鈍らせず一貫して当初の信念が揺らがず目的を達成します。しかもそれは単にプロ意識と言うだけではなく、それだけ強い芯を持っている証左でしょう。ちゃんと全てを理解、把握した上でこの答えを出せるのが格好良いです。
 普段は黒りんと呼んでいたマサトが、ここぞと言うところで黒木と呼ぶ事がその決意の表れですな。手段を説明した後でブロックが崩れる事でマサトの運命を暗示しているのが秀逸です。
樹液「これは陣じゃないのか! 陣がばらばらになって・・・!」
 こういう大事な局面になると樹液も光るのですよね。本当に彼は終始マサトの事を気にかけていると言うのが伝わって来ますわ。
 黒木司令が命令を発してまでトオルとミホを逃がそうとしたり、二人が自分達にも覚悟があると拒む姿がどちらも格好良いです。
 レッドの呼びかけに応えてタテガミライオーが加勢するのが絶対に踏ん張らないといけない総力戦の必死さが出ていますし、タテガミライオーが単なるロボではなく自らの意志を持ったバディゾードである事が活かされていて良いですね。
 今回は話も盛り上がりましたが加えてリュウジもマサトも樹液も黒木司令もトオルもミホもタテガミライオーも、とにかく全員が格好良くて最高でした。近年に限れば最も面白い最高で大好きな戦隊です。

○仮面ライダーウィザード 第21話 『ドラゴンたちの乱舞』
凛子「心の支えを壊して人間を絶望させる、そんな事をしたくないファントムも居るんじゃないかって。違う?!」
 違いません。フェニックスはそんな事をしたいと思っていません。問題は彼がしたいのが暴れて直接 人間を手にかけたいと思っている事なのですが(ぉ
凛子「そっかぁ。やりたい事やらせて貰えないんだ」
フェニックス「あぁ。人間絶望させるなんて・・・おかげでストレス溜まる一方だぜ」
 フェニックスは嘘は吐いていませんが噛み合っていません(笑)。
凛子「貴方もやれば? 自分のやりたい事。今してる事、何か違うって思ってるのよね」
 何て事を言うのですか!(笑) それで引き起こされる結果は凛子の仕事と真っ向からぶつかりますよ。
フェニックス「お前のおかげで、吹っ切れたぜ!」
 凛子のアドバイスでとんでもない方向に吹っ切れましたよ!?
 ベルゼバブが強かったのはウィザードの強化を見せる為だけだったと分かってちょっと興醒めです。幹部ではない強豪として魅力があったのですが予定調和の強さに過ぎなかったのですなぁ。
 ウィザードが分裂するなんて凄いと言うかずるいですな。スタイル揃い踏みなんて通常なら映画とか特別な場でしか出ない様な妙技をさらっとやるのですからまさに魔法ですな。四体のウィザードが一方的にベルゼバブを攻撃し打破する様を見ていると、数の強さをひしひしと感じますね。ベルゼバブが持つ特殊能力の脅威をどう打ち破るのかと思ったら意外と力技でした。止めを刺す目に天に掲げた剣を重ね合わせるのが「フレイム! ウォーター! ハリケーン! ランド! 唸れ、スタイル! 我ら、仮面ライダーウィザード!!」と言うアクマイザーな感じですね(謎)。

 新番組『ドキドキプリキュア』。
 本作の敵幹部は二人とも田中なのですね。特に凄腕ハッカーか波紋の使い手みたいな声が魅力的です。
 掴みの弱さと言うか初回を見ただけではしっくり来ないのはフレッシュプリキュアを見た時に近い感じです。


 弐日 土曜日

 ビビオペを見ました。
 それまで碌に話した事の無い級友に服を着せたり髪を梳かしたりするのは馴れ馴れしくないでしょうか?
 瓦礫の中に取り残されたひまわりを助けに来たあかねが「遅くなってごめん」とデートの待ち合わせで遅れた様な軽い雰囲気ですが、ちとそれは無責任が過ぎませんか。建物が崩れるのを目にした瞬間に血相を変えるくらいはして欲しかったです。何かあかねの能天気な性格が好きになれませんわ。
 前回もそうでしたが仲間入りする過程があっさりしていますなぁ。どうも話が弱いです。

 本日はパシフィコ横浜で行われている『CP+2013』に行って来ました。一昨日から明日まで行われているカメラのイベントです。日程はともかくその後の大雑把な説明は正鵠を射ていませんが、何しろそれ以上の詳細を把握していないのですから核心を突いた解説など出来ません(ぉ
 住まう人の誰もが語尾に『醤』を中国読みで付ける事で有名な横浜(流石は中華街! だから醤なのか!)は遠い遠い異国の地と認識していましたが、存外に行き易い事を初めて知りましたわ。
 会場の最寄り駅であるみなとみらい駅に文教堂があるのを見かけたのでイベントの前に其処に入りましたら漸く『小説 仮面ライダーアギト』と『小説 仮面ライダーファイズ』を買う事が出来ました。何かもうこれだけで足を伸ばした甲斐があったと言うものです(ぇー これですよ。こういう充実した書店が近くにある、これが人間らしい生活を送れる環境と言うものですよ。ミオさんにはこんな文明人として最低限の暮らしすら与えられていないのです。不幸の一言で切り捨てるには余りにも非情でしょう。
 肝心の目的であったイベントですが、流石に会場に近付くにつれてカメラを構えている人が多かった事と、蒸し暑かった事と、人が多かった事くらいしか印象に残っていません。D800とD800EとD600を使えたのは嬉しかったですね。マグロの通称で知られるシグマのレンズを覗き込んでみましたが、そんなに望遠を実感出来ないと言うか何処を見ているのかよく理解らなかったと言うのが正直なところです。


 壱日 金曜日

 先月の最終日――平たく言えば昨日――は書店をさ迷い歩くも目的の書籍を買えなかった訳ですが、実は帰宅後に書店が他にあった事を知りました。唯でさえ刑事の様に足を使って探したのに売っておらず苛立っていたのにこれではそれも倍増です。その書店に行っていれば昨日の内に買えて読めたかも知れない、どうして家から出かける前に書店の有無を調べなかったのか、やり場の無い憤りが激しくなる一方でした。
 そして本日は改めてその書店に行ってみました。広大なスペースでこそありませんが狭いと感じない程度の広さがありパッと見た感じの印象では文庫の品揃えが悪くなさそうです。それに店内の雰囲気も気に入りました。これは、と期待して探すも見当たらなかったので店員さんに尋ねてみると既に売り切れた、と約二十四時間前に聞いた様な言葉が返って来ます。
 ・・・。
 ふ、ふんだ! いいもんいいもん! もしもこれであったら余計に「昨日 行っとけば良かったー! ムキーッ!」ってなるもん! どっちにしても買えなかったんだもん!
 二日もこんな事が続いてフラストレーションがマウンテン盛りなので財布の中身とその溜まった鬱屈を同時に減らす手段を実行しました(前者は可能な限り減らしたくありませんでしたが)。創元推理文庫『犬はどこだ(米澤穂信)』と宝島社文庫『珈琲屋タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を(岡崎琢磨)』を買い求めたのです。前者は〈古典部〉シリーズの新刊が中中 出ないので他の著作に手を出してみようと思った次第。後者は以前に書店で目にしたその瞬間にびびっと来ました。その時に買わなかったのですが気が付けば帯には四十万部突破とか大人気と言った文句が踊ります。あぁッ! またやってしまいました。これでは人気が出たから買ったみたいです。人気が出“た”から買った事は甚だ遺憾ながら認めざるを得ませんが、人気が出“て”から買った訳ではない事は主張したい、複雑怪奇で微妙な乙女心です(誰が乙女やねん)。しかも奥付を見れば既に第十刷とあります。もう何度、何十度と、これまで食べたパンの枚数と同じくらい味わったか定かではありませんが、最初に見付けた瞬間に買っておかなければならないと言う教訓を改めて学ぶのでした。まぁ、冷静に振り返ればあたしが本書を見かけたのは一月か、精精が二月前でその頃には既に今と変わらない人気が出ていたでしょうし、そして人気が出ていたからこそ書店で目立つ様に並べられ、だからこそ目に止まったのでせう。それを踏まえればその時に買っていようが平成二十五年の立春を直前にして買っていようが誤差の範囲でございましょう。
 明日は土曜日なのでもっと広範囲を捜索しましょう。長い一日になりそうだぜ・・・。

 はがない視聴。
 小鳩を連れてショーを観覧している小鷹と星奈がもう夫婦の佇まいですな。完全に安定しています。
 夜空と星奈の嘔吐が何も此処までと思うほど克明な描写で仰け反りました。あれほど具体的に描画するのは珍しいです。
 何と幸村は女性だったとは驚愕と言うか途惑いを禁じ得ません。女性と見紛うばかりに美形で女装している男性が実は女性だった、と書き連ねてみると何が何だかと言う感じですよ。斬新な様でいてその個性を完全に殺していると言うか、一週周って元の位置に戻っているではありませんか。ただ小鷹の「あんな可愛い子が男の子のわけがない」と言う台詞が端的に表現している様にこの方が現実的な結果です。
 幸村と二人きりで気まずいとまで言っていたのに女性と判明した途端にころりと態度を変えた星奈も大概ですが、最悪なのは夜空でしょう。完全に自分が如何に小鷹と結ばれるかが考えの中心で、他人はその為の道具としか捉えていません。自分の欲望に忠実なのが必ずしも悪いとは言いませんが、これでは友達が出来ないのも宜なるかな。そしてこんなのをメインヒロインに据える事が理解に苦しみます。