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壱拾壱月の独白

 参拾日 月曜日

 ジャンプ。
ワンピース 第0話“ストロングワールド”
 舵輪が頭に刺さったシキが痛痛しくて、漫画であっても受け入れ難い気持ち悪さがありました。
ぬら孫
 TVアニメ化ですか。どちらかと言うと好きな部類ではありますがそれ程人気があるとは思いませなんだ。でも考えてみたら最近は多くの作品がアニメ化されていますから、それらと比較したら驚くほどではありませんね。寧ろ驚くべきはアニメ化するほどの任期作品で、アニメ化が同時に告知された人気投票の結果発表なのに、巻頭カラーではなくセンターカラーであった事でしょう。そして結果を眺めながら好きな人物を探したら思い至ったのが竜二と首無でした。これまで意識していませんでしたが特に好きな人物が居なかったです。
めだボ
 もう善吉と高貴が抱き合っている姿しか記憶に残りません(ぉ


 弐拾玖日 日曜日

 以前に黒うさぎでミスタードーナツのゴールデンチョコレートが無くなった事を知ったのですが、今度はゴールデンチョコレートが復活した事を知りました。ミスタードーナツと言えばゴールデンチョコレートなので復活は大歓迎ですよ。これは近い内にゴールデンチョコレートとフレンチクルーラーを買いに行きましょう。

○とある科学の超電磁砲(レールガン) #9 『マジョリティ・レポート』
 木山晴生が脱ぎ始めた時に美琴が見せた「また始まった」と知っているけれども慣れてはいない反応が良いですね。
 白黒は自分が変態なくせに、他人のそういう行いには説教をするのですね。あの面子の中では最も乙女や淑女としての振る舞いにも厳しいですよね。
晴生「しかし起伏に乏しい私の躰を見て、劣情を催す男性が居るとは・・・」
白黒「趣味嗜好は人其其ですの! それに殿方でなくても、歪んだ情熱を抱く同姓も居ますのよ!? ねぇ!」
 言っている事はまともなのですが、何だこの「お前が言うな」と言いたくなる気持ちは(笑)。
白黒「何と言うか、ちょっと変わった感じの方ですの」
かざりん「白井さんよりですか?」
 言ってくれます(笑)。禁書本編でも親しさからかかざりんは白黒に結構きつい事を言いますよね。
 涙子は考え方が哀しいほどに“普通の人間”ですよね。自分の力が無い事に劣等感を抱き、力を簡単に上昇させる手段を手放したくない、誰もが思うであろう平均的な考え方です。でもそれではきっと、あむに「能力なんてどうたって良いじゃん。本当に大切なのはもっと別にあるでしょ」とか何とか説教されますよ。
涙子の弟「姉ちゃん超能力者になんのぉ!? かっけぇ〜!」
 ちょ、超能力者!? レベル5!? 幾ら弟相手とは言え大法螺を吹くにも程がありますよ(ぇ
 能力の才能が無い者が能力に対抗する為に編み出したのが魔術なのですから、非科学的な迷信も強ち莫迦にしたものではなく意外に理に適っています。
美琴「レベルなんて、どうでも良い事じゃない」
 美琴(レベル5)涙子(レベル0)にその言葉は禁句です。美琴が努力で超能力を得た事を知っている視聴者としてはともかく、言われた涙子はとてもではありませんが素直に聞き入れられない言葉ですよ。あそこで激昂しなかった涙子に驚いたくらいです。
 涙子の危機に颯爽と駆けつけた白黒は格好良いですねぇ。そして戦闘も見応えがありました。今回は相手の能力が災いして不発に終わりましたが、本当に相手の体内に直接異物を挿入出来てしまうのが空間移動の恐ろしいところです。白黒もそうですが使い手が優秀であれば大概の相手には負けません。
 白黒はビルを丸ごと倒壊させると言う豪快な手段を取りましたが、そんな事をしなくても周辺に乱れ打ちする様に大量の空間移動をさせれば当てるのも容易ではないでしょうか。尤もその場合、手加減が出来ないので命の保障が出来ないのが難点ですが。
 敗北後、素直に幻想御手を差し出す敵を見ていると、まさに『心も体も切り刻んで再起不能にする最悪の腹黒空間移動能力者』の面目躍如ですね。

○侍戦隊シンケンジャー 第四十幕 『御大将出陣』
 しまった、ドウコクを此岸に(おび)き出し、水切れを誘うのがアクマロの作戦だったのですか? しかしあの慌て方は演技ではなさそうですしどうやら本当に早まったのですね。
 おぉ! ドウコク強い!! 圧倒的な力で捻じ伏せる、これ以上無く分かり易い強さの表現です。散散待たされた甲斐がありドウコクの強さを堪能出来ました。
 自らの一部を使って太夫の三味線を直したドウコクが良い人に見えますが、壊したのも当のドウコクなのですよね(ぉ
 斬られながらもドウコクの身を案じるシタリは良い人ですね。同じはぐれ者だからと太夫を気にかけた十臓と言い、外道衆は外道なのに仲間意識が強いですね。
 あれだけ堂堂と裏切っておきながらいけしゃあしゃあと戻って来るアクマロに感服しました。
 殿が変に悩んでいるよりも、外道衆が繰り広げるドラマの方がずっと面白い回でした。
 前作に続き今度のVSシリーズも劇場公開されるのですね。EDで映像が流れましたが戦闘に豪く力が入っていそうです。ゴーオンジャーが、特にゴーオンレッドが苦手なので抵抗がありますが、戦隊好きとしてあの気合の入った戦闘は劇場で見ておきたいですなぁ。それにしても本編で死んだガイアークの三大臣が登場するのはどうなのでしょうか。変に人気があるからと死んでからも引っ張り出すのは好きではありません。

○仮面ライダーW 第12話 『Vの復讐/怨念獣』
 シンケンジャーのEDにも同じ事が言えますが、OP映像でこれから公開する映画の映像を流すのは止めて欲しいですなぁ。今に始まった事ではありませんがこんな所でネタバレとなる映像を見せないで欲しいです。この事例に限らず年年宣伝が露骨になっていますね。次回からOPは見ない様にしましょう。
霧彦「そうだ! そうすれば君を失望させた私の失態も全て帳消しになる。名誉挽回だ」
 勝手に帳消しになると決めないで下さい。普通は自分で言う事はありませんよ。
 幸の「貴方達の気持ちは嬉しい」と言う言葉が良いですね。「お前に何が分かる!」と端から否定するのではなく、好意と理解しながらも受け入れられない、複雑な心情です。
翔太郎「おい、お前の罪を数えろ」
 バイラス・ドーパントではなくに言い放った事で、ダブルの決め台詞が巧い使われ方をしたと思いました。勿論これも普段から使用している積み重ねがあっての事なので、漸くダブルの決め台詞が板についてきたと実感が持てる様になりそうです。最初はどうしても「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」に比して中身が無く薄っぺらに感じていましたからな。

○ドラゴンボール改 『ビックリ!悟空がギニューでギニューが悟空!?』
悟空「う・・・うまく地球に帰っても、ま・・・またチチに怒られそうだな・・・・・・こんな顔になっちゃって・・・・・・」
 意外と余裕がありますね(笑)。
悟飯「わっ、分かりません。でも、僕には分かるんです」
 どっちやねん。
 ギニューの顔をした父親はそりゃ嫌ですよね。未だ幼い悟飯が泣くのも無理からぬ事です。
 戦闘力が二万三千と判明するギニューとジースの会話が笑えます。よく聞こえないと言われて大声で叫び直すジース、高笑いして「たったの二万三千!」と誇るギニュー、どれも良いですなぁ。
悟飯「す、すいません、一瞬本当のお父さんの様な気がしたもんだから・・・」
クリリン「分かるぜ、俺だってそんな気になってしまうさ」
 そう言いながら何の迷いも躊躇いも無く思い切り殴った親友のクリリンです(ぉ
 界王拳を修得していないのに悟空の躰だけ手に入れても大した役には立ちませんよね。

 本日の天たまは久方振りに乙女塾のコーナーがあって嬉しかったです。昔の様に毎週やって欲しいのですが、次の宿題が発表されなかった時点で今後の予定は推して知るべきでしょうね。ところで変更された放送時間に既視感があったのですが、考えたらこの時間は昔、ビッグバンが放送されていた時間なのですよね。一時間番組で十時から放送されていた頃のビッグバンは面白かったですなぁ。今となっては見る影もありません。あの頃に戻りたいです。昔に戻りたいです。今から逃げたいです。今なんて滅んでしまえば良い。


 弐拾捌日 土曜日

 レスキューファイアー。
 ジュンの父親が良かったです。レスキューばかりが人の命を助ける仕事ではないと農家を引き合いに出し、お米を作る事も人の命を助けていると諭したり、自分の命を顧みず社員を助けようとしたりと、自分本位で堅物のステレオタイプな分からず屋ではなかったのが好印象でした。それで居て最後の最後に見せた本音は、親として子に危険な仕事をやらせたくないと自然な親心だったのもまた良いのです。
 またジョウカエンが登場してからは敵の行動と物語が噛み合っていませんでしたが、今回はテレビでの息子がレスキューファイアーと言う発言を聞いてレスキューファイアーを誘き出す為に狙うと言う繋がりがありましたし、ハエカエンと言う幹部以外の火炎魔人も出して変化を見せてくれました。ジョウカエンは大好きなのですが彼が登場してから今一ジャカエンの行動に変化が無くなりましたからね。
 ジュンの父親が良かったとだけ言うつもりでしたがこうやって書いてみると今回は随分と良かった様に思えてしまいます。此処まで絶賛するのは大袈裟で過大評価ですが、レスキューファイアーと言う作品の平均より上を行っているのではないでしょうか。

 未だ買いに行くつもりは無かったのですが急遽思い立ち、BB戦士の『孫策サイサリス』を買ってきました。売っていなくて出かけたのを後悔すると言う未来を想像していたので安堵しました。
 パッケージがとても格好良い孫策サイサリスですが、GP−02で善人が珍しいと思っていたのですがコミックワールドの展開で『やっぱり』と納得です。同時に他人の躰を乗っ取る蚩尤の能力が面白いです。
 余談になりますがサイサリスと聞く度に、フルカラー劇場で本名で呼ばれるのを嫌っていたのを思い出します。サイサリスがそこはかとなく美少年っぽい響きとされていましたがピンと来ませんなぁ。


 弐拾漆日 金曜日

 タイオリ一月号で魔神ぐり子の漫画が掲載されていました。魔神ぐり子と言えば、ドラクエの四コマが思い出されます。ドラクエの四コマ作家では夜麻みゆきが好きでしたよ。

○けんぷファー #09 『Hochsommer〜恋の熱帯低気圧〜』
ナツル「好きだ、紅音」
 だっ、誰だっ!?
 紅音がやっとナツルと二人きりでデート出来る流れだったのに、雫達の邪魔が入ってしまい紅音が不憫でなりません。雫は二人きりでデートをしたのですから紅音にも良い思いをさせて下さい。
 プールで遊ぶ描写が品が無い上に安っぽくて質が低いです。元から上品だったわけではありませんが今回は奇妙さが際立ち異質な印象を受けました。
楓「あの人特徴無いんですよね。一緒に居ると話題探すにも疲れるんですよ」
 ひ、酷い(笑)。完膚なきまでに叩きのめしてくれました。それにしても楓の性格が悪くなる一方ですね。一番最初は男のナツルとも親しそうに話していたのに、心の中ではこんな風に思っていたのですか。
 白のケンプファーが何れも底の浅い性格の描写で幻滅しました。やっつけ仕事にも程がありますよ。そして原作での描写も少ないので原作ではどんな性格だったかも思い出せない(ぉ
 ナツルと紅音の痴話喧嘩が夫婦漫才の域まで消化されているのが嬉しいです。この二人の相性が一番良いですね。
 雫がナツルに接吻を迫った辺りはげらげら笑いましたが、左右全体的に普段と異なる奇妙な演出に違和感ばかりで馴染めませんでした。
 白のケンプファーは全員役と声優が同じ苗字なのですね。原作で特に声を言及されていない彼女達ですが、こういう遊び心は楽しいです。


 弐拾陸日 木曜日

 大ァい減ェん点ェんンンンンンぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんんんんんんッ!!
 姜維の件が念頭にあったので今回は忘れずに出荷日に買いに行ったのですが孫策サイサリスが未だ売っていませんでした。出荷日から遅れても駄目、当日でも駄目、それではどうせいっちゅーんですか。二日連続で買いに行く気力が無いのでまた買うのはずっと先になりそうです。
 時間を無駄にして無性に哀しくなり泣きたくなって、仕方が無いので喫茶黒うさぎ第二十一回で矢野さんがたみゅらんガイドの三ツ星とランク付けた大戸屋のチキンかあさん煮定食を食べてきました。しかし特筆すべき点も無く、三ツ星と言うほどの味には思えませんでしたわ。

 喫茶黒うさぎ(二十日更新分)を聞きました。
村さん「きっとね、グミしか食べないね」
矢野さん「はあ?」
 了平たんのポカンとした感じの反応が笑えました。これ以上無いほどの「はあ?」です。
 ミオさんはあのリボン状の長いチューインガムが好きで食べたいのですが売っているのをとんと見かけません。昔はファミレスに行けば買えたのですがねぇ。
 タヒュームがオケの練習を始めた辺りから本当に可笑しくて苦しくなるくらいに大笑いしました。小部屋でこんなに気持ち良く爽快に笑えたのも久方振りです。
 「ユイエルさんは」と言う言い出しで黒薔薇保存会の裏話を村さんが披露したのは、村さんとほちゃの仲が良い事が窺えて嬉しくなります。
 現在の小部屋メンバーが皆女子と言えば、結構前から森何とか君が登場しなくなりましたね。最初は数回だけお休みなのかと思っていましたがそのまま現在の村さん、矢野さん、いっしー、瀬戸さんの面子で固定されました。
 今日のお題がおせち料理の中で好きなもので、了平たんが伊達巻卵を挙げました。ミオさんも伊達巻玉子は好きな部類でして、実は前日の夕餉に食したばかりです。甘くて美味しいのですが仄かに蒲鉾の混じった感は好きになれません。


 弐拾伍日 水曜日

 ほびぢゃ。
 新連載の『機動戦士ガンダム00V戦記』を読みました。世界が平和になっても一向に裁きを受ける素振りを見せず新兵器を開発し、勝手に実験を行いながらそれを目撃しただけで争いを起こしているわけでもない相手を武力で殲滅するソレスタルビーイングに微塵も好感が持てません。抑止力と言い出したらそれはどんなに平和な世界でも必要なわけで、つまり裁きを受けるつもりは最後まで無いのですね。
 三国伝の新たにキット化が決定した武将として、『玄武装 呂布トールギス』と『郭嘉ヴァサーゴ』が公開されました。後者は今か今かと待ち続けていた待望の商品かなのですが、前者には疑念が感じられ釈然としません。呂布が生存している事は予想の範疇なので驚きはありませんが、以前と目立った差異が無いのに改めてキット化されるのが受け入れ難いです。もっと別物に生まれ変わりエレガントな呂布エピオンとして復活して頂きとうございました。
 SDXでマスクコマンダーが出ると言うのに驚愕させられました。コマンドは殆ど知らないのですがマスクコマンダーはそんなに人気が高いのでしょうか? だとしてもこれは快挙でしょう。
 うんざりするほど長かった電王篇が終了し、S.I.C.HERO SAGAでキバ篇が始まりました。原作に近い雰囲気が出せているかは別として、渡とキバットの会話が和めましたよ。特に渡の「え? そんなにヒドいかなあ。これって、ファンガイアと人間の間を行ったり来たりしている僕の事みたいで、なんか親近感が湧いたけど……。仲間はずれ同士、キバットと仲良くやっていこうって」が良かったです。
 高ァっ!? ダンガンエクスプレスで紹介されているウルトラシティシリーズが、ビルを組み合わせるとは面白い試みだと思ったのですが価格を見て愕然としました。これならトミカシティを買って並べた方が良さそうです。


 弐拾肆日 火曜日

 ブリーチを視聴しました。
春水「僕が手も足も出ないんじゃない。君が、僕に手も足も出させない様な守りを続けているだけなんじゃあないの?」
 う、うん・・・それを、手も足も出ないと言うのでは? 全く威張れる事ではありませんよ、春水さん。

 ギョーカイ時事放談第八十四回に耳を傾けました。
偽「ただ俺ね、群馬と栃木は最後まで理解らなかったね。群馬と栃木ってどっちが右で左か理解んないじゃん」
 おぉ、奇遇ですね。ミオさんもです。尤もミオさんの場合、群馬と栃木のみならず他も殆どが分からず、自信を持って断言が出来るのは北海道だけです。これがネタでも誇張表現でもないのですから困ったものです(ぉ
偽「だって言わないと始まらないでしょ!」
うぷ「言わないと始まらないって(笑)。何が始まらないん?(笑)」
偽「えぇ? 意識改革!」
うぷ「意識改革(笑)」
 意識改革(笑)。
 ギリギリまで隠してサプライズゲスト登場と言う事も無く、ゲスト無しでうぷたんと偽まるのトークのみだったこの回ですが落ち着く感じで良かったです。ところで松倉友二は未だですか?


 弐拾参日 月曜日

 タイムスペシャル一月号のあつトイ(『あつむトイタウン』の略)に出て来たロボット玩具サムライオーがシンケンオーに酷似していますが、それ以上に関連商品のシルエットが兜折神とダイカイオーそのものでした。サムライオーはディテールで差異が見い出せますが、兜折神もどきとダイカイオーもどきの場合はシルエットのみなので却って兜折神とダイカイオーにしか見えません。それはそうとサムライオーの名前がシンケンオーよりも寧ろ格好良いと思ったのですが、実はサムライハオーと一字しか違わないのですね。作者がサムライオーを考えた頃はまさか後に本家でサムライハオーなんて名前が使われるとは想像していなかったのでしょうね。
 それからはぴママ(『はっぴぃママレード。』の略)が最終回でした。毎号読んでいながら言うのも何ですがそんなに好きなわけでもなく、ファミリー連載と違って野々宮真琴も出ていませんから未練はありません。

 暫く間が空いてしまいましたが『けんぷファーC』の感想です。
 ナツルの心理描写は『俺も沙倉さんに思われているのは楽しい。男の俺ならもっと楽しい。』とかリズムが良いです。
 ナツルも思っていますが鍵が開いているからと人の家に勝手に上がりこみ、正座してお茶を飲んでいる紅音はちょっとおかしいですね。怨念のこもった怖さみたいなのがそこはかとなくあります。
 ナツル(♂)と楓の会話で、ナツル(♂)が自分の性別を失念して(楓はナツル(♀)を誘ったのに)然も自分が誘われたかの様に(いあ、実際、ナツル視点では誘われているのですが)会話し、楓に怪訝な顔をされる場面が読者(こっち)まで見ていて居た堪れないです。もうナツルにとっては穴を掘ってその中に入りそのまま突き進んで地球の反対側に出たいくらいでしょう。これは恥ずかしいです。
 ナツルと雫の会話で何処からか接吻の話題になり、ナツルが必死に話題を変えようとしても変わらないのが楽しいです。特に「そこから離れてくれ……」に「楓から離れればいいの? じゃあ誰とキスする話をする?」の流れは最高でしょう。筆が乗りに乗っています。
 ケンプファーとしてナツル(♀)の前に出でて名前を言い当てられながらも、意味も無く「水琴じゃないの。そういうことにしたいのよ!」と正体を隠す彼女に少し好感を持ちました。
 水琴がケンプファーと判明したのを受けてナツルと紅音が話し合い、戦いたくないと悲劇的な空気が生まれる場面は珍しく、本当に珍しく、ケンプファーの過酷な運命が強調される場面ですね。設定を考えたら常にこういう空気が漂っていておかしくない筈なのですがそれが無いのが本作なのです。
>「なにか、その……。武器とか持っていった方がいいですか……。包丁とか……」
 何やら紅音が凄い事を言い出しましたよ?
>「でっ、でも、ナツルさんを沙倉さんから守るって決めましたから、なにか武器がないと不安で……。でも、凶器なんてうちにはおいてありませんから、金属バットとか買った方がいいかなって……」
 あたしは同級生の家に泊まりに行くのに金属バットを買う娘の方が不安です。
>「あっ、あたし……力とかありませんから、不意打ちがいいのかなって……。後ろから殴るんだったら金属バットじゃなくて、トンカチがいいですか……?」
 後ろから金槌で殴ると言うのが現実的で異様な怖さです。
 包丁から始まって他の人の迷惑にならなければ楓を抹殺する為に放火もしかねない紅音の恐さがとても良かったです。
>「面白いですよね。わたし、一日中見ていても飽きません」
 ユビツメイノシシの内臓が飛び出す本を見ていてこんな事をのたまう楓は、将来の猟奇的殺人犯の資質バッチリですね! その時には紅音が言ってくれるでしょう、「何時かやるだろうと思っていました」と。
 臓物アニマルのOVAに出て来たガルマン内臓帝国がガミラス帝国に似ている事を気にしているナツルですが、ミスコンの時にセーラームーンの主題歌を知らなかったナツルなのに、ガミラス帝国を知っているのが不思議です。セーラームーンと宇宙戦艦ヤマトのどちらが知名度で上なのかは存じませんが、セーラームーンの番組そのものとガミラス帝国では前者の方が有名ではないでしょうか。抑、どろろやスペース1999を知っていると改めてピンポイントでセーラームーンだけを知らない事が不思議です。尤もミスコンでは作品名は明言されておらず、『惑星の名前をつけた美少女な方々が戦うやつ』としか言われていないのでセーラームーンではないと言う可能性も無きにしも非ずです。
 手ぶらが女の子らしくないと気付いたナツルですが、性別を問わず完全な手ぶらは珍しくはありませんか? ミオさんも大概に手ぶらが好きな方で、胸ポケットに文庫本を入れたのみで行動して周囲に驚かれた事もありますが、それでも行動範囲が一定以上に広がればバッグの一つは持ちます。楓の家がどれだけ離れているのか理解りませんが、ナツルが手ぶらだったのは変わっています。
 魔法の言葉『はじまる』について紅音に訊ね、学校の言い訳にも使えるのか聞くナツルとそれに対する紅音の反応が楽しいのですが、高校生男子なら知らなくてもそんなに変ではないのではないのですかね。まぁ、知らなかったにしても人に聞くような事ではないかも知れませんが。
 変身して性格が変わったにせよ、変身前は水琴とは戦いたくないと涙で目を濡らしていた紅音が、変身後では完全に殺すつもりなのですから凄い変化ですね。行動方針まで百八十度逆転しています。
>「なにカッコつけて金髪なんかにしやがったんだ!」
 何故か知りませんが妙に気に入った台詞です。何か面白いです。これがアニメで使われなかったのは残念でした。
>「生かすけど容赦しねえ。裸にひん剥いて一週間学校の廊下に立たせてやる。それかずっと『ワン』か『キャン』しか言えねえように改良してやる。人間犬だ。崖っぷちに立っている無免許医に金積めば、なんでもしてくれるぜ」
 豪く恐い事を言いますね。しかもそれを改良と言い張っているのが凄いです。それはそうとこの前後でも、『犬にも人並みの心があったのか』とか『自分が犬だからって、同じのを増やそうと』とか、ナツルの紅音(変身後)に対する犬扱いが酷いです。何気にと言うかはっきり失礼ですよね。自分こそ楓の犬なのに(ぉ
 ナツルの軽妙な語り口が面白いのは今回も変わらず、そして紅音が変身前後で其其異なる魅力を見せてくれて面白かったです。


 弐拾弐日 日曜日

 思い出したぁ! 昨日から考えていた三途川の声ですが、村さん・・・田村ゆかりですよ。黒神のアクセルが、喋り方と言い声と言い、まさにあたしが思い描く三途川に合致しているのです。早い内に思い出せて良ござんした。

○とある科学の超電磁砲(レールガン) #8 『幻想御手(レベルアッパー)
 自分が能力者ではないのに能力についての授業をする教師の気持ちはどうなのでしょうね。想像すると複雑そうに思えます。
 割り勘だと言われた白黒の「ぇぇ?」が彼女の素が出ていて珍しかったです。「お姉様が誘って下さったのに」と言う呟きは尤もと言うか、この流れなら上級生でもあるのですから美琴が奢ってやれと思いますね。
 カキ氷を食べて頭がキーンとするのは経験がありますが、そんな必ずやるものでしょうか? 三人が三人揃って行い、しかも夏の風物詩とまで言うのには違和感がありました。
 ミオさんはカキ氷では檸檬味を好んで食しますが、美琴と白黒が食べている苺味は本物の苺も入っているのが豪華で美味しそうですね。
 白黒がメロンソーダを吹き出したりテーブルに頭を打ちつける気持ちに共感すると言いますか、美琴の演技を見ていて同様にブラウン管の前で悶絶しそうになりました。
 結局最後は実力行使なら、無駄な芝居をせずに最初から力押しでいけば良かったのにと思わずにいられません。美琴に変化球は似合いません。気分に任せて力を振るうのが美琴でしょう。
姐御「成程、最初の一撃は本気じゃなかったって訳だ。そして、今の一撃も態と外してくれたと」
 付け加えるならその外した一撃とて本気には程遠いです。
 美琴の本気を要求するとは命知らずも居たものです。
美琴「あんなぎりぎり間に合うわけ無いでしょう! あたしのローファーどうしてくれんのよぉ?」
白黒「自業自得ですわ」
 自業自得と言うか真っ先に自分の靴について言う辺りどこまで自分本位なのかと言う話です。しかしそれでこそ美琴でしょう。

○侍戦隊シンケンジャー 第三十九幕 『救急緊急大至急』
 島の様子を探る為に三手に別れるシンケンジャーですが、殿と茉子が一緒になる組み合わせに疑問があります。殿、茉子、流さんの三人は別別にして、各各が指揮を取れる様にすべきではないでしょうか。
殿「黒い灰?」
流さん「はい」
 ふくく。灰だけにはいとは面白いです。くふふ。
十臓「つまらん」
 ちょっとちょっと、困りますよ十臓さん。雇われ仕事であっても、否、寧ろ雇われ仕事だからこそ、私情を挟まずにやり遂げて貰わなければなりません。
 唯でさえ強かったシンケンレッドが、モウギュウバズーカを手に入れた事で手が付けられなくなりましたな。尤も、あんな至近距離では飛び道具の真価が発揮されているとは思えませんが。
 珍しく幹部が出陣していて喜んでいて気付くのが遅れましたが、今回はアヤカシが出ていないのですね。怪人と戦闘員は当然として、その上で幹部まで揃えるのが良いのであって、怪人の代わりに幹部を出すだけでは満足できません。
 次回はとうとうドウコクが戦ってくださいますか。しかし同時に、アクマロの策に嵌って次回で戦死されるのではないかと言う悪い予感もあります。

○仮面ライダーW 第11話 『Vの復讐/感染車』
 青木の死因はウィルス・・・? そしてあの女の病状・・・これは(ニヤリ)。ふくく、愉快な事になりそうですよ。くくくくくくくく・・・。
 本来ならダブルの必殺技が破られたと言う衝撃的な場面なのですが、如何せんジョーカーエクストリームに迫力が無いので印象が薄いです。
 マシンガンを乱射とは良いですね。流れ弾があの女に当たる様に祈らざるを得ません。
 最後に出てきたドーパントの鳴き声や登場の仕方が如何にも怪人と言う感じで良いですね。

○ドラゴンボール改 『フルパワーだ孫悟空!おののくギニューに秘策あり!?』
ギニュー「このギニュー様より遙かに強い奴に出会えて、嬉しいからだ!」
 悟空と同じで自分より強い相手に会うとワクワクするのですね(違)。


 弐拾壱日 土曜日

 ジャンプ。
読切 SWOT
 作者が『斬』の人と言うだけで苦笑いしてしまいますが、読み始めてみたら存外にまともでした。しかし終盤に行くにつれその評価を撤回です。ギャグが面白いのとこれではまるでギャグだと言う線が入り乱れてしまっています。
保健室の死神
 怒りを爆発させた三途川が格好良いです。
 三途川の声がミオさんの中で決まり、この声優こそ合致すると言うのが浮かんだのですが、肝心のそれが誰なのかが思い出せません。声だけは浮かんでいるのですが果たしてこの声は誰だったか、誰を演じていたのか、出て来ないのです。この声を忘却してしまわない内に特定したいです。

 姜維だけに買い忘れると言う脅威に遭遇したBB戦士『姜維ガンダムF91』を見かけたので購入しました。未だ組み立てていませんが姜維だけに驚異的な格好良さです。


 弐拾日 金曜日

○けんぷファー #08 『Liebste〜初めてのデート〜』
 ナツル(♀)が委員長の姉に招待され、家でメイドをやる話はアニメではやらないのですね。男と女を入れ替わり立ち代り忙しく変身する場面はアニメでも見たかったですなぁ。
 雫が素直にデートを申し込んでいるのに、ナツルが勝手に深読みして勘違いするのが笑えます。
雫「留守番は頼んだわよ」
 臓物アニマルに何を頼んでいるのですか(笑)。
雫「リードはしてくれないの」
ナツル「盗塁がどうしたって」
 誰が野球の話をしましたか。
 雫が呼び捨てにしてくれと頼む場面で「呼び捨てにしてるだろ。会長様の方がいいのか」と言うナツルの台詞が省かれてしまいました。好きだったので残念です。
ナツル「会長の狙いが分かったからな」
雫「ほぼ間違いなく、瀬能君は勘違いをしているわよ」
ナツル「それはどうかな」
 何が「それはどうかな」だ!(笑) ギャグにしか見えません。
 雫の作ったお握りがまるで型に嵌めた様に整っていて手作りに見えません。機械で出来た雫らしい形状です。
 寝てるぅぅぅぅぅぅぅぅ!? 雫が真剣にモデレータとの戦いについて語っているのにナツルは寝ていますよ!? 人と話している途中で座ったまま寝ますか。
雫「私は、ドキドキしているわよ」
ナツル「不整脈か?」
雫「違うわよ。確かめてみる?」
ナツル「脈?」
 この全く噛み合っていない会話がナツルらしくて落ち着きます。やっぱりナツルは最高です。紅音や雫が惚れるのも無理はありません。
水琴「見え透いた嘘は吐くなー!!」
 これでナツルは嘘を吐いているつもりが無いのです(笑)。
 塵芥箱から必死に這い出るハラキリトラとそれを眺めるセップクいたずらクロウサギの構図が妙に笑えます。
紅音「二人でも多すぎます! 女のナツルさんも合わせれば沢山・・・!」
 其処に女のナツルを加えるのはおかしくありません?(笑)
 何でこの場面でいきなり気合の入った紅音の変身場面なのですか(笑)。それだけナツルの発言が強烈に響いたのですね。
 ナツルが紅音を好みのタイプと告白する場面は原作を読んでいて喝采を上げたくなる展開でした。グッとナツルと紅音の関係が一気に進む可能性を秘めた破壊力の高い発言です。


 壱拾玖日 木曜日

 クラブニンテンドーの2009年プラチナ会員特典が発表されました。それは『ゲーム&ウオッチ ボール』の復刻版です。何が発表されるのか密かに楽しみにしていたミオさんはこの結論に落胆しました。
 どうして今更ゲーム&ウオッチでしょう。ゲーム&ウオッチに触れた事はあっても懐かしさを感じるほどではないミオさんとしては、物珍しさはあるかも知れませんが直ぐに飽きてしまいそうです。
 同じ過去の任天堂ハードなら、例えばバーチャルボーイとかだったら狂喜乱舞したのですがねぇ。


 壱拾捌日 水曜日

 喫茶黒うさぎ(十三日更新分)。
村さん「クリーンな方じゃないですか? グリーンだけにね」
 昔の黒うさぎで、ファーストフードでチキンを入れ忘れられたのに言えなかった自分を称して、「ゆかりがチキンだからだよ? チキンだけにチキンだって」と言っていた頃とまるで変わっていませんね(ぉ

 ちまちまとプレイしているメガテンSJですが、プレイ時間が十六時間弱になりました。中中時間が取れないので非常に遅いペースですが、事前の期待に違わぬ面白さで非常に楽しんでおります。
 2Dマップが存在しない事や音楽を肇として不満も決して少なくない量が存在しますが、それらを帳消しにして余りあるほどに面白いのです。今年に購入し遊んだ幾許かのゲームの中では先ず間違い無く最も面白く、最も好きな一本となりました。SJの直前まで遊んでいたドラクエも悪くはありませんでしたが本作と比較するとそれも霞みます。SJの魅力はそれほどまでに圧倒的なのでした。
 しかしSJが面白ければ面白いほどに、楽しめば楽しむほどに、東京を舞台に2Dマップを歩き回れる新作がやりたいと思ってしまうのもまた事実です。SJはSJで満足していますがそんな新作・・・平たく言えば真IVを出して欲しいと切に願います。

小畑由香里が妊娠 柳沢パパに
 記事とは無関係ですが小畑由香里と言えば『BLUE FOX』は名曲です。


 壱拾漆日 火曜日

 詳細は記憶にありませんが夢に三郷雫と五和が出て来ました(其其が別の夢です)。前者はけんぷファーに夢中な現状を考えれば納得ですが、後者はどうして五和なのか不明です。先日禁書の最新刊を読んだばかりですが彼女は登場しませんでしたし、特に考えた事もありません。夢に対してそんな疑問を抱いても無意味ですがどうして五和なのかしら。

 ギョーカイ時事放談第八十三回拝聴。
 サトリナを交えた三人の思い出話を聞いていると峠のラジオを聞いていなかった事が悔しく、そして峠のラジオを聞きたくなりますなぁ。偽まるが入ってきて文句を言うとか実に楽しそうです。
うぷ「(スポンジボブの名前が思い出せずスポンジトムとか挙げてから)最後はもうオプティマス・プライムとか」
 スポンジから変形(トランスフォーム)! 今度のトランスフォーマーは身近な台所用品が戦うぞ!!
 主題歌を聞いていてこのみにを見た事がある様な感覚と見た事が無いと言う感覚が奇妙に交じり合ったのですが、アニメと同時期にヤンアニで連載されていた漫画版を見た事があるのだと思い出しました。そう言えばヤンアニと言えば何時の間にかゆびさきミルクティーの連載が再開されていて大層驚きましたよ。今やヤンアニで読んでいる作品は信長の忍びだけでしたが二つになりました。
 割かし楽しみにしていたサトリナがゲストの二回でしたが、期待通りに中中面白かったです。しかし桃井はるこに続いてサトリナまで来たら、どうしてばちこさんが来ないのかと思ってしまいますわ。ばちこさんにもゲストに来て欲しいです。より正確に言えばまたドクロちゃんねるが聞きたいです。ギョーカイ時事放談はギョーカイ時事放談で大好きですが、やっぱり一番面白いのはドクロちゃんねるでした。おかゆ、うぷ、ばちこさんの三人から成るドクロちゃんねるの面白さは何物にも代え難いです。満を辞してドクロちゃんねるが復活してくれないものかしら。
 ところで珍しく、次回配信がこんなに近付いているのに次のゲストが発表されていません。ゲスト無しなのかそれとも凄いゲストが用意されているのか気になりますね。


 壱拾陸日 月曜日

 天たまで流れたので久方振りにほちゃの『ヒカリ』を聞きました。いぬかみのアニメは不満の残る内容でしたが主題歌は好きだったのですよね。アニメの主題歌らしい曲です。
 ところで灰かぶり猫の仮面歌謡会は未だ存続していたのですね。前述のヒカリを聞いていて思い出したら直後に始まって驚きました。
 それにしても天たまも随分と長く聞き続けています。これまであたしが聞いてきたラジオ番組では最も長いですよ。
 個人的に天たまは乙女塾を毎週行い、全然やらないコーナーの筆頭としてサバイバルが挙がっていた頃が好きでした。現在でも乙女塾を楽しみに聞いているのですがめったにやらなくなって寂しい限りです。あの頃は良かったと昔を懐かしんでしまいます。
 とにかく何時でも“今”と言うのは嫌で“昔”が良く思えるものですが、現在の“今”は過去に並ぶ例の無い最大級な嫌なので、とにかく“昔”に帰りたい、“昔”に戻りたい、“昔”のミオさんと入れ替わりたいと、何をしていても常常思い、苦しんでいます。
 別にその“昔”と言うのは乙女塾を毎週やっていた天たまを聞いていた頃でなくても良いのです。ずっと遡ればターボレンジャーを見ていた頃でも良いですし、スーファミに熱中していた頃でも良く、逆に近い時代であればバーチャルアドベンチャーイーストを聞いていた頃でも、いぬかみのアニメを見ていた頃でも、ドクロちゃんねるを聞いていた頃でも構いません。とにかく“今”から逃れ“昔”に戻りたい、たったそれだけの切実な願いです。

 ジャンプ。
 単行本の宣伝頁にハンターハンター連載再開の告知があって喜びましたが、一月とは随分と先の話ではありませんか。それにどうせ永続的なものではなく、また期間限定であろう事を考えると素直に喜びません。いい加減にそろそろ完全な復活をして下さいな。
新連載 新世紀アイドル伝説彼方セブンチェンジ
 勇者学の作者ですね。好みとは掛け離れていますが面白い事は面白いです。
保健室の死神
 素晴らしい(ハラショー)! 何と良い病魔でしょうか!! ミオさんは心から望んでそっちの世界へ行きますよ!! それはそれとして校長の願いが波動拳と言うのに笑いました。

リベンジ版メガトロンを購入す


 壱拾伍日 日曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン) #7 『能力とちから』
不良「ちゃんと返すって言ってんだろう? 出世払いでさぁ」
 出世出来るの? ってミオさんはミオさんは素朴な疑問を訊ねてみたり。
 美琴が気に入った寝巻きは打ち止めに似合いそうですね。
美琴「そっ、そうよねぇ! 中学生にもなって、これは無いわよねぇ! うん! 無い無い!」
 美琴の場合は純粋に誤魔化そうとしただけですが中学生にもなってと言う言い回しが、中学生になったばかりの子供が無理に大人ぶっているみたいでした。美琴は未だ中学生と考えると幼く見えてきます。
 とっ、当麻!? 当麻だ当麻!! 突然の登場に驚き、そのタイミングの良さに笑い、当麻が出た事に歓喜しました。わーい、とうまだとうまだー!
当麻「お前の頭の中はそれしか無いのかよ」
 そうです、美琴の頭の中は当麻の事しかありません(ぉ
 狙いが風紀委員と言うのに気付くのが遅くありませんか。風紀委員の被害者が九人も出ていると分かっていて、あれだけ会議も重ねていたのに、誰一人としてその可能性に思い当たらなかったと言うのは情けないです。
 ちからを手に入れて自分を苛めていた不良ではなく、逆恨みして風紀委員を狙うのが歪んでいますよね。不良に復讐するのなら個人的には応援しましたし、学園都市なら能力が全てですからある程度は肯定されたでしょう。
 美琴のレールガンが格好良いです。
 爆発の被害が不自然に無傷な場所を見て、能力をどういう風に使ったらそうなるのだろうかと疑う白黒は思慮深いですね。普段は変態みたいですが切り替えられるのが白黒の良いところです。
当麻「はぁ、何言ってんだお前? 皆無事だったんだから、それで何の問題も無ぇじゃんか。誰が助けたかなんてどうでも良いだろ」
 格好良い台詞を言って鼻歌を唄いながら去る当麻ですが、内心では巧く美琴から逃れられたと思っているであろう事は想像に難くありません(笑)。でも先の台詞も本音でしょうから当麻は年齢の割りに随分と達観していますよね。高校生でこういう風に思える人はそうは居ないですよ。

○侍戦隊シンケンジャー 第三十八幕 『対決鉄砲隊』
シタリ「これからは飛び道具の時代だよ」
 遅いな飛び道具の時代(笑)。
 何でも最終的なチェックはするべきでしょうが、献立とかは彦馬ではなく専門の黒子に考えて貰うべきではないでしょうか?
 物量で囲んで遠距離から銃撃するのは悪くありませんが、最善策を取るなら隠れた場所からの狙撃でしょう。過去の戦隊でも冥獣神のサイクロプスは一方的な狙撃で猛威を奮いました。
 最近の戦隊では五人でやっと持てるくらいの巨大な必殺バズーカが出ませんね。ボルテックバズーカを最後にずっと出ていないと言うのは異常でしょう。モウギュウバズーカみたいな小型のではなくああいう巨大なバズーカがまた見たいです。
 レッドがモウギュウダイオーを操縦しているので、ダイゴヨウがシンケンオーの手足を装着する形態は存外理に適っているのですね。
 おぉ、大筒隊! これですよ、これ! この複数で抱える巨大な大砲、これこそ戦隊の必殺バズーカで見たいのですよ!

○仮面ライダーW 第10話 『Sな戦慄/名探偵の娘』
 霧彦と冴子の怪人夫婦が一緒に変身する姿が格好良いですねぇ。幹部と言う存在感も相俟って盛り上がります。
ダブル「こいつら何とかしねぇと、亜樹子が危ない!」
 よし、ナスカとタブーは絶対にダブルを足止めして下さい! 亜樹子が殺されるまでで良いので時間稼ぎを頼みますよ!
 タブーはダブルが去った後の残されたリボルギャリーを壊しておけばダブルに痛手を与えられますよ。ナスカへの折檻よりも優先するべきでしょう。
 頑張れスイーツ! ダブルが来る前に亜樹子を仕留めるのだ!! 早く早く!
 ヒートジョーカーフォームの必殺技『ジョーカーグレネード』は、飛び上がり空中で回転したところまでは格好良かったのですが、最後の最後に躰が二つに分かたれたので台無しでした。空中で回転したまま強烈なパンチを見舞えば格好良かったのになぁ。必殺技に迫力が無いのは本作の難点でしょう。

○ドラゴンボール改 『真打ち登場!?ギニュー隊長vs孫悟空』
 一対一の勝負を邪魔されて怒ったり、強敵との戦いを楽しんだり、この部分だけを見たらギニューは悟空と似ている様に見えます。
 界王拳での戦闘力倍増までは流石に読めないでしょうからね。恐らくはギニューが最初に見立てた六万と言う数値が素の戦闘力に近いのではないでしょうか。


 壱拾肆日 土曜日

 しゅごキャラ。
 予期していなかったなでしこの登場に歓喜しました。しかし親友なのに帰って来た事すら知らされないあむが可哀相です。
 なでしこの正体を知るりまが「なんでかしらねえ?」とか「どこかしらねえ?」とからかう様子が笑えました。その後も古典的で楽しい流れです。言われるままになでしことなぎひこを行き来する様子を見ていて、けんぷファーでナツルが出張メイドのようなもの喫茶をやる話を思い出しました。
あむ「あれ? 今度はなでしこが居ない」
 お前までわざとやっているのではなかろうな(笑)。
 今度はなぎひこが留学して、そろそろなでしこが帰って来てくれないでしょうか。

 禁書のR巻を読んでからトラウィスカルパンテクウトリの槍を諳んじられるくらいエツァリが好きになりました。これまでも彼には好感を抱いていましたがそれ以上にです。それ程テクパトルに激怒した姿が印象的だったのです。
 考えたらあたしが禁書で一番好きなのはステイルですし、どうやら自らが報われないと知りながらも一人の女性を一途に想い続ける人物がミオさんの好みみたいです。これからもステイルはインデックスを、エツァリは美琴を守り続けるでしょうし、そうであって欲しいものです。
 ところでステイルと言えば、もう久しくその活躍を見ていないですなぁ。P巻では一瞬の出番でありながら心が躍り、続くQ巻での活躍が大いに期待されましたが、登場がそれきりになってしまいました。A巻は良かったですね。ああいう風に当麻とぶつくさ言い合いながらも協力する話がまた見たいです。
 しかし魔術師として優れておりかなり強い部類に入る筈のステイルですが、他が聖人とか天使とか神の右席と桁の違う存在ばかりで彼の強さは霞んでしまいますな。この辺りは美琴にも言える気がします。彼女も元から鈴科百合子ちゃん一方通行が同じ超能力者と言っても絶対的な差がありましたが、それが黒翼で更に上の段階となりましたからな。美琴はもしかしたら本格的な戦闘には関わらないのかも知れませんが、ステイルの扱いはどういう風に対処するのか気になるところです。


 壱拾参日 金曜日

○けんぷファー #07 『Einladen〜招かれざる客たち〜』
 臓物アニマルを肩に乗せて外を歩くのはどうかと思います。腸の飛び出た縫い包みを肩に乗せている人を見たら反応に困りますよ。
紅音「何か、武器を持って行った方が良いでしょうか? 金属バットとか、釘打ち銃とか」
 紅音が楓の家に行くのに武器を持って行った方が良いのか問う場面は、真顔で後ろから殴るのだったらとか言ってしまう原作の方が坦坦とした恐さが出ていて良かったですな。アニメだとコメディタッチに処理されていて紅音の真剣度が伝わりません。
 ポッキーゲームで雫が紅音を押し倒すのは好きな場面ですが、もっとじっくり丹念に濃厚な描写で行って欲しかったです。暴れて抵抗する紅音とそれを抑え込む雫が一瞬で終わってしまいました。
楓「何でえ? 何度やっても、私とナツルさんにならない!」
 清清します(ぉ
 臓物カレーとカレー味の臓物のどちらが良いかなんて聞いた事も考えた事も無い凄い会話です。
雫「あら、手が滑った」
 えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?? な、何してんのこの人ぉぉぉぉ!!!! いきなり顔に熱熱のカレーをかける雫のこれ以上無く雫的な行動に笑いました。
 豪華な楓の家ですが中でも浴室の広さが凄いですね。その広さに驚愕しました。
ナツル「来るならせめて男の俺の時にして って男じゃん」
 男の状態で来て欲しい筈なのにそれが発覚すると破滅と言うジレンマです。しかし夜這いをかけるとは楓が完全に変態です。
紅音「とっととどけぇ! そのあまを殺せば、日本人の倫理もちっとは向上する!」
ナツル「こんな綺麗な人を殺すのは、日本の、いや、世界の損失だ」
 紅音の言う事が正論にしか聞こえません。あんな様子を見せられた直後だけに説得力がありますよ。
 アニメで白のケンプファーを出すのですか。葛原みどりも予告で名前が出ただけでしたし、全体的に簡略化されているので、原作で存在意義が皆無に近い白のケンプファーはアニメに出ないと思っていました。正直原作を読んでいて、名前を碌に覚えておらず各各の個性が見えていない状態なのですが、アニメでは声と絵が付くので寧ろ原作よりも分かり易くなるかも知れませんね。植田理香は確か一番幼い、唯一中学生のけんぷファーだったかしら?
 キャスト欄で目に付きましたが、もしかして植田理香の声が植田佳奈なのは苗字が同じ植田だからですか?(笑)
 後半は勢いが乗ってきて今回もかなり笑いました。


 壱拾弐日 木曜日

 うぇぶらじ@電撃文庫の公開録音及び第三回放送を聞きました。
 新たな放送を聞く度にすみぺでぃあの評価が高まります。すみぺは他に類を見ない稀有な個性の持ち主で本当に面白い子ですね。『シベリア送りビーム』が出てくる発想が凄いです。それに対してと言うわけでもありませんが、メインパーソナリティの声優二名がきゃんきゃん騒がしい感じで好きになれません。矢張りおかゆと三木さんがレギュラーで、ゲストに作家や編集を読んで欲しいです。電撃文庫ファンの期待に応える公式ラジオ番組と言うのですからその方が理に適っているでしょう。個人的にラジオでおかゆとの絡みを聞いてみたいのが成田良吾と時雨沢恵一で、著作が好きなので出て欲しいのが『とある魔術の禁書目録』の鎌池和馬(かまちー)、『世界平和は一家団欒のあとに』の橋本和也、そして『学校を出よう!』で一世を風靡した谷川流(ながるん)ですね。今でこそ頭の中がけんぷファー一色ですが、学校もこれまで読んだライトノベルの中でトップクラスに好きな作品の一つです。七巻の発売を願い続けておりますよ。それから他に好きな電撃文庫と言うと『いぬかみっ!』がありますが、有沢まみずは天たまやこいぬのじかんで声を聞いているのでそんなに出て欲しい気持ちはありません。
 新たなレーベルメディアワークス文庫の簡単な紹介がされましたが、どうせならおかゆもMW文庫で作品を出さないかしら。おかゆとMW文庫と言う組み合わせは全く想像が付きませんが、現状の織人をだらだらと続けるより新たな地平を開いて欲しいです。
 おかゆが作ってきたサンドイッチが掛け値無しに美味しそうでした。話を聞く限り手も込んでいるみたいですし、おかゆ云云を別にして食べてみたいです。そしてどうでも良いのですが“おかゆのサンドイッチ”と、何も知らずに字面だけ見たら不思議な光景ですね(ぉ

 ポケモンを視聴す。
 TVシリーズで無理にスケールの大きい話をやられても、と最初から否定的な目で見ていたと言うのもありますが、ギンガ団篇完結がそんなに面白くありませんでした。貴重な登場なのに活躍しないシゲル、何も出来なかったハンサム、何の為に存在したのか不明瞭なJの退場と、気になった点ばかりが残ります。Jは態態アニメのオリジナルキャラとして生まれたのにこれで終わりでは哀しいものがあります。
 しかしアカギを筆頭にギンガ団の狂気染みた姿は良かったですね。自ら巻き込まれても世界が滅ぶ事を願ったり、アカギに見捨てられながらもアカギの後を追おうとしたり、自分だけの世界を求めて去っていくアカギだったり、どれも印象に残りました。
 ところで視聴前に最も不満だったのがディアルガとパルキアを前面に押していた事でした。映画でj派手に活躍させた二体なので、TVシリーズで登場してもあからさまに見劣りするだろうと思っていたからです。原作ゲームの流れに添っているので仕方がありませんが、それならば映画で使わずに温存していて欲しいと思いました。そう、映画ではヒードランを大大的に取り上げるべきでしたでしょう! 格好良くて素敵なヒードランこそ映画の主役を張るに相応しい存在感を持っております。ディアルガとパルキア、ダークライ、アルセウスと続いた映画の流れは安直に思えてしまいます。エンテイを表題に持ってきた頃が懐かしいですなぁ。
 やっぱりアニメのポケモンは、シリアスはシリアスでも世界が云云よりもサトシが強敵とのポケモンバトルを頑張る方が好みです。


 壱拾壱日 水曜日

 ライオリ十二月号の店長の憂鬱は『目が合った』が面白かったです。読んでいて思わず「ふっ・・・」と笑みを漏らしてしまいました。時にあの子供の苗字はタカベと言うのですね。以前から明かされていたのかも知れませんが最初から読んでいるわけではないので初めて知りました。

 本日は『けんぷファーB』の感想を書きたいと思います。
 紅音(猛犬女)がナツル(♀)のスカートを捲ったりパンツを脱がそうとするのに笑いました。そのままでも奇異な光景ですがナツルが実は男と言う事を考えると実に混沌としています。
>「うおっ! てめえ、女に手を出しやがった。このエロゲーム脳!」
 紅音を変身前に戻らせようとするナツルとそれを拒む紅音の遣り取りが面白かったのですが特にこの台詞が印象的でした。やっぱり紅音は変身後に限りますなぁ。台詞一言一言が楽しいです。
>「なんで女を殴んのよ。そういう趣味なの、SM!?」
>「失礼なことを。俺は純愛だ」
>「純愛が女の子をぶつの!?」

 この遣り取りも面白くてまた笑いました。水琴の問い詰め方も良いのですがいきなり純愛とか言い出すナツルの反論も可笑しいです。
 ヒキニゲカバに纏わる思い出話を作り話と言う事にした雫ですが、ナツルではあるまいしこれを作り話と信じる人は居りますまい。雫の言葉が切なく響きます。
 元来楓が好きではないので、被害者ぶって紅音にいじめられたとかいじわるをするとか言い出す楓に苛立ちます。
>正直に返事。なんでこのお犬様は、こんなに吼えていらっしゃるんでしょうね。
 ナツルは変身後の紅音に対して心の中で酷い言い草ですよね。基本的に犬呼ばわりです。
 色色とありましたが最後の雫とナツルの接吻に全てを持っていかれた第三巻でした。この破壊力は凄いです。
 感想が纏まってから書こうと思っている内にだらだらと引き延ばされ、時間の経過と共に最初に読んだ時の記憶が薄れてしまいました(苦笑)。熟成させようとしたら腐敗していたみたいで感想と言えるほどの中身がありません。後に残ったのは相変わらずナツルの語りが絶妙なのと、楓に対抗心を燃やす紅音の印象的な姿のみです。これを読んでいると心から紅音がナツルと結ばれる様に応援したくなりますよ。


 壱拾日 火曜日

 店頭に足を運んで、既に一度読んだまんがタイム十二月号を再び開きました。
 何故なのかと言えば当然ながら理由があります。
 小生が日参しているウェブサイトの一つにとあるウェブログがあるのですが、何とこのウェブログの管理者が描いた漫画が同誌に掲載されていると言うのです。このウェブログは閲覧しているのみなので当方から一方的に知っているだけなのですが、それでも自分が知っている人の作品が商業誌に載っていると言うのは不思議な気分ではありませんか。しかも読んでいる雑誌にですから尚の事です。
 当該ウェブログはアクセス数が(失礼ながら)少ないので、日参している自分はその僅かな人数の一人なのだと言う意味での感慨もあります。もしも後年、作者がプロとしてデビューされ有名になろうものなら、そのウェブログをデビュー以前からチェックしていたとひっそり自分の中で誇る事にしましょう。
 ところで雑誌の方ではウェブログに触れていないので当然と言えば当然かも知れませんが、作品の掲載前後でアクセス数が全く変化しておられませんでした。当然の事ではありつつも何だか印象的です。


 玖日 月曜日(十日更新)

 ジャンプ。
新連載 ねこわっぱ!
 個人的に好みではありませんが一定のレベルはありますね。
サイレン
 敵であるグラナにも魅力がありますし本当に本作は面白いです。
鍵人
 サイレンと並んで大好きだったのに終わってしまいました。こんなに面白いのに人気が出ないと言うのですから度し難いものです。


 捌日 日曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン) #6 『こういうことにはみんな積極的なんですよ』
 美偉は美琴の正体に気付かないものでしょうか? 超能力者(レベル5)として有名なのですから、顔を知らなくても御坂と言う苗字と常盤台の制服でピンと来ても良さそうなものです。一般人ならいざ知らず仮にも風紀委員ですから尚更です。
美偉「研修以前に、一般常識で考えて頂戴!」
 美琴に一般常識を説くとは愚かな、彼女は自販機を蹴って飲料を取り出す人ですよ?
 美琴と美偉の噛み合わない会話に笑いました。
涙子「で、花は何時生えてくるの?」
かざりん「これは生えてるんじゃありません!」
 そうですよ、花が、ではなく、花から生えているのですよ! かざりんの本体が頭の花だと言うのは常識ですよ?(ぇー
 変に我慢する美琴なんて美琴らしくありません。加害者の二人を電撃でやっつけてから、無礼な被害者も痛めつけてこそ美琴でしょう。冗談でも何でも無く真面目な話し、美琴はガキ大将性質と言うか、傍若無人な所が多分にありますから、普段ならそれくらいしていますよ。本気で。ですが同時にそれが美琴の魅力である事は言うまでもありません。
 ところで今回の副題はどういう意味だったのでしょうか? 見終えても何を指しているのか理解りませんでした。

○侍戦隊シンケンジャー 第三十七幕 『接着大作戦』
 東映特撮で頻繁に、そして長く使い回され続けているビル爆破シーンですが、具体的にどの映像がどの作品が初出なのか知りたくなるのですよね。ネットサーフィンしましたが探し方が悪いのか、そういう情報を網羅したサイトが見付かりませんでした。こういうマニアックな情報こそインターネットに求めていますし、広い広いネット世界になら転がっていそうなものですが、無いのでしょうかねぇ。
 モチベトリのデザインは良いですね。白を主とした配色がアヤカシでは新鮮に映ります。
 今回は珍しく、流さんではなく千明に賛同します。まともに動く事すら儘なりませんし、下手な事をしたら喧嘩になるのですから、大人しくじっとしているべきでしょう。残っているシンケンジャーは四人と、戦力面も致命的な問題ではありません。
 両腕にモチベトリの能力でくっ付いて繋がった流さんと千明を見て、最近目にしたライトノベルか漫画かアニメで、主人公とヒロインが同様にくっ付いてしまいヒロインが厠に入る間、主人公が目隠しと耳栓を付けられた場面があったのを思い出しました。しかし何の作品であったかまでは思い出せず、この主人公とヒロインがくっ付いてしまうと言う展開が非常に多用されているので絞り切れません。思い出せそうで思い出せない状況にモヤモヤと悩ませられ、悶え苦しんでいたのですが、十数分の後にひょっとしたらダブルアーツではないかと思い当たりました。掲載されたジャンプが現在は手元に無いので確認が出来ませんが、確かダブルアーツにそんな話があった気がします。最初はひょっとしたらと言う程度でしたが、記憶を探っていると先ず間違い無いだろうと確信が持てました。良かったです、一気にすっきりしました。これまでに幾度も経験していますが思い出せそうで思い出せない状況は最悪な気分ですからね。
 巨大戦に参加している面子がレッドとゴールドの二人だけなのに、一体の怪人に三体のロボと言う戦力差になってしまいます。何度も言っていますがあたしは巨大戦で戦隊側が多数を占めると言うのがどうしても好きになれません。卑怯に見えてしまうのですよね。モウギュウダイオーの戦闘は嬉しいのですが相変わらず描写は短いですし、モウギュウダイオー一体のみ参戦でもっと存分に見せて頂きたかったです。
 流さんと千明が全く同じ動きでお寿司を食べているのは、確かにあの場に居たら可笑しくて笑ってしまうでしょう。ブラウン管の前で見ていても笑ってしまいました。

○仮面ライダーW 第9話 『Sな戦慄/メイド探偵は見た!』
 書籍の上にスリッパを載せるとか筆紙に尽くし難い最悪な振る舞いです。開始一分で苛立たせるとかこの女はどうなっているのでしょうか。
亜樹子「何で君は何時もそうやってあたしを追っ払おうとするわけ!?」
 一秒でも、一瞬でも早く視聴者の視界に入らない様にする、翔太郎の非常に気が利いた紳士的な行いではありませんか。
翔太郎「危険だろ!」
 そうですよ、こんな女を見せられては視聴者の精神状態が危険です。
 亜樹子のミックと若菜への無礼は万死に値するでしょう。さぁ、園咲家の皆様、あの女の頭蓋を割り中から取り出した脳味噌を摩り下ろして下さい
 屋敷に潜入した亜樹子の様子を長長と見せ付けられて本当に腹が立ちますわ。翔太郎と会話して門から指を出した時はそれを圧し折ってやろうかと思いましたよ。ヒーロー番組と言うのはどんなに憎らしい怪人も、最後にはヒーローに退治されるから爽快な気分になれるのです。もう本物の亜樹子は既に殺されていて、ドーパントが彼女に成り代わっているとかで良いですよ。ダブルの必殺技メドレーでアキコ・ドーパントを塵も残さず消滅させて下さい。そしてケンプファーみたいに“この世から消えて”しまうのです。晴れてハッピーエンドです。
 いきなりメイド長にバケツを被せると言う常識はずれな亜樹子の行為に唖然としました。これは人としてどうですか。いあ、彼女を人と思ってはいませんが、それでも本気で口をポカンと開けて「は?」と間の抜けた声を出してしまいましたよ。十年以上も続く平成ライダーが犯した唯一にして最大の罪はこの女を顕現させた事でしょう。
 ストーカー相手に笑顔で自らの遍歴を語り聞かせている霧彦に、初めて性格が見えて来ました。そうですよ、最初からもっとこういう面を見せてくれれば良かったのですよ。
スイーツ・ドーパント「化け物とは無礼な。私は味覚の化身だ」
 出来損ないのメトロン星人みたいな外見なのに、味覚の化身とか物は言いようですな。しかし生物の縛りが無くなりモティーフの幅が広がったドーパントですが、スイーツとは他に類を見ないモティーフの怪人ですなぁ。この自由度の高さは暴魔獣に通ずるものがあります。
 粘着質の体液が硬化して相手を動けなくするスイーツ・ドーパントの能力が、直前に放送されたシンケンジャーのモチベトリと被っていますね。狙ったわけではないのでしょうが面白い偶然です。
 ダブルが硬化した体液をメタルシャフトで弾いてから敵に追撃したところへナスカ・ドーパントが乱入して二対一になる今回の戦闘は面白いです。しかしながら如何せん戦闘時間が非常に短くて満足出来ません。そうだ、閃きました! 亜樹子の描写を全部削ってその分の尺を戦闘に回せば良いのではありませんか!? これぞまさに一石二鳥です。うわぁお、ミオさんは天才ですか!!
 最後に敵のボスが映る終わり方が昔の特撮作品みたいでした。

○ドラゴンボール改 『孫悟空ついに到着!蹴散らせギニュー特戦隊』
 自分の力がベジータを完全に超越したのを知りながら地球での再戦を望む悟空はちょっと意地が悪いですね。
 強烈な肘鉄を食らわせてから笑顔で「悪い悪い」と謝る悟空がちょっと恐いですよ(笑)。
ジース「何時までも舐めた事しやがると・・・(ドゴンッ!)うわがぁっ!」
バータ「えぇっ!?」
 えぇっ!?(笑) 別に卑怯と言うつもりはありませんが喋っている途中に悟空がいきなり攻撃したのに笑いました。バータも驚きますよ。
バータ「宇宙一のスピードを誇る俺様の後ろにぃぃっ!!」
悟空「じゃあ宇宙二じゃねえのか?」
 出た! 余裕のある態度が格好良いです。
バータ「ふざけるなあっ!!! サイヤ人に其処までのスピードが出せるものかあっ!!!!」
悟空「知るかよそんな事。すんげえ修行したからだろ?」
 修行しただけでそうなられても困るのですが事実なのですから仕方がありません。今回は悟空が本当に格好良いですなぁ。
 今回はとても面白かったです。矢張り悟空は違いますね。これこそ主人公の格と言う奴でしょう。どれとは言いませんが現在のジャンプで連載している、主人公が出るとつまらなくなる作品は見習って欲しいですね。


 漆日 土曜日

 ジャンボ十二月号を読んだら重野なおきの新連載『じょしもん』が載っていました。ひまじんのジャンボ掲載が終わったのでその代わりですね。ひまじんが読めなくなったのは残念でなりませんが、これはこれで重野なおき作品と言う事で無条件で楽しめますよ。
 それから先兄で、兄が月子への恋心を自覚して一気に展開が佳境になっていて驚愕しました。これは近近終了してしまうのでしょうか? 兄が月子を好きになってからのギクシャクした間柄、そして恋人になってからの様子もじっくりと読みたいので続いてくれる事を願います。

 『とある魔術の禁書目録(インデックス)R』を読破しました。
 表紙を一見して分かりますし本文の前に注意書きもありましたが、十九巻は十五巻と同様に鈴科百合子ちゃん一方通行(アクセラレータ)が主役の、科学サイド裏の世界を舞台にした話しなのですね。
>『週末になったら会えるって言ってたよね、ってミサカはミサカは確認を取ってみる』
>「・・・・・・予定が変わらなかったらな」

 まるで遠距離恋愛中のカップルみたいな会話ですね(笑)。
 結標淡希の計画を頓挫させたお嬢様学校の大能力者(レベル4)超能力者(レベル5)のコンビと言うのが、それは常盤台の白黒と美琴の事かと類推し、彼女達の間にそんな戦いがあったとは是非とも読んでみたくなったのですが、ひょっとして原作八巻の内容を指しているのでしょうか? ・・・ひょっとしても何も間違い無くその通りですよね。
 ショチトルが原点と融合させられた理由が、超電磁砲(レールガン)SSでの命令違反と言うのは、やり切れないと言うか複雑な気持ちにさせられますね。
「・・・・・・女子中学生だと。貴様、まさかそんな理由で『組織』を裏切っていたとでも言うのか?」
 そういう風に言われるとエツァリがとても駄目な人間に思えてしまいます(笑)。
 ネット上では冗談交じりに『グループ』は変態(ロリコン)の集団と言われていましたが、とうとう原作内で正式に明言されてしまいました。ギャグ描写とは言えある種のネタを原作で使ってしまうと言うのに心境は複雑です。ところで淡希がショタコンと呼ばれていましたが、これまでそんな描写はありましたか? 思い当たる事が無いので困惑してしまいます。
 絹旗最愛が滝壺理后への見舞い品として用意したシュール系マスコットの縫い包みですが、不気味な縫い包みなら臓物アニマルを出して欲しかったと思ってしまいます。作者も出版社も異なるのですから無理な話でしょうし、縦しんばそれらを解決してもかまちーと築地俊彦に私的な交流が無ければあり得ない話なのですが、それでも臓物アニマルが良かったと思ってしまうのです。
 砂皿緻密が生きていましたか。SS二巻で執拗に確実に殺すには狙撃と語っていたのが、ミサイルで攻撃された緻密が生きている事を暗喩させていたのですね。禁書は本当に誰が再登場するか読めませんな。差し詰め今巻では、仕上が乗ったヘリコプターの操縦者が怪しいでしょうか。
 甲賀の末裔と言う杉谷が安物のライターを模した武器で攻撃するのが忍者らしいですね。甲賀の末裔だから忍者とも限りませんが現代風の忍者と言う感じで良いです。
 一度の一つの標的しか設定出来ないトラウィスカルパンテクウトリの槍ですが、標的を破壊するその効果は絶大ですね。潮岸が纏った駆動鎧(パワードスーツ)を破壊する様を見せられて、その凄さをまざまざと思い知らされました。
 トチトリを人として扱わないテクパトルの非道に激怒するエツァリが最高に格好良いです。以前より美琴を守り続ける一途さに心を打たれていましたが、改めてその格好良さを認識しました。テクパトルに勝利したエツァリが二冊目の『原点』を取り込むのも着実に危うい力を蓄えていっているのが見て取れて興味深い描写です。作中に二冊目の『原点』が登場したのにはそんなにほいほいと出てしまう事に抵抗感がありましたがこれはこれで面白いです。
 今巻の戦闘描写で、一方が一方を追い詰めた状態で止めの一撃を放たんとした刹那に場面転換、そして再び場面が戻ると実は止めを刺そうとした方がやられていましたと言うパターンの多用が異様に目立ちます。こんなに繰り返されると意外も何も無く、杉谷の時にはこうなるだろうと予想しながら事実そうなって辟易しました。正直に申し上げて陳腐といって良い域です。
 浜面仕上がアレイスターから当麻や鈴科百合子ちゃん一方通行よりも危険視すると言うのは何だか好ましくありませんなぁ。彼は飽く迄一介のチンピラであり脇役なのが良いのであって、それ以上に目立ち活躍するのは何か違う気がします。
 完全に死んだと信じて疑っていなかったので、麦野沈利が生きていたのには緻密と違って意外性と驚きに溢れていました。本当に大概の死んだと思われる人物が生きている作品ですなぁ。この分では少なくとも垣根帝督は生きていると見て先ず間違いは無いでしょう。
 沈利に追い詰められて絶体絶命の仕上を、唐突に何の脈絡も無く美琴が颯爽と現れて助けに来たら格好良いのに、と夢想しました。能力者としては美琴の方が上位にランクされていますが、沈利の方が実戦に慣れているでしょうし面白い戦いになりそうですし、そうなれば美琴が本気で戦う稀少な場面が見られます。それに美琴が当麻の影響を受けてヒーローの様な活躍をするとか最高です。
 未だ明かされないだろうと思っていた『ドラゴン』なるコードネームの正体はアレイスターと縁の深い彼のエイワスでした。『ドラゴン』は当麻に関係があると睨んでいたので、完全に想定とは違う展開です。それにしてもどうしてエイワスが『ドラゴン』なのでしょう? 単純に天使からの連想と言うだけの理由であれば、作品として読者を納得させるだけの説得力がありませんなぁ。
>「アレイスター自身はイレギュラーな現象が発生するたびに、それを計画へ有利に組み込む事でリカバリーしていると思い込んでいるようだが、小さな亀裂は少しずつ広がり始めている。このままでは、計画の実行者であるアレイスターの予想もしていない事態に発展するだろう。そう・・・・・・」
 これまで何が起きても計画の内か或いは計画に利用するアレイスターに、何をしても掌で踊らされているに過ぎない様な途方も無い大物感があり、それが彼をラスボスとしての存在感を磐石な物にしていました(悪く言ってしまうと作者が深く考えずに全てアレイスターの思うが侭と言う事にしている印象も無きにしも非ずでしたが))。作中の人物では誰一人として彼を破れる印象が無かったのです。しかしエイワスの登場及び彼のこの台詞で、初めて歪と言うか瑕が見えましたね。尤も同時に、エイワスが消滅した折にアレイスターが「これも計画の内」と笑っている姿も想像出来てしまいますが。
 沈利の台詞で帝督も生きている事が断定されました。彼の場合は生きている可能性も考慮していましたし、その再登場に期待もあったのですが、こういう風にあんな状況からでも蘇生が可能と言われてしまうと微妙に冷めてしまう部分もあります。辺に引き伸ばしたりしないでピリッと締めて欲しいですね。
 当麻が向かっているロシアを鈴科百合子ちゃん一方通行も目指すのは面白いと思いましたが、続いて仕上も彼の地に行こうとしているのは嫌だなと思ってしまいました。当麻が表の主人公であるのに対して、鈴科百合子ちゃん一方通行が裏の主人公としてその対になっている構図は好きなのですが、仕上が肩を並べる主人公の一角とされるのには大いに抵抗があります。仕上自身には殊更嫌う要素はありませんが彼が主人公とされるのは拒否感がありますよ。
 久し振りの科学サイドでしたがやっぱり当麻が出ないと不満足ですなぁ。裏の世界の話なので基本的に暗いのですよね。一口に同じ科学サイドと言っても趣が大きく異なります。当麻は表の世界の住人なので、陰惨な展開や敵にウェットな事情があっても何処と無くカラッとしているのですよね。平和を満喫している当麻にトラブルが襲い掛かり、解決してまた平和に戻る話が小生の好みです。それとヘヴィーオブジェクトでも散見されましたが、『ゴバッ!!』とか『ドパァッ!!』とか擬音の多用が目に付きますなぁ(苦笑)。ちょっとお粗末な文章ではありませんか?

巨人7年ぶり頂点 MVPに阿部
 今年はプロ野球を全然チェックしていなかったので何時の間にか巨人がリーグ優勝して何時の間にか日本一になっていました。


 陸日 金曜日

○けんぷファー #06 『Heimkehr〜敵か味方か〜』
 ナツルが水琴に着せる為に服を脱ぎましたが、一瞬、「何でこの男はいきなり裸になろうとしているのだ!?」と驚愕しました。
 原作のナツルは変身しても声が変わらないので極力喋らない様にしていますが、アニメだと完全に女声なので女性にしか見えませんね。
 雫が珈琲を注文しなかった事に舌打ちするナツルが良いですな。
 原作にあったナツルの独白が省かれてしまっていて、『沙倉さんは盲目的すぎる。下手すると、「ナツルさんなら高度千メートルからパラシュートなしで飛び降りても平気です」とか言いかねん。なにより問題なのは、俺は沙倉さんに頼まれればやってしまうことだ。』とか面白い台詞が無くなっているのが残念です。原作ではナツルの語りが面白さの大半を担っておりましたので、それが完全に無いのは痛手ですしどうもナツルの個性が薄いと言うか性格が見えて来ません。ナツルのアイデンティティである病的なまでの沙倉楓信者な要素が無いと物足りないですなぁ。アニメのナツルは毒にも薬にもなりません。
 水琴との初戦でいきなりナツルと紅音が正体を明かすとは随分と端折っていますね。展開の早さと変身後の紅音が大人しく雫の言葉に従った事に吃驚しました。
 幼馴染の男が女装してメイド服を着ている姿を見たら気を失うのも無理からぬ話です。てか、ナツル(♂)のメイド姿は正体を知っていても衝撃的な光景でしたよ。
水琴「男の癖に女になって、メイド服着て、おまけに百合を目指すなんて、変態も良い所じゃん」
 倒錯的ですよね。
 原作を読んでしまったのは失敗だったかも知れません。原作未読なら新鮮に楽しめたであろう展開も、原作の内容を大きく端折って進めていると言う差異の方ばかりが気になってしまいます(ふははー、言ったとおりだろう!)。以前ほどアニメを面白いと思えなくなってしまいました。物語の大幅短縮化は言いとしても、前述した様にナツルの独白が無くなり彼が無味無臭の存在になってしまっているのが痛いですね。しかも今回はアニメで高く評価している、ナツルと紅音の噛み合わない会話が無かったので余計に不満に思ってしまいました。でも原作を読んだのは失敗だったと言っているだけで本当は全くそうは思っていません。あんなに面白くて最高の作品を読めたのですから其処に失敗の二文字が入る余地は皆無なのです。けんぷファーは最高です。

 昨日は買えなんだ『とある魔術の禁書目録R』を購入しました。モノトーンの表紙が今月の電撃文庫新刊の中で異彩を放っておりましたよ。十八巻は過度の期待を抱いていた為に実際の内容と落差が激しく低評価になっており、けんぷファーに夢中な事もあって禁書全体への興味も薄れていますが、果たして十九巻でそれを覆してくれましょうか。


 伍日 木曜日

 店によってはもう禁書の十九巻が売っているらしい、ってミオさんはミオさんは居ても立ってもいられなくなったり。いやでもでもどうせ近くの店では未だ売ってないよ買えないよ、ってミオさんはミオさんは冷静さを取り戻そうとしてみる。外に出たら碌な目に会わないと学んだばかりだしね、ってミオさんはミオさんは学習能力の高さを誇ってみたり。それに夜に外を歩くのは怖いからね、ってミオさんはミオさんは否定材料を並べてみる。言っても無駄無駄意味が無い無・・・でもミオさんは信じる心を持ち続けたい! ってミオさんはミオさんは勢い良く部屋から飛び出してみたり! うひゃあ夜の公園に夜の墓場に夜の人家に空に浮かぶ月にどれもこれも怖いよー、ってミオさんはミオさんは恐怖で心臓が泊まりそうになりながらその先にある希望を目指して足を速めてみる。既知の間柄とも言える行き慣れた書店に足を踏み入れたけれど結果は予想通りだったの、ってミオさんはミオさんは新刊を置く為に用意していると思しきぽっかりと開いたスペースを見て落胆してみたり。ふ、ふんだ! 理解ってたもん売っていないのは予想してたんだから、ってミオさんはミオさんは別に全くこれっぽちもがっかりしていない事を動揺しないで表現してみる。哀しい結果だったけど行かなかったら行かなかったで悶悶としたまま過ごす事になるんだからこうするしかなかったんだもん、ってミオさんはミオさんは来た道をとぼとぼと歩きながら帰途についてみたり。

 禁書を買えなかった事とは無関係ですが、おまけ目当てで購入した電撃コミックス『とある科学の超電磁砲(レールガン) 04』を読みました。普段なら一巻から三巻を読むまで封印しておくところですが、別段購入予定も無く其処まで楽しみにしているわけでもないのですし、雑誌掲載時に何度か読んでいて完全な初見ではないので気にせずに読んでみます。
 上記の様に雑誌で読んだ事がありまして、これまでに全く読んだ事が無かったのは第21話と第23話の二話だけでした。第22話に到ってはこの日に読んだ記憶があります。
 印象的だったのが第20話です。妹達(シスターズ)に新鮮に驚いている方の研究員が、最後の頁では死体の処理を命じられる妹達を冷静に不気味に見る様子が恐怖でした。彼女が妹達を人間として見ていない表れですね。
 それから第22話に顕著ですが、美琴が妹達とまるで本物の姉妹の様に触れ合っているのが微笑ましいですね。禁書本編でももっとこういう描写が見たいと思いました。クローンであり妹である妹達と美琴は関係も絆も強い筈なのに、専ら妹達は当麻との絡みが主になってしまっていますからなぁ。命の恩人である当麻に対する想いが強いのは確かでしょうが、もう少し美琴と妹達の絡みが見たいです。
 凄く面白いとは思いませんでしたが続きが気になると言えば気になりますし、続刊が出たら買うかも知れませんがその時にならないと分かりませんな。最近は電撃大王を立ち読みする機会が無くなり見ていないのですが、何でも雑誌連載の方ではアイテムが登場したらしくそれはちょっと興味があります。
 附属するストラップが打ち止め(ラストオーダー)なのに疑問と不満があったのですが、雑誌の付録にインデックス、美琴、白黒があるのですね。しかしそれでも作中に登場していない打ち止めと言う人選には疑問が残りますし、ゲコ太ストラップにして欲しかったと言う未練があります。考えたら雑誌でインデックスが付録になるのも変な話しで、前四種なら(それが望ましいかは別として)美琴、白黒、かざりん、涙子が妥当ではないでしょうか? かざりんだったらちょっと欲しいです。


 肆日 水曜日

 ギョーカイ時事放談第八十一回を聞きました。
偽「毎週、休みだろうが何だろうが、この時間に時事放談を聞かないと気持ちが悪い」
 別にコアリスナーを気取るつもりはありませんが、ミオさんはまさにこのタイプですなぁ。ミオさんの行動に於いてこういう事は全て決められております。それ故に非常に窮屈で、状況によっては時間の調整に難儀する事も屡です。
 今回の放送で読まれたメールの中に、既視感と言う言葉では片付けられないほどに聞いた覚えのある内容がありました。暁の銀河さんや小僧さんのメールですが、第七十九回でも全く同じメールが読まれていますよね。敷居が高いとか門が狭くなるとか未だ記憶に残っています。パーソナリティーのお二方はどのメールにも目を通しているから内容を把握しているが為に、その中でどれを放送で読んだのか細かく覚えていられないのでしょうかね。ところでラジオ番組にメールを送った事が無いミオさんには理解りませんが、やっぱり送ったメールが読まれると言うのは嬉しいのですよね? それが一つのメールで二度も読まれたりすると喜びも倍増なのでしょうか?
 どれかのメールにあった「重要なのは川瀬さんに伊平さん、そして里見さんが出る事です」の一文が我が意を射たりと言う感じでした。結局はこれに尽きますよね。


 参日 火曜日

 まんがホーム十二月号のらいかは『雄山か』が面白かったです。嫌な客ですな(笑)。

 数日前にけんぷファーを全巻読み終えましたので、頭の中で纏まった分から感想を書いていきます。
 最初は当然ながら『けんぷファー@』です。
 本作は基本的に瀬能ナツルの一人称で構成されていますが、軽妙な語り口で読み易く、ナツルの何気無い呟きが面白かったりします。文体は悪くありませんね。但し、時折――簡単に言えばナツルが登場しない場面――三人称の文章になるのですが、それが一人称の文章と全く書き分けられていないのが難点です。
 ナツルが服を買う場面では美嶋紅音とますみのおかしなファッションセンスが披露されますが、その中でも最後の『「ご自由にお触りください」とプリントされたスカート』は強烈な印象が残りました。こういうのが思い付くのは素直に凄いと思います。
>やはり、かなり沙倉さんのことが嫌いみたいだ。これはいけない。機会があったら、沙倉さんの魅力を時間の許す限り教えてあげよう。
 うぜー(笑)。
 アニメの二話であった遣り取りで紅音がナツルの言葉を卑猥な方に誤解したのが好きだったのですが、あれはアニメオリジナルで原作には無かったのですね。「どうしたら、硬くなるかですか?」とか面白かったのですがありませんでした。アニメは基本は原作に添いながらかなりカットしていますが、台詞回しは原作よりもアニメの方が洗練されている気がしました。
 ナツルがアンケート葉書の脱字で回答が『はい・いい』になっているのを見た事があると言っていますが、私は昔、学校の配布物で『出席します・欠席しません』になっているのを見た事がありました。出席を強制とは恐ろしい話です。
 第一巻を読み終えて素直に面白いと思いました。築地俊彦に好意的な印象は無かったのですがその評価を覆して余りある内容です。しかし面白かったのはナツルの語り口、ナツルと紅音の掛け合い、ナツルが巻き込まれる描写と言った笑える部分で、ケンプファーに変身して戦うと言う物語の根幹となる要素にはこれから面白くなりそうだと言う予感は抱けませんでした。シリアスが書けそうに見えません。
 主人公の瀬能ナツルの事はとても好きになりました。最近のライトノベルで好きになった主人公と言うと他に、『いぬかみっ!』の川平啓太と『とある魔術の禁書目録』の上条当麻が挙げられます。この二人は性格こそ違えど、ここぞと言う場面でとにかく格好良いの一言に尽きました。物語が盛り上がると同時に格好良さも最高潮に達して興奮させてくれるのです。それに対して本作の瀬能ナツルは、正直に申し上げまして格好良いとは思えません。しかしその駄目さ加減が堪らなくいとおしいのです。その鈍さや駄目な部分が、一人称の文体と言う形で心情も含めて伝わり、最高に好きになりました。また恋愛や憧憬を通り越して、宗教の信者と言って差し支えの無い沙倉楓への愛が徹底しており、此処まで来ると清清しいほどでした。
 変身すると性格が豹変する紅音は、変身後の方が魅力がありますね。乱暴な言葉の数数が物語を彩ってくれます。
 ところで読む前から気になっていて、読後も理解出来ないのが作品名の平仮名と片仮名が混じった表記方法です。作中の用語である『ケンプファー』はそのまま単純に片仮名表記なのに、どうして題名は『けんぷファー』なのでしょうか? 其処にどのような意味があるのか見出せず、素直に受け入れられません。これで作中用語の方も『けんぷファー』と言う表記であれば、そういう設定なのだろうと納得――それでも全てをひっくるめて改めて、どうして混在させる表記なのかと別の疑問を出しますが――しますが、そうではないからややこしいです。

 続けて『けんぷファーA』です。
 アニメで大笑いした紅音がケーキを持ってナツルの家を訪れる場面ですが、アニメを先に見てしまうと原作の会話は少し及びません。
 紅音に楓について語り出そうとするナツルは酷いですね。片想いの相手から好きな人の話をされるとかどんな拷問ですか。
>高校二年生なのに、重度の健忘症になったのかもしれない。沙倉さんを嫌うくらいだ。病気を患うこともありうるだろう。
 もう何一つとして意味が理解らない(笑)。
 どうしても二年四組の面子が勝手な振る舞いをするのが好きになれません。しかもナツルが文句を言いながらも従っているのが理解に苦しみます。楓も性格は悪いのですが不快感を抱いたりはしませんからね。
 ナツル(♀)がナツル(♂)を好きになる、ナツル自身も言っていますが素晴らしいナルシズムですね。最高の関係です。ナツル(♀)はナツル(♂)にぞっこんですからね、楓の立ち入る隙は無いと知りなさい。
 ナツルと紅音の掛け合いが好きなのですが、雫を前にしたナツルの反応も良いですね。雫に言い様に言われたナツルが、言葉には出せず心の中でだけ恨みを綴る様が楽しいです。
>顔面は緊張し、般若みたいになって俺を睨みつけていた。
 般若みたい? それはセップククロウサギでしょう(謎)。

 矢張り、文章が面白い、その一語に尽きます。ナツルの語る絶妙な一言一句が面白くてなりません。そのずれた思考と相俟って本当に面白いです。完全に築地俊彦を侮っておりました。話の構成や組み立てはともかくとして、文章力に於いては非常に質が高いです。何度読んでも飽きが来ず、読めば読むほどにどっぷりとその魅力に嵌っていきます。


 弐日 月曜日

 ジャンプ。
鍵人
 次号から新連載が始まる時期にこの位置とはもう決まったも同然ではありませんか。こんなに面白いのですからもっと続いて欲しいです。
AKABOSHI
 此方は妥当でしょう。正直、面白くありませんでした。


 壱日 日曜日

○とある科学の超電磁砲(レールガン) #5 『とある二人の新人研修』
 過去の白黒が幼くて今よりも可愛らしいですねぇ。苺ましまろの美羽に似ています。
 自分の失敗を棚に上げてかざりんに説教をする白黒に驚きました。かざりんの忠告を聞かずあんな迂闊な失敗をしたのに、何でかざりんが悪いみたいなの?(笑)
 白黒を嗜め指導する固法美偉が格好良いですねぇ。絵に描いた様な先輩像です。性格は違いますが篠宮多美子もこんな感じなのかなぁ。
美琴「はくしっ!」
 美琴はくしゃみの仕種が微妙におっさん臭いですね(笑)。このほんのり混じったおっさん臭さが美琴の魅力です。
 風紀委員とは大したもので、白黒の体術が小学生とは思えません。不意を衝かれたとは言え武器も持たず素手の小学生に叩きのめされる強盗が格好悪いです。
 美偉が怪我をした後に流れるBGMが禁書のアニメで使われていた曲ですよね。一方通行と妹達との事で悩む美琴が佇む場面で流れていたのが印象的な、切なくて良い曲です。
 電撃で援護をした美琴が格好良いです。ここぞと言うタイミングででしゃばらない程度の一撃、主人公たる美琴の格好良さが凝縮されていました。

○侍戦隊シンケンジャー 第三十六幕 『加哩侍』
 カレーライスを見て思い出しそして同時に食べてみたいと思うのは、何と言っても竜児がお宝スパイスコレクションで作ると言うカレーです。辛いのが駄目な大河に合わせて甘口に調整された竜児のカレーが食べてみたいです。
茉子「悔しいけど、負けたわ・・・」
 ちょっと待て。その言い方には色色と言いたい事がありますぞ? 事実に反する事は全く言っていませんが、これではまるで茉子も料理の腕が優れているみたいではありませんか。全く拮抗していませんからね?
 鰈ならともかくカレーの匂いがするお寿司は食べたくありませんなぁ。
 正直に申し上げましてカレーだろうがお寿司だろうがどうでも良いとしか言えない話でした。アヤカシが暴れてもビルが壊れるだけで人の被害が見えませんし、直ぐに水不足で帰還しますし、全く内容に絡んでおらずお世辞にも褒められた出来ではありません。

○ドラゴンボール改 『地獄のリクーム!楽しませろよベジータちゃん』
 OP映像の一部が変更されて酷いネタバレになっていました。アニメのOPでこれから戦う敵の姿を見せるのは珍しくありませんし、原作や旧作アニメが十年以上も前にあった作品に今更ネタバレ云云を言うのも理不尽かも知れませんが、それでもフリーザの全形態に超サイヤ人を見せてしまうのは如何なものでしょうか。
 リクームの声も最初からこれでしたら、或いは許容出来たのかも知れませんが、矢張りどうしても前任者の影がちらつくので受け入れ難いです。レギュラーとかボスの一部を除いて、これから基本的にオリジナルキャストは期待しない方が良いのでしょうか。
 悟飯がベジータを「ベジータさん」と呼んでいましたが、この頃はまだ敵と言う事で呼び捨てではありませんでしたか? 悟飯の性格から考えれば違和感はありませんが少し気になりました。

 『喫茶黒うさぎ〜秘密の小部屋〜』の第六十九回にて、『今ナイフとフォークで食べてみたいものは?』と言う今日のお題で矢野さんが答えた『俺のハンバーグ山本』と言うのがずっと印象に残っていたのですが、本日念願叶いそれを食す機会に恵まれました。ご飯と味噌汁が大変美味しゅうございました。