ヘリグロホソハナカミキリ
Ohbayashia nigromarginata nigromarginata (Hayashi,1953) 


  体  長    10 〜 14mm

  出現時期    5 〜 6月


ミズキに訪花したヘリグロホソハナカミキリ(左触覚の9節以降は欠けている)
飯田市 2014.6.03(以下同じ)

 サワフタギなどのハイノキ科を寄主植物にし、県の南部だけに記録のあるハナカミキリです。
 発生地の飯田市の峠には毎年のように訪れていますが、今まで本種に出合うことができず、この日はメスが産卵するサワフタギの立ち枯れを事前に探す目的でやってきました。
 産卵時期には少し早いため、一段落したところでミズキを見回っていたところ、思いがけず1頭を発見することができました。
 このミズキは花をつけた下枝が大きく張り出し、かつてヨコヤマトラカミキリヤマトシロオビトラカミキリなどを撮影した私にとって縁起の良い木です。
 別属のニンフホソハナカミキリも数頭飛来していましたが、ニンフホソハナに比べるとがっちりした印象です。


花粉を食べる同じ個体


花序の下面で休息する


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