ヤマトシロオビトラカミキリ
Kazuoclytus lautoides (Hayashi,1950) 


  体  長    6 〜 11mm

  出現時期    4 〜 6月


ミズキに訪花したヤマトシロオビトラカミキリ
飯田市 2008.6.01

 モミを寄主植物にする種でシラケトラカミキリにも似ていますが、翅端が尖らず丸いことなどで区別できます。長野県では局地的な分布を示し、どこにでもいるというカミキリではありませんが、生息地では決して少なくありません。
 伊那市の産地では5月上旬には姿を現し、ナシやズミの花に集まってきます。
 ズミの花の観察では花粉を主に食べますが、頭部を花芯深くまで入れ蜜を食べる行動も見られました。


花芯に頭部を入れ蜜を食べる
伊那市 2012.5.08(以下同じ)


複眼や触角に付着した花粉を前肢で拭う


一覧に戻る