2018年4月7日(土曜日)より同敷地内県道365号沿いの新工房兼店舗にて営業しております。
*ご来店の際はご連絡(ご予約)のほど宜しくお願い致します。
*左画像は市販品の積革モールですが上記画像は当工房が仕立てた積革スウィベルナイフボディーです。バレル高さ調整、替刃交換ネジ穴2箇所あり。*表面がコバ面になります。
手縫いダイアモンドステッチオーダーブックカバーです。
当工房のダイアステッチは表面だけでウレタン+4枚の革を使用します。
市販品では味わえない書体のヴィンテージ刻印
もう1タイプ入荷致しました。更に流れるスクリプト書体となります。随時掲載いたします。
ネームいれなど15文字まで無料にて承ります。
(左掲載アンダーチップ、ビーダーライン、メッシュスタンピングは別料金となります。)
左/USAハーマンオークスカルティングレザー
右/グレイズドベンズレザーアンティーク仕上げ
メッシュ手打ちスタンピング M-WJ
クオリティの高い刻印を掘り深く丁寧に打ち込んでおります。Wallet/Bag/Beltなどカスタム承ります。
*左掲載は試し打ちです。オーダー頂いております作品を随時掲載します。
*上記掲載画像が型だし作業中のiPhoneハードカバーです。1枚革ですと比較的簡単に出来ますが、このモデルはフレーム入りで更に膨らみのあるダイアモンドステッチ仕様です。またカメラレンズなどのくり貫きもすべて手作業にて行っております。お問い合わせが多いため掲載しました。
手編みにて革を編み込んだ仕様です。隙間なく均等に。
当工房はより立体感、質をを出すため型入れしコバも色入れ処理、
角も落としております。
手打ちバスケット リズム良く堀深く打刻でひとつ一つ打ち込んでいきます。掲載画像のように縦横直線に。こちらも立体感が重要です。
*画像レザーはオイル染めアンティークUSAハーマンオークレザーです。 この後に特殊コーティングでカラー色では味わえないカラーに仕上げます。
コバ磨きも全てのパーツに同様の作業を繰り返し行います。
*使用状況や使用頻度により経年褐色は個人差があります。
自然な艶のコバをお好みの方は蝋引き熱処理をおすすめ致します。アルコールランプでコテを熱し蜜蝋引きしたコバに熱をいれ固めて磨きます。昔ながらの伝統の技法であり自然な艶がでます。本磨き色入れ仕様。
*掲載はダイアモンドステッチです。インナーに特注ウレタン、またはスポンジを挟み込み膨らみを出しております。膨らみの厚み調整可。
この上に切り抜いたフレーム革を縫い合わせていきます。フレームギリギリまで膨らみを入れ仕立てておりますので、ステッチ部に段差が生まれ美しく質感が増します。
また膨らみがありますのでベース革と寸法が異なりますので手先の感覚だけでベース革にフレームを合わせていきますので技術を要します。
*手打ちバスケットや編み込みモデルも同様の仕立てで制作しております。
本物のクオリティ、質をお求めの方には、お勧めなモデルであり、大変好評です。
当工房は細部にわたり一切妥協なく心を込めて丁寧に仕立てております。
最高ランクのU.S.Aハーマンオークレザーです。
タンナーから届いた革はムラがありヌメ特有の硬さもありますので
仕立て前に、革の揉みだし(八方揉み)、磨き(グレージング加工)などを
施してから、裁断に入ります。
高級素材でも製品として使える部位は多くて3分2程度です。
当工房がハーマンオークレザーを使用している最大の理由は
経年変化での茶ではない綺麗な飴色褐色とコシの強さです。
本物の製品を創るうえで革、糸、金具等の素材への妥協は致しません。
*手縫いシニューステッチ
シニューステッチならではの手縫いの迫力
糸を裂き、再度蝋引きし、ひと針一針強度を調整しながら縫い上げて
おります。表側も裏側も乱れのない美しいステッチに仕立てております。
*念入れ、念押し 質を出すため堀の深い念入れを入れております。
2018年4月7日より同敷地内県道365号沿い古民家を改築し移転しております。
*詳細画像はアクセスページに掲載しております。
また基本工房ご来店のみフルオーダー制作を承ります。デザイン、機能面、革、糸、ご予算など細かな打ち合わせが出来ます。*近年フルオーダーのご依頼が多いのでお電話にてご相談下さい。
実際HP掲載画像だけではとお考えの方は、工房へお越し頂いて本製品の製品クオリティをご確認のうえご注文いただければ幸いです。通販でのご注文商品も一切妥協せずに丁寧に仕立てさせて頂きます。
【レザーハンドメイド革財布、サドルバック、レザーポーチ、ベルト、革小物他制作、販売。】
*メンズ、レディース、オーダーメイド革製品制作(オーダーは基本工房来店のみ)
(近年は商品により通販でも承る場合がございます。お電話にてご相談下さい。)
*グロウフリード製品は手間を惜しまず本物を追求した手作り革製品、革財布等を
末永くご愛用頂けるよう最高の革素材と最強の糸で心を込めて丁寧に
ハンドメイド総手縫いにて仕立てさせて頂いております。
手作り革財布、革製品 Glow FREED グロウフリード
裁断したパーツです。
ヘチマや耐水ペーパーでコバを慣らしす。
グレージング加工後
グレージング前
*コバ色いれ本磨き仕様(革の裁断面)
ナチュラルのみ別色で色いれするため慎重に丁寧に
磨いており、そのためオプションとなります。
*オーダーまたはモデルによっては別色色いれ仕様もあります。
その他の革カラーは全て色いれ本磨き仕様で制作しております。
*コバ磨きもお客様のお好みに応じて仕立てられます。
掲載モデル色入れ仕様(ナチュラル革以外)は自然な艶、
風合いの蝋熱処理で硬く美しく仕立てております。
海外製ヘッドナイフは押し切りです。
国内製革包丁 個人仕様の改良品です。国内製は引くのに対し海外製は押して裁断します。どちらも研ぐことをしっかり行なえば革に吸い付くような抜群の切れ味になります。
最後にオイルを塗り込んで仕上げて完成です。
サドルバック等の外で使用する革製品は
蜜蝋配合等のオイルで更にコーティングします。
*オイルですので褐色には影響ありません。
ドットボタンは使用前は硬いため破損の原因につながります。蝋を塗ることにより滑りがよくなります。
前工程でグルーバー溝を入れているため軽めにルーレットを使って縫い目をさらに埋めます。
本物の綺麗なコバの完成です。
現行コバ処理はコーティング剤を使用しない
蝋熱処理で年々耐久性を高めております。
コバを慣らすと角が立ちます。エッジャーを使って両面丸く削っていきます。これもコバ磨き同様繰り返し行います。
縫い終えたら、カンナや耐水ペーパー3種類を使ってコバを慣らしていきます。上記コバ磨きをご覧下さい。
*手縫い縫製
1本の糸と2本の針で穴の左右から8の字を描くように引き締めながら縛るように縫います。貫通させると言うことです。糸も強度の強いものをさらに蝋引きしておりますので、まず切れることはないです。各パーツごと、順番にひたすら縫っていきます。
縫いの強度は強すぎても弱すぎてもダメです。
菱キリで縫い穴を調整、ここまで来ると前工程をどれだけ正確に作業して来たかがわかります。今回は金具類の取り付けや押し念などの工程を掲載しておりませんが、すべてにおいて妥協なく丁寧に仕立てております。もちろん作業スピードもテンポ良く行っております。
レーシングツリー、手縫いは両手を使うためこれで挟んで固定して縫います。角度調整機能も付いているため非常に楽で作業効率も良いですが、製品によって使わない、使えない場合もあります。
*穴あけ工具(その他)
左はディバイダーという工具で印をつけて、下にコルクボードを敷き菱キリで穴を開けていきます。右は菱目パンチという工具で上下から挟んで穴を開けます。自身革巻きなどでよく使用します。
*右掲載 シニュー糸は鹿等のアキレス腱で現在100%は存在しませんが、手縫いでしか縫うことが出来ないためGlow FREEDでオーダーされるほとんどのお客様がシニュー糸を選択されます。。強度は最強で本物の質がさらに増します。カラーはナチュラルゴールド、ブラック、レッド、ブルーからお選び下さい。
*シニュー糸はハイグレードモデルを使用しております。
*松脂蝋引き 当工房はほぼシニュー糸で制作するためすでに蝋引きしてあるシニューに蝋引きする必要はありませんが、糸をさらに強固にするためと慣らすために行っております。
縫製する前の工程です。菱キリで穴を固定し糸の通りをよくするために行います。
グルーバー刃はダグラス製で本体はバリーキングです。本場ツールは高額ではありますが、作業上ほしい工具がたくさんありますね、こうなると価格など気にしなくなります。
溝の中に糸が納まりフラットになりました。このあとウットブロックなどで糸を完全に慣らします。これにより札の出し入れがスムーズになり違和感なく使用出来ます。
これは札入れの裏面の縫いつけ部、特殊グルーバーで溝をいれ縫製したあと糸が札に引っかからないよう埋め込むための重要な工程です。溝は掘りすぎても、浅すぎてもだめです。通常は押し慣らすのが主流ですが、ひと手間加えれば完璧に仕上がります。
菱キリです。下にコルクボードを敷き一穴ひと穴、縫い穴を開けたり、二重縫いなど大きく穴を開けたいときに使用します。
縫い穴工具も用途に合わせて使用します。こちらはプロ用菱目打を更に加工しました。
こちらはストレートなので6本菱目打を使用
若干曲線モデルなので今回は3本菱目打を使用し縫い穴を開けていきます。
菱目打やディバイダーで縫い目の印をつけていきます。
グルーバーでステッチを埋め込むための溝を入れていきます。
*捻引き(ビーダー)
質感を出すため主にカービングで使うビーダーという工具(写真右から2本目)で捻を入れております。市販の工具では味わえない彫りの深い捻が入ります。
*コバ磨き(革の裁断面処理)
自作先端ピット(紫檀)&スリッカー(掲載右側2本は市販品)
コバ磨きツールは仕立て商品により使い分けております。自作しましたスリッカーなどは市販品では味わえないコバの形状にするためです。
当工房は、すべてのパーツにコバ磨きを行います。左写真から水分、ヘチマや耐水ペーパー、カンナ等で慣らし木製スリックまたは自作ウッドビットを先端に付けグラインダーで磨き、さらに松脂蜜蝋を塗り込みコテで熱しを何度も繰り返し硬く仕上げております。(*2014年後期モデルから蝋熱コバ処理を開始。さらに毎年耐久性、美しさを追求しマイナーチェンジを行なっております。*グラインダーは摩擦がけのみ。)
また色いれはナチュラル色以外はすべて色いれ本磨きにて仕立てておりますが、ナチュラル色いれのみ別途料金がかかります。
*床面処理
革の裏側の毛羽立ちを落ち着かせるため水溶性コート剤(CMC等)でコーティングします。ガラス板のエッジ部分で水分がなくなるまで擦りながら慣らしていきます。右写真はコーティング後で艶が出てつるつるに仕上がります。全てのパーツに同様の作業を致します。
*ヘリ落とし
革の角を丸く削っていきます。同様床面(裏)も削ることで丸みがおび耐久性にも良いです。
この作業もすべてのパーツに行います。右写真はエッジャー(ヘリ落とし)という工具です。革の厚みに応じて使い分けており、ベルトなどは更に幅の広いエッジャーを使用します。
*革漉き
漉きは工具、漉き機、ベルトなどはスプリッターと使い分けております。
ソフトレザーは柔らかく手漉きでは漉けないため革漉き機を使用します。上部中央の写真は革漉き機とヘッドナイフで漉いたものです。どちらも綺麗に漉けますが、作業時間は断然革漉き機、しかし厚手の革(ヌメ革)は、ツールやスプリッターを使うこともあります。
*革の裁断
革に型紙(プラスチックプレート)をあてキリで印をつける。
革包丁で各パーツを裁断(ベース革以外は若干大きめに裁断)張り合わせてから実寸に裁断します。*パーツによっては実寸で裁断することもあります。また難易度の高いモデルは型紙は使用しません。
*まず革にグレージング(磨き)をかけます。スポンジにぬるま湯を染み込ませ、均等に革に塗り、ウッドブロックまたは、ガラス板のエッジ部分で磨いていきます。ヌメ革はザラついているので傷がつきやすく磨くことにより、艶も出て傷もつきにくくなります。それに加え肌触りりもツルツルになります。
*手作り革財布の作業工程です。下記は一部を除き2011年の仕立て工程であり現在はさらに機能性、耐久性を重視し仕立てております。
最新の作業工程詳細はページリニューアルの際に記載、掲載しますのでお待ちいただければ幸いです。
【Workshop】 工房 作業工程 Page