森はさらにふかくなりました。
草むらからライオンがとびだし、トトにおそいかかろうとしました。ドロシーはぴしゃりとはなをたたいて、「よわいものいじめはだめよ」といいました。
ライオンはみんな自分のことを強いと思っているが、本当はおくびょうなのだといいます。ライオンはゆうきをもらうために、オズにあいにいくことにしました。
それから、ブリキはカブトムシをふんでしまい、自分にはやさしさがたりないから、ふみころしてしまうのだと、おいおいなきました。
そんなとき、かかしはさびないようにあぶらをさしてあげます。
こうしてなかまがそろい、みんなでオズの住むエメラルドの都へ力をあわせていくことになります。
ゆくさきざきで、どんなこんなんがまちうけているのでしょうか──。