ドロシーがやってきたのは、カンザスとはちがって美しい国でした。マンチキン人がすんでいて、かれらのきているものや、家はぜんぶ青いろをしていました。
カンザスに帰れなくなってないていると、北の国の魔女が魔法をつかって行き先をおしえてくれました。エメラルドの都にオズというえらい魔法使いがいるから、あいにいくといいよといいました。
「ああ!」
と、マンチキン人はおどろきました。ふきとばされた家は東の悪い魔女をおしつぶしてしまったのです。魔女はとけてしまい、ぎんいろのくつだけがのこりました。ドロシーはこのふしぎなくつをはき、黄いろいレンガ道をあるいて、オズにあいにいくことにしました。