◆ フォームメール ◆
概要
- 通常のメール送信フォームです。
- 指定した既存の HTML にある任意のフォーム、この CGI からのフォームの2ヶ所から送信してもらうことができます。
- 管理者のメールアドレスが HTML のソース内に表示しないので、メールアドレスを収集しているロボットからスパムメールを防止できます。
- 設定にて件名を問い合わせ内容としてリスト化するとお問い合わせフォームとしても利用できます。
- 管理画面から返信メール、新規メールを書いて相手に送信することもできます。
- メール送信者にあらかじめ定義している本文を自動返信することもできます。
- 送信されたメールと管理者がこの CGI から送信したメールの履歴が管理画面にて閲覧することができます。
- 全ての設定がブラウザで変更することができますので、設定を変更する際に再度設定ファイルをアップロードする必要がありません。
- バージョンアップの際、スクリプトに大きな変更がない限りそのまま設定を引き継ぐことができますので、再設定する手間が省けます。
ダウンロード
スクリプト利用規定(お読みください)
ダウンロード (formmail.zip)
バージョンアップ方法(旧バージョンをお使いの方)
v1.16 以前をお使いの方は内部仕様の変更により以前の設定ファイルと互換性がありませんので、お手数ですが新規に設定してください。
v1.16 〜 v1.20 をお使いの方は以下の手順で設置してから管理画面にログインして設定を保存してください。
- mail.cgi の perl のパスを設定されてから mail.cgi を上書きアップロードしてください。
- mail.cgi を適切なパーミッションに変更してください。
- 管理画面にログイン後、「設定確認」を開いてファイル設定の [自動返信テンプレートファイル名] の項目に任意のファイル名(autoreply.txt を推奨)を入力してください。
- 管理設定の [エラーログ] と [送受信履歴] の2項目をそれぞれ任意の値を選択してください。
- 管理設定の [エラーログ] と [送受信履歴] にある [送信パスワード] に現在の送信パスワードを入力してください。
- 各項目の設定値を確認後、「設定変更」ボタンを押して設定を保存してください。
v1.21 〜 v1.31 をお使いの方は以下の手順で設置してから管理画面にログインして設定を保存してください。
- mail.cgi の perl のパスを設定されてから mail.cgi を上書きアップロードしてください。
- mail.cgi を適切なパーミッションに変更してください。
- 管理画面にログイン後、「設定確認」を開いて各項目の設定値を確認後、「設定変更」ボタンを押して設定を保存してください。
v1.32 以降をお使いの方は mail.cgi のみ差し替えるだけで OK です。以下の手順にて設置してください。
- mail.cgi の perl のパスを設定されてから mail.cgi を上書きアップロードしてください。
- mail.cgi を適切なパーミッションに変更してください。
※バージョンアップによる追加機能などで設定項目が追加・変更されている場合は、その設定内容をよく確認してください。
〓 設置以外の変更・注意点 〓
- v1.22 以前をお使いの方で外部送信フォームを使用されている方は、外部送信フォームのテンプレートに不具合がありましたので、v1.23 以降に同梱している Template.html を参考に再度送信フォームを作成してください。
- v1.27 以前をお使いの方でログ記録をしている場合は、ログフォーマットの変更により v1.27 以前のログは正常に表示されませんので、FTP 上にてエラーログファイル (errlog.cgi) と送受信履歴ログファイル (history.cgi) を削除してください。
- v1.29 以前をお使いの方で外部フォームから送信される場合に新機能を利用する場合は、Template.html を参考に再度送信フォームを作成してください。
ファイル設定
ダウンロードしたファイルを解凍すると formmail フォルダがあります。このフォルダを開くと7つのファイルがあります。
- mail.cgi
- メール送信スクリプトファイルです。以下の青文字が設定箇所です。
-
#!/usr/local/bin/perl
[必須] 1行目に perl のパスをサーバで指定された perl のパスに書き換えてください。
- mailcfg.cgi
- 設定が記述されたファイルです。ブラウザ(Web 上)にて設定しますのでこのまま転送してください。
- jcode.pl, mimew.pl
- このまま転送してください。
- このファイルが既にサーバ内のアクセスできる場所に存在する場合は転送不要です。(設置後の設定にてパスを指定されれば OK です)
- index.html
- ディレクトリ参照を防ぐための index.html です。
- Readme.html
- オフライン版の取り扱い説明書です。このファイルは転送不要です。
- Template.html
- 外部のフォームから送信される場合に必要なフォームのサンプルです。このファイルは転送不要です。
ファイル転送
- FFFTP をご使用の場合
- オプション → 環境設定にある転送1のタブにおいて、ファイル名で切り替えのラジオボタンにチェックを入れて、アスキーモードのファイル名に *.html *.cgi *.pl がある場合、(無い場合は追加して)そのまま formmail ディレクトリをアップロードして、それぞれパーミッションを変更してください。
- その他の推奨アップロード方法
- formmail ディレクトリをアスキーモードで転送してからそれぞれパーミッションを変更してください。
ファイル名 |
概要 |
転送モード |
パーミッション *1 |
formmail/ |
ディレクトリ |
アスキー(テキスト)モード |
(701 or 705) or 707 or 777 |
mail.cgi |
メール送信スクリプトファイル |
〃 |
700 or 705 or 755 |
mailcfg.cgi |
設定ファイル |
〃 |
600 or 606 or 666 |
jcode.pl |
文字コード変換ライブラリ |
〃 |
600 or 604 or 644 *2 |
mimew.pl |
MIME 変換ライブラリ |
〃 |
〃 |
index.html |
- |
〃 |
- |
Readme.html |
取り扱い説明書(転送不要) |
- |
- |
Template.html |
サンプル HTML(転送不要) |
- |
- |
以下自動作成されます(各ファイルのパーミッションは 600 に自動設定されます) |
autoreply.txt |
自動返信テンプレートファイル |
- |
- |
errlog.cgi |
エラーログファイル |
- |
- |
history.cgi |
送受信履歴ログファイル |
- |
- |
loginlog.cgi |
ログイン時間記録ファイル |
- |
- |
sendip.cgi |
重複送信防止用ファイル |
- |
- |
- *1
- 基本的にサーバで指定されたパーミッションに変更してください。
- オーナー権限で実行される(suEXEC が実装されている)サーバは、一番左側のパーミッションで動作すると思われます。
- 一番左側のパーミッションで動作しない場合にはそれぞれ右のパーミッションに変更してください。
- 「-」またはグレーアウトしているパーミッションは特に設定は不要です。
- *2
- 特に設定不要ですが動作しない場合は変更してください。このファイルは CGI の実行権限に対して読み込み権が必要です。
設置完了確認・初期設定
設置が完了しましたら mail.cgi にアクセスしてください。送信フォームが表示されれば設置完了です。
表示されない場合は perl のパス、パーミッションを確認してください。FAQ
表示されましたら、左下にあるパスワードフォームにパスワードを入力してログインしてください。(設置直後のパスワードは password です)
セッションの管理にクッキーを使用していますので、ブラウザの設定でクッキーの受け入れを有効にしておいてください。有効にしないとログイン後のモード切替等ができません。
正常にログインされると以下の画面が表示されますので、各項目に設定事項を入力して最後に左下の「設定変更」ボタンを押して設定を保存してください。画面右上または、各項目の [HELP] をクリックすると設定項目の説明を表示します。
初期設定完了
設置直後の管理パスワードは password となっていますので任意のパスワードに必ず変更してください。
「現在のパスワード」に password と入力して、[新しいパスワード] に任意のパスワードを入力して、[確認入力] に [新しいパスワード] に入力したパスワードを確認のため入力してください。
設置直後の送信パスワードは設定されていませんので任意のパスワードを指定してください。
[現在のパスワード] は空白にして、[新しいパスワード] に任意のパスワードを入力して、[確認入力] に [新しいパスワード] に入力したパスワードを確認のため入力してください。
パスワードに指定できる文字は半角英数字とアンダースコアのみ使用可能です。
最大文字数はサーバの種類や実装状態によって異なります。(使用可能な最大文字数が表示されます)
DES 方式の場合、9文字以上は切り捨てられますのでパスワードは8文字以内にしてください。(2 to 8 Characters)
MD5 方式の場合、事実上制限はありませんがこの CGI では32文字以内にしてください。(2 to 32 Characters)
両方使用できるサーバの場合は MD5 が優先されます。
変更された各パスワードは設定保存後に即時反映されます。
初期設定以降の各パスワードはパスワードを変更される場合のみ入力してください。また、パスワードは定期的に変更することをおすすめします。
外部フォームから送信してもらう場合、同梱している Template.html を参考にしてフォームを作成してフォームを設置したいページに挿入してください。
また、この設定にある [フォームの設置先 URL] に設置した URL を http から記入して [上記 URL に戻る時間] を指定してください。
初回設定時(送信パスワード未設定時)にエラーログ、送受信履歴の項目を変更することはできませんので、一度送信パスワードを設定されてから再度設定してください。
必要な項目に必要事項を入力、選択されましたら、最後に左下の「設定変更」ボタンを押して設定を保存してください。
初期設定以降は設定項目を変更した場合のみ「設定変更」ボタンを押して設定を保存してください。
管理画面の使用方法
クッキーの受け入れを有効にしておいてください。受け入れ拒否の状態ではログイン以降の操作が行えません。以下は左上メニューの説明です。
また、現在選択中のメニューの右上の [HELP] をクリックすると説明が表示されます。
- 履歴
- 受信履歴、送信履歴がそれぞれ設定項目の [送受信履歴] に設定している最新の件数を表示します。(履歴の保存をしない場合は表示されません)
- 受信履歴にはフォームから送信されたメールが表示されます。該当メールの「返信」ボタンを押すと返信メールを作成することができます。
- 送信履歴にはメニューの「メール作成」から送信(管理者送信)したメールが表示されます。(送信したメッセージの表示はされません)
- 表示されているメールの本文に URI (URL) がある場合は自動的にリンクになります。このリンクが長い場合は省略して表示されます。
- Windows 版の Internet Explorer をご使用時に JavaScript を有効にしている場合はリンク先に参照元の送信をいたしません。
- (IE 6.0 で確認済みですが、IE や JavaScript の仕様変更で今後変わるかもしれません)
- 設定項目の [エラーログ] の保存件数を指定している場合にエラーログがある場合はここに表示されます。
- メール作成
- この CGI から任意の宛先にメールを送信する場合に使用します。送信する場合は送信パスワードが必要です。
- また、受信した(フォームから管理者宛に送信された)メールの「返信」ボタンを押した場合にもこの画面に切り替わります。
- メールの送信者は管理者メールアドレスに設定されているメールアドレスになります。
- [管理者送信確認メール] を送信するに設定している場合、ここで送信した内容のコピーが BCC として管理者メールアドレスにも送信されます。
- 設定確認
- 現在の設定状況を表示します。設定を変更する場合、左下の「設定変更」ボタンを押して変更事項を保存してください。
- ログアウト
- 管理画面を終了して通常のメール送信フォームに戻ります。ログアウトまたは、ブラウザを全て終了するとセッションのクッキーが削除されます。
- セキュリティのため管理画面の操作が終了した場合、出来るだけログアウトまたは、ブラウザを全て終了するようにしてください。
その他
各パスワードは厳重に管理してください。管理パスワードと送信パスワードが他人に知れるとスクリプトの仕様上、あなたのメールアドレスで自由に送信することもできますので大変危険です。
ログイン日時を記録していますので、不正なログインがあるかないかをある程度判断することができます。前回ログインした日時を覚えておくとなお良いと思います。
管理パスワードを忘れてしまった場合は、FTP にて設定ファイル (mailcfg.cgi) の中を確認してください。(ブラウザから閲覧することはできません)
送信パスワードを忘れてしまった場合は、送信パスワードは暗号化されていてわからないので、再度初期段階の設定ファイルをアップロードして再設定する必要があります。