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景 観



日本平は標高308bの丘陵地で、国の名勝地や県立自然公園にも指定され「日本観光地100選」にも選ばれています。地理的には清水地区と静岡地区の真ん中に位置し、眼下に広がる駿河湾から遠く伊豆の山々を見渡し、南アルプス、霊峰富士を望む景観は日本を代表するものです。特に夜景は素晴らしく静岡100万j、清水100万j、合計“200万jの夜景”といわれてます。
山頂からは、全長1,065bの「ロープウェイ」が、海蝕崖の絶景“屏風谷”の上空を渡って久能山東照宮まで結ばれています。

頂上から見た清水側の100万jです。箱庭のような清水と三保です、駿河湾越しの対岸左は富士市、右は沼津市です。

静岡側の100万jです、どちらも素晴らしい夜景です。




新日本三景の一つにされている静岡市清水の三保の松原は万葉の昔から数々の歌に詠まれた白砂青松の景勝地として有名です。海岸線の「黒松の松原」越しに、また駿河湾越しに富士山や、伊豆の連山を望む眺めは雄大で素晴らしいものです。そのほぼ中央にある「羽衣の松」は、樹齢600年に達する黒松で、天女が舞い降りて“羽衣”を掛けたという伝説が残っています。
この松は御穂神社の御神木となっており、羽衣の松から神社まで続く松並木は「神の道」と呼ばれています。




羽衣伝説発祥の地で開催される「たきぎ能」は、天女が舞い下りたと伝えられる「羽衣の松」を鏡板に、白砂青松の三保の松原、目の前に広がる駿河湾、伊豆の山々を借景に演じられる日本随一の薪能です。波のささやきを聞き、潮風を感じながらの三保羽衣薪能を楽しめます。
・・・天女の登場、羽衣を奪う白龍、返すように懇願する天女、舞いながら帰っていく天女、残される白龍・・・
いにしえの物語の再現は、自然の光や波音により、鑑賞する人に新しい感動を呼び起こしてくれます。




鎌倉時代に由比倉沢の海中から網にかかって引きあがられた薩堙(さった)地蔵をこの山に祀り、以後薩堙山と呼ばれています。現在は東勝院に移され、3年に1度、開帳される秘仏となっています。
さった
峠越えの道」は江戸時代以前は崖下の海岸を波の寄せて引く間合を見て岩伝いに駆け抜ける東海道の難所であり、途中で親子が離ればなれになってしまう“親不知子不知”の場所と言われてました。

江戸時代には3つの道があり、崖下を駆け抜ける道を「下道」といい、明暦元(1655)に朝鮮通信使のために崖に道を切り開き、これを「中道」といいました。その後内陸から山中に道を付け、これを上道としました。下道→中道→上道の順で人々に利用されてきましたが、幕末の安政の地震で周辺の海岸線が隆起し、人々は下道を利用して興津〜由比間を行き来する事が出来るようになりました。





清水の指定名勝です、今から八百年前真言宗の修行の場として開かれたこの滝は一般に「伊佐布の滝」とも云い、古くは「北滝」とも呼ばれてました。高さ10b幅 2bで、清水では最大の滝です。
江戸時代後期、山梨稲川により黄龍湫と詠まれ、黄龍が天に昇っていくかのように滝が天から落ちる様は周囲の自然とも調和し豪快な景観を見せています。滝の側に「北滝不動尊」が奉られており、干ばつに際し雨乞いをしたり、井戸水が出ない時に祈願したと伝えられています。

合併した静岡市側










静岡市役所から繁華街を西へ、常磐公園まで約500メートルの通りが「青葉シンボルロード」です。市役所側から、光のゾーン、イベントゾーン、安らぎのゾーン、水のゾーンに分けられ、各ブロックにはモニュメントやオブジェが置かれ子供から大人まで人気があります。
常磐公園は大きな噴水があり市民の憩いの場所となっています。夜にはライトアップされ音楽とともに噴水のショーもあり、ロマンチックなナイトスポットになります。




「つたのほそみち」は、平安時代から鎌倉時代にかけて東西を行きかう主要道路でした。平安の昔、在原業平が伊勢物語で「駿河なる、宇津の山べの、うつつにも、夢にも人に、あはぬなりけり」と旅人の心情を歌っています。この細道は文学の道、時には戦いの道ともなった宇津の山越えの道の歴史をしのびながら、随所に見られる“蔦かえで”をはじめ、色々な草花を観賞しながらの探索には絶好のハイキングコースです。
近くの“宇津ノ谷峠越”の道の中ほどに「御羽織屋」という屋号の石川家があります、この家の先祖が豊臣秀吉から拝領した道服を展示しています。




「こがらしの森」平安時代から清少納言の「枕草子」「東関紀行」「十六夜日記」に掲載されて歌の枕詞としてもよく使われました。藁科川の清流の川中島です、森の中には70段ばかりの石の階段があって山頂には江戸時代の国学者本居宣長の碑があります。古人たちが蔦の細道の山越えの後で藁科川の清流と駿府の街を一望したとき、この森のたたずまいがどんなにか心に安らぎを与えたことかと想われます。
「人知れず、おもひ駿河の、国にこそ、身を木枯の、森はありけれ」小野小町
「消えわびぬ、うつろう人の、秋の色、身をこがらしの、森の下露」藤原定家



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