Das Pferderennen
競馬愚痴



28.März.2004 Sonntag 君と離別の意

送杜少府之任蜀州

王勃
城闕三秦を輔し          風煙五津を望む
君と離別の意           ともに是れ宦游の人
海内に知己存せば        天涯比隣のごとし
為すなかれ岐路にありて    児女と共に巾をうるおすを

 卒業生の歓送会も一通り終わりました。四月からまた新しい生活が始まるのだなあと実感しています。大学に入ってから長い付き合いのあった人が二人卒業してしまったので例年とは違った感慨があります。してしまったと書きましたが、これは四月から寂しくなるなあという僕の勝手な感傷でして、卒業をお祝いする気持ちに変わりはありません。大学は、特にうちの大学はあまり長居すべき場所じゃないですからね。
 上の漢詩は旧友が君命を拝して故地を去るのを見送る際のものです。ともに是れ宦游の人というくだりを、お互い宮仕えだからなあと取らずに、お互い勤め口を求める身だからなあと強引に僕自身に引きつけて解釈しています。これから先、就職して辛いこと悲しいことがあっても、同じ空の下で友達が自分と同じように汗水流していると考えれば多少の力は湧くというもの。一時の離別があったって友情を培った事実は消えるわけじゃない。だから道の分岐点に立っても泣くのはよそうじゃないか、どの道の先にも勇壮な景色が広がり、背後には故郷の明かりがあるのだから。今はこんな風に意味を理解しています。
 君らと共に過ごした数年間はとても楽しい思い出になりました。どうもありがとうございました。僕の入院生活はもう一年程度続きますが、修了後にはしっかり社会人になれるよう努力します。それが叶った時は社会人の先輩として、よろしく御指導御鞭撻を賜りますように。

Ich gratuliere Ihnen zur Abgang!
 心から卒業おめでとう!

20.März.2004 Sonnabend 春告げる風とともに

 彼は旅立ち長い道に背中は既に遠い。
 後には笑い声だけ。

19.März.2004 Freitag 消された余韻

 ユマ・サーマンエロ過ぎです。
 『ペイチェック』に出てくるんですが、登場シーンで僕と同じ列に座っていたおっさん三人が同時に脚を組んじゃったほどのエロさ。前半から中盤にかけてのユマ様はそりゃもう無差別エロ。ただ話が後半に移るにつれてぐんぐんフツーの姉ちゃんに変貌していったのが残念ちゃあ残念。しかし無理矢理こじつけたよなカースタントやそのまま宇宙に隕石吹っ飛ばしにいっちゃいそうなアフレックには目をつぶってユマ様のエロぶりを拝見するだけでも金を払う価値はある映画です。

16.März.2004 Dienstag 今、神様がいいこと言った

 連日高橋何ちゃらがわいいわいい騒がれています。正直、五月蝿い。一陸上競技の一選手が一国の代表の一人に選ばれなかったことがそんなに重大なニュースでしょうか。スポーツ業界にとっては重要なニュースかもしれません。しかしそれが朝刊の一面に取り上げられておまけに社説にまでしゃしゃり出てくるとなると、どこか神経がおかしいんじゃないのかとしか思えない。騒ぎすぎです。それもどこか子どもじみた馬鹿騒ぎ。普段マラソンの間の字も口にしない人間が「高橋が落ちた落ちた落ちた」と大騒ぎしています。騒ぎ立てられている本人こそいい迷惑でしょうに。選ばれた三人の士気にも関わることだと思います。これでスパルタだかテーバイだかで開かれるあの国際的筋肉番付でメダルが取れなければ三人の責任になってしまうでしょうし。
 馬鹿騒ぎといえばハルウララ。後一回神様を乗せての引退を公言していたくせに引退しやがらないんだと。おまけにCD、映画まで出すんだと。さてはこれはハイセイコーとカツラノハイセイコ父子に便乗してぼろ儲けした増沢末夫商法の再来かと神様の日記を見ると、あら神様もご立腹。ハルウララの騒がれ方は確かに異常です。真面目な競馬ファンの間では話の俎上にのぼることさえありません。
 たった今、真面目な競馬ファンの定義とは、と十分ばかり考え込みましたが結論が出なかったので先へ。多分、路上でワンカップを堂々と空けることができれば○ーケー牧場。○に入るのはオじゃなくてオ段のどれかだよ。
 百連敗した馬とそれに携わるスタッフのドラマが一般の人気を集めているのでしょうが、百連敗もできた馬というのはむしろ幸運な部類なのです。普通なら賞金を稼がない馬は処分されて当然の存在ですから。百何戦して未勝利という、競走馬としてはある意味恵まれた存在の陰に陽の目を見ないまま消されていく数多くの競走馬がいることをハルウララ報道はきちんと扱っていません。地方競馬の収支がほとんど破綻局面にある今、泡のようなハルウララ人気をしゃぶり尽くしたいという高知競馬の思いは理解できるけれども、この騒ぎが収まった後に何か残るものがあるとは思えません。当日の馬券は確かに売れるかもしれない。しかしそれだけでいいのでしょうか。競馬に必要なのは一競走馬の人気過熱を煽ることではなく、競馬全体の人気を高めることではないのでしょうか。「客が入らなくなった」と嘆くばかりが競馬の経営ではないはずです。
 わいわい騒いで後はポイ捨てというマスコット消費文化にはうんざり。

07.März.2004 Sonntag 三月になっちゃったよ!

 就職活動も修士論文もリクエスト小説もいっかな進捗を見せない内に三月になりましたが、いかがお過ごしですか。
 さあて映画の話でも一つ。先日、観なきゃ観なきゃと思っていた『シービスケット』が12日でついに打ち切りになるという話を耳にしたのでのっそりと映画館へ。着くのが早過ぎ、上映までまだ間があったので本屋でキングの長編を買ってそこら辺に置いてあったソファに腰下ろして読んでたんですが。突然つかつかと若い姉ちゃんが歩いてきて僕の座っている周りを物色し始めました。さては新手のデート商法かネズミ講の勧誘か、オレオレ詐欺かヒューマンミューティレイションかと訝しげな視線を送る僕に、その姉ちゃんは言いました。「ここにプリクラが置いてあったと思うんですけど」と。キングを読み耽る僕の様子がいかにも熱心で邪魔するのは申し訳なかったからでしょう、姉ちゃんの目は遠慮がちです。今時プリクラかよそんなもんまた撮り直せばいいじゃねえかと思いながら、適当に周囲を探すふりをして「ないっすねえ」と答えても、姉ちゃんはなおもそこに立ったままです。あんまり姉ちゃんがじろじろ見てくるので、まあなくなったのが残念なのはわかるけどないものはこれ以上探しようがないしねえ、と僕も多少残念に思ってますよポーズをとってから『ドリームキャッチャー』に戻りました。しばらくして姉ちゃんも諦めたらしくようやくいなくなりましたが、そこで僕は本を下ろしてふと考えました。ちょっと待て、疑われていたのは俺じゃねえのか?
 『シービスケット』は競馬の迫力がびしびし伝わってきて大興奮の内容でした。競馬があれほどリアルに再現されている映画ってあんまりないんじゃないですかね。ストーリーは前半部分が大河ドラマっぽくびゅんびゅん飛ばすハイペースで追走するのに手間取る感じ。後半はしっかり落ち着いて、これでもかこれでもかという競馬責め。僕は脳汁でっ放しだったんですが、一個離れた席に座っていたおっさんは鼾かいて寝ていました。クリス・クーパー演じる調教師がジェフ・ブリッジス演じる馬主と出会う場面の辺りが睡眠境界線だったようで。『シービスケット』という題名ながら最初の数十分は肝心かなめのシービスケットは登場しないという意表をつく演出もナイスでした。
 『ニューオーリンズトライアル』と指輪についても書こうと思ったんですが紙幅が尽きたのでまた今度。リク小説も書きますよ!

14.Februar.2004 Sonnabend 甘肥菓子の日

 今日のgoogleは酷い。とにかく酷い。
 昨日上野公園まで脚を伸ばしたのに西郷どんの銅像に会えなかったんですが、どこにあるんですかね。誰かヒゲの騎馬像は遠目に見て素通りしたんですが。案外札幌の時計台みたいにしょぼいオチなんでしょうか。情報plz。
 今週は金を使い過ぎて素寒貧になったため競馬中止。ダイヤモンドステークスの予想はエリモシャルマンからシースルオール、イサオヒート、ストレイラルホークで考えていたんですが。一晩の宿代さえ出てれば初の府中遠征になっていたんですがねえ(´-`)

13.Februar.2004 Freitag おら東京さ行ぐだ   でも日帰りだヽ(`Д´)ノ

 11:08仙台発のMaxやまびこで東京へ。しかしなぜか切符購入時に降車駅を上野と選択してしまい、13:20前後に上野で悄然と下車。せっかぐ上野さ来たんだから何かうめえもんでも食ってぐべ。んだんだ。浅い『なんちゃって仙台弁おばさん冥土の土産に観光旅行篇』寸劇を脳内で繰り広げつつ、上野駅を出て闇雲に歩く。立ち止まって観光案内板を見るなんてもってのほか。そんな素人丸出しの行動をとっては上野に甘く見られてしまいます。ここは上級者を装っていかにも目的があるかのようにさっさと歩くべきなのです。さもないと上野動物園にポイされちゃいますからね。
 というわけでアメ横を脇目もふらずさっさか歩く。さっさか歩いていると松坂屋があったのでさっさか入っていく。もうこの時点で既に自分の行動を把握できていません。地下に行けば書籍と食料品でまだ救いがあったのだろうけれども、選択を間違えてエスカレーターで上へ上へ。ついに八階だか九階だかでエスカレーター終了。その八階だか九階は「学童用品」と「ガーデニング」のフロア。そこに俺。スーツ姿の俺一人。不審。しかし怖気づいてそのまま踵を返してエスカレーターに飛び乗ったのでは、やっぱり上野さんに首根っこをむんずと掴まれて動物園にポイされちゃいます。なので極力余裕を見せつつエレベーターに退避。そこで、「ふふ待ちかねたぞ」「げぇっ張飛」「何階に行くにしてもまずは俺を倒してからだ」というエレガの伏兵に遭いつつ松坂屋脱出。そこでふと思いつきました。「そうだ、デパート巡りに行こう」。さあこの後ショートエピソード『ときめき初めての上野公園』を挟んで『死闘百貨店踏破旅情』が始まるのですが。
 それはまた、別の話。

10.Februar.2004 Dienstag 
 私がこんなに苦労してるのに誰も褒めてくれない――てめぇは弱いOLか!

 国会会期中のこのクソ重要な時期に有閑超党派議員諸氏がお集まりになって「日露戦争に学ぶ会」が発足したそうです。設立主旨として「明治のころの皆さんは国を思う心を1つにして国難に対処した。その精神を日本人として引き継ぐのが大切だ」という平沼赳夫氏の言葉が引用されています。いいですねえ、この調子でガンガンやって欲しいものです。どうせならもっと風呂敷を広げて戦争と名のつくものにはみんな学んじゃうってのはどうか。「関が原の合戦に学ぶ会」とか「人取橋の合戦に学ぶ会」とか、議員団が史跡を訪問したりして日本人の精神と共に観光スポットもアピールしちゃう。デアゴスティーニあたりと連携して『月刊 学ぶ会』も発行して。一号目の付録にはヤスの超合金フィギュアを。初回限定価格390円。いいよなあ、どうせ仕事らしい仕事もしてないんだし。その内世界篇も始まっちゃう。ベルルスコーニなんかとスポンサード。選挙の時だけ日本にいりゃいいわけだし。
 心温まる話題を一つ。「オグリキャップの仔を中央へ」の呼びかけで一口会員が共同出資し、牧場が繁殖牝馬を提供して生まれた牝馬が今年五月で一歳を迎えます。実際にこの仔が競走馬になれるかどうかは別として、草の根のファンが、自分たちが好きだった馬の繁殖生活に少しでも関わりをもてるというのは楽しい話です。こんなファンが今でもついているというのがオグリキャップのアイドルホースたる由縁なんでしょうねえ。僕も会員になったかって?僕はタマモクロス原理主義者なのでね(´-`)
 今週は、長距離重賞があれば吉牛はいらないというほど3000m超級好きな肉もまっしぐらのダイヤモンドステークス。ナムラサンクス、ミッキーベル、エリモシャルマンあたりが人気になるんでしょうか。イサオヒートからマークシートを塗っていそうな未来の自分に喝。

01.Februar.2004 Sonntag 東京新聞杯

 仲間内で誰もAoCを遊んでくれないのですんすん泣きながらZoneで一晩中LNやってます。しかし接続面悪過ぎ。4vs4だと途中で必ず誰か落ちます。誰も落ちねえと思ったら、今度は「町の中心がどこにもねえぞゴルァ!」って初心者が味方に紛れ込んでいたり。そんなこんなでなかなかいいゲームができません。アステカ引いたりもするしね。
 岡部さんが帰ってきました。復帰の当週を勝利で飾るってのには感動させられましたが戦時中の親父みたいな頭もショッキングでしたな。今週は古豪中の古豪のジョウテンブレーブに騎乗しますね。楽しみです。僕は1番のミッドタウンから9番シベリアンホーク、12番サイドワインダー、14番ゴールドメーカーへ連複で流しました。さて、どうなりますか。

20.Januar.2004 Dienstag American Jockey Club Cup (GII)しょの2

 ルゼルが出ます!
 01年の日本ダービーで4番人気14着に沈んだ、ありがちな青葉賞馬です。今回はそのダービー以来3年(!)振りの出走。懐かしいですねえ01年東京優駿。18番ジャングルポケット-9番ダンツフレーム-6番ダンシングカラーで決着したレースです。三連複はまだありませんでした。五着にはNHKマイルカップ勝ちから進んできたクロフネ。今改めて思い返してみると地味に凄いメンツが揃っていました。僕はボーンキングからジャングルポケットとクロフネに流して凡金愚でしたっけ。結局四着からの馬券を掴まされてアッツアツ。
 ルゼルの6戦3勝二着1回着外2回の戦績を見るとこの世代のトップクラスの馬名がずらりと並びます。レディパステル、クロフネ、コイントス、ダイタクバートラム、ジャングル、ダンツフレーム。何故でしょう、どの名前を見ても苦いものが胸に込み上げてくるのは。その他にも夏のGIIIやオープンでよく見るような馬と走っています。
 ルゼルと同世代のGI級の馬はほとんど競馬場を去りました。何たって今年六歳のおっさんおばはんです。レースで結果を残した者は子孫を残す作業に取り掛かる時期です。しかしそんな彼らとすれ違うようなタイミングでルゼルが競馬場に戻ってきます。前走からはおよそ二年半。デビューからは三年。まだ彼の中にかつて戦った馬たちの記憶はあるでしょうか。彼らは既に芝の上にはいないというのに。
 ルゼルは01年1月8日に中山で初めて芝に降り立ち初めて一着でゴール板を通過しました。それから彼は中山で走ってはいません。初めて中山に帰ってくる彼の姿に僕は何かを思い出すでしょうか。僕は21世紀が始まったあの一月に何を考え何をしようとしていたのでしょうか。
 ルゼルが出ます。あれから三年が経ちました。

19.Januar.2004 Montag American Jockey Club Cup (GII)しょの1

 ルゼルが出ます!
 キダム風の怒鳴りから入ってみました。既に媒体で騒がれることもなくなって旬が過ぎた感がありますが、いまだにキダムが何なのかわかりません。ググる気にもなりません。詳しい方がおられましたら教えてください。嘘は駄目ですよ!ラテン語でquidamてぇと「誰か、ある者、ある種の」で、独語と英語には該当する単語がありません。そうすると「キダムが来ます」=「誰かが来ます」。何じゃそりゃ(・ρ゜)。適当か。いい加減か。僕でもいいのか。
 ところで今キダムは来てるんですか来ていないんですか。来ていないとすれば一体何年前の話をぐだぐだぐだぐだ(下線部を変換したら具だ具だ具だ具だになってちょっぴりオトナ)書いてるんだろうと自分が嫌になりましたが頑張って生きます。今日は食堂のおばちゃんが唐揚げを三個から四個に増量してくれました。僕はマッダームには強いですがキッダームにはどうなんでしょう。
 ところでTVで流される占い枠が最近特にカンに触りまして。別に年明け一発目に自分の誕生日の運勢が今年365位中の321位だと決めつけられたとか、相変わらず目覚ましTVでB型の扱いが悪いとか、そういったことが気に入らないといってすねているわけではないんですよ。そもそも生まれた日や血液型で個々人の運勢、即ち幸福に順位をつけようという発想がおかしいのです。世の中の幸福が一個のパイであり、その切り分けられる大きさは人によって異なるという考え方は一見至極まともでありながら実に貧困。その際の切り分け方は生年月日や星座、血液型、果ては姓名で決まるのですから個人の努力が介入する余地は全くないわけです。そんな馬鹿げた話はありません。
 ここに、麻雀でいつもバカ勝ちする男Aがいます。そしてその周りには彼にいつも大枚を巻き上げられている男B・C・Dがいます。さて、徹麻が終わっていつものようにAがバカ勝ちしました。BCDは軒並みむしられてDさんなぞは帰るバス代もありません。この時「運勢」を口にするのは誰でしょうか。BCDではありません。Aです。「いやー今日は運が良かったからさあ」と。しかしここで注意が必要なのは、Aの頭の中では、何故勝ったか、というその理由が明確になっているであろうことです。麻雀は間違ってもその日の運勢で勝てるゲームではありません。流れ、と呼ばれるものはありますがそれは運勢と同義ではない。棒聴即リー全ツッパーは絶対にプラスにならないのです。なりません。なるはずがありません。だって僕が(以下略)。Aが徹麻明けの吉野家で「今日は運がさあ」と茶を啜りながらうそぶくのを前に、BCDは口々に「いやいやそれはAさんが強いから」「やっぱりAさんのあの国士が効きましたねえ」「バス代がねないんだけどね」と言います。しかしBCDは本当のところ、負けた理由がわかっていません。勝った人間は牌の流れを手に取るように見ているけれども、負けた側は一局一局でそれができず、それ故に負けているわけですから当然です。六順目の三面待ちが何故十八順目のカンチャンパッソーに負けてチャンタ三色ドラドラを食らうのかという不思議です。不思議ですねえ。だって僕が(以下略)。そこでむしられた側のBCDはそれぞれ腹の中で考えるわけです。「やっぱり今日は運勢が」「昨日肩ならしに行った雀荘で運を使っちゃったんだなあ」「降ってこねえかなあ隕石かバス代」と。
 これはあくまで仮定の話で、しかも僕は麻雀についてあまり詳しくもありませんからその道の方々からは色々ご意見のあるところだと思います。しかしここで僕が意図しているのは「運勢」というのはルサンチマンの一つの屈折した現われではないかということであって、麻雀の打ち方ではありません。勝負に負けた時、「あいつのせいで負けた」といえる存在はありがたいものです。ボコボコに打ち込まれたピッチャーにとって五回で二失策を記録したセカンドがそうであるように。そういえば僕は(以下略)。
 こうして見ると占いによる運勢というのは何か失敗をした時の自己弁護を用意してくれていることになります。人によってはそれが必要かもしれません。占いを否定するつもりはありません。もし明日の目覚ましTVで「今日は肉さんが全世界60億人中一位。何やってもうまくいきます、まずは引き出しを開けて自称22世紀からやって来た孫と猫型ロボットがいないか見てみましょう!」ていわれたらそらあ見ますよ。今年2ウン歳の大学院生が覗きますよ。一番目の引き出し開けて。でもそれが、もし何かで失敗した時に「あーそういや今朝の占いは最悪だったなあ。しょうがねえや」と言うためだけに用意されているのであるとすればそんなものはいりません。余計なお世話です。少なくとも僕はへだらな占いコーナーを見ると不快になります。他の人はどうなのでしょうか。皆が皆、喜んで観ているのでしょうか。
 競馬新聞でも、本日の運勢やラッキーカラー、ラッキーナンバーというコーナーがあって、ご丁寧に買い目まで指示してくれています。いりません。おまけに新聞によってはあれがあることで読み辛いです。占いコーナーが一つあることで「情報充実」とか「データ満載」といった謳い文句が全否定されていることに何故デスクは気づきませんか。
 ルゼルが出ます!
 袋小路に入ったので一息(;´ー`)。
 長くなったんでルゼルについてはまた後日。ちなみに今年はまだ麻雀してないですねえ。そろそろやりたくなってきました。

15.Januar.2004 Donnerstag 御大と飲む酒

 小さな新年会がありまして。旨い酒にまずまずの料理で話も弾みました。しかし不思議なことに、酔わない。全く酔わない。暴走ビール特急も今日は回送だったようです。酒量を特に抑えたというわけでもないのですが。バクバク喰ってばかりいたのでアルコールの回りが遅かったのかもしれません。先生には大変ご馳走になりました。ありがとうございました。
 さて、第三回同窓AoC五榜の掲示が掲げられました。別に肉さんが前回中国引いてそのままホイコーローにされたのを恨んでの提案じゃないですよ。ええ。断じてね。違います。違うといいな。まあちょと覚悟はしておけ。まだ日時も何も決まっちゃいませんが、興味のある方はのびさんの掲示板までお願いします。AoCの号令かけてよとお願いしたところ、史人さんが、「お前が提案したら『俺も絶対やるから』いいじゃん」(『』マーク内はここに限り引用ではなく筆者の想像)とおっしゃっておられました。楽しみですね。

12.Januar.2004 Montag 新作

 まず、新作の完成が遅れていることをお詫びいたします。昨年の十二月に取り掛かってから、ここまで締め切りを延ばしに延ばしてきました。これ以上遅延することは信用に関わることと思います。
 そこで、全体は未だ完成してはいないのですが、第一章を先行して公開することにしました。表現の推敲も満足にしておりませんし、校正もしておりません。皆様に読んでいただくには全く恥ずかしいレベルの代物です。恥知らずにもそんな創りかけの断片を公開することにしたのは、こんなサイトに何度も足を運んでくださり、あまつさえ10000HITの際にはリクエストさえ寄せてくださった皆様の御心に何としてでも答えたいという一心からです。
 できる限り完成を急ぎますのでどうかよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申しあげます。

07.Januar.2004 Mittwoch  Prosit Neujahr!  ―新年に乾杯!

 ちょっと遅れましたが、新年明けましておめでとうございます。
 遅くなったのには理由がありまして。バイトですバイト。これが年末の有馬どころか新年の金杯までしっかり潰してくれるグッジョブ加減で。そいでもって買わぬ時だけ穴ブチ開けるマイソールサウンドくん。あのねえ、人間ってさあ、競馬がないとさあ、競馬がないとねえ、競馬がないとよお、競馬がないとおおお、死にますよお。ええ。死んじゃうんですよお。嘘だと思うでしょお。ねえ。違うんですよ、本当なんですよお。
 実は今回、金杯がバイトのおかげで買えないと気づいたのは正月二日。録画した男祭りを流しつつ、今年の金杯は月曜だから平日の福島市内巡りしちゃうぞぉフンフンフン弓騎兵♪なぞと鼻歌混じりにスケジュールをチェックしていたらガッデム。月曜からバイト再開。朝から夜までバッチリ九時間押さえられてる。眩暈がしてフラフラっとベッドに倒れ込んでしまいました。それからどうも体調がおかしいので体温計を咥えてみると、なんとあまりの口惜しさに発熱してる。平熱から一気に38度5分へ金杯熱。おかげでバイトが始まる月曜までずっとウンウン唸りながら寝込んでました。
 本当は元日の夕方に映画観に行ったあたりから体調がおかしかったんですけれどもね。コートニー・ラヴのエロぶりに二時間もの間さんざんぶちのめされてMovixを出て、屋外の第一駐車場に向かう間にどうも頭がクラクラするわ腹は痛くなるわ。二日に出た熱は、金杯熱でなければコートニー熱といっても過言ではないかも知れぬ。
 冬のバイトもまずまず目鼻がついてきたので、ここらでこのサイトも新年の再起動をば。
 本年も旧年中と変わらぬ皆様方の温かい御指導御鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

戻る

過去の愚痴 II(13.Oktober.2003〜31.Dezember.2003)
過去の愚痴 I(29.Juni.2003〜11.Oktober.2003)