Das Pferderennen
競馬愚痴



11.Oktober.2003 Sonnabend 第三回AoCオフ

 18:00仙台駅政宗公騎馬像前集合ながら、直前に集合時間が三十分ほど繰り下がったのはまあ予定調和としましょう。参加はsir.、史人、wns、平八、肉の五名で、年を重ねるたびに集まる面子が減っていくのは仕方ないのでしょうけれどもちょっと寂しい感じがしました。
 折しも仙台はYOSAKOI祭りでして駅前周辺は結構な人出。そんな中、幹事さんが店の予約もとっていなかったので気紛れマドモアゼル肉さんはちょっとブンむくれ気味だったのですが、「○○にしよう」とwnsが即決。wnsさんグッジョブ。晩飯時にもかかわらず待ち時間無しで店内へ。まあまあ雰囲気もいいしこれで味がよけりゃあ大満足だなあと思っていると、待てど暮らせど注文がこねえ。飲み物だけで男五人が談笑ってここはハッテンバか。wnsさんのグッジョブ加減にゲソパンをもって報いる。平八さんが枝豆の殻をまだ喰ってない枝豆の皿に混ぜ込んで、肉がそれを掴まされるという、枝豆テロも横行。最終的にはsir.さんの五反田トークに全員が感涙にむせび泣いて一次会終了。速攻で二次会に進化。結局僕は生中ばっか飲んでました。その点はAoCオフ全体を通じてあんまり変わりませんね。締めに天一でラーメンを啜って第三回オフ終了。ここまで書いて、あれ、結局全部記憶残ってるなあ、と妙に自分の成長を感じたりしています。
 いやあ楽しかった。僕の祭りはそこでは終わらなかったわけですが。

05.Oktober.2003 Sonntag ヂュランダル

 こう書くと昭和の匂いがしますね。スプリンターズステークスは稲妻のようなデュランダルの追い込みが炸裂しました。不気味な人気になってましたが、まさかあの位置から差してくるとは思いませんでした。脱帽です。
 毎日王冠と京都大章典からいよいよ古馬中長距離路線も始動します。秋も深まってゆく頃ですね。

04.Oktober.2003 Sonnabend 異色、宮大工歌手

 いやあ、いい歌でしたねえあれは。
 ダイエーの優勝セールには皆さんもう行きましたか。考えてみれば優勝セールっておかしな話ですよね。別にダイエーファンでも西武ファンでも東村山黒尻ママサンズファンでも買い物に行けるんですから。本来、球団に対する日頃の応援に感謝するセールなんだから、他球団ファンは入り口で弾くべきでしょう。もしくは斎藤和巳の写真を見せて、わからない奴はダイエー地下三十六階の人力発電所送りにしてやればいいんですよ。「野球はもうつまんないよねー、大体プロ野球よりメジャーリーグの方が全然面白いしぃ、やっぱ何つぅの?日本人でもトッププレイヤーはどんどんメジャーに行って?メジャーの方をどんどん面白くしてくれればぁ、オレ的にはそれで全然オッケー的な感じ。ん?インフィールドフライ?ドミニカ出身の広島選手?」なんて言いそうな野朗がダイエー店舗を練り歩いているわけです。別にスタジアムに行くわけでもねえのにワールドカップで顔にペイントしていたような奴ですよ。貴様には七年ケガに苦しんだ斎藤和巳の苦しみがわかるのかと。150本塁打に到達した松中の偉大さがわかるのかと。貴様が今手に取ろうとしているそのTシャツの上にどっしりとのしかかっている今年の140試合が貴様には見えているのかと。貴様のような奴はきっとワンナイの便器コントをさぞかし大笑いして観ていたんだろうなあ!
 自分で読み返しても身体の芯が熱くなるほど恨み言とひねくれに満ちた文章になりましたが勢いでアップ。

03.Oktober.2003 Freitag 講義の四分の三が自慢話

 別に僕は巫女さんが大好きというわけじゃありませんよ!
 去年、他専攻の授業に紛れ込んだ時、揃いも揃ったブス山オシャレ子さんの一団が「巫女バイト」経験についてのご高説を披露しておられまして。曰く、「私が逝った神社は女の子のレベルが高め」だの、「やっぱあっちも顔で選んでるよねー」だのと。孤独にシュモラーの『ドイツ中世都市の成立とツンフト闘争』を読み耽っていたわたくしは思いました。この世では図々しい不細工が勝つ。
 スプリンターズステークスの枠順が確定しました。1枠1番を引いたテンシノキセキと、何かやってくれそうなアドマイヤマックスの動きに注目です。

02.Oktober.2003 Donnerstag 異常だよ。

 叱られました。wnsさんに。しばらくゲームしてなかった連中が久々に集まってまったりとAoCを楽しもうという企画なのに、その話が持ち上がった途端に再インストからパッチ及びマップ各種ダウンロードを済ませているお前はちょっと違うと。そうですかね、違いますかね。
 学部時代は必修科目以外は徹底的に履修を避けた御大の講義に、本日出席してみました。よもや院生の成績までダーツで決めるということはございますまい。頑張れそうですか?としばし自問。ちなみに、御大の話では修論なんざまだまだ余裕があるとのこと。まあそうでさあね、こちとらフルタイムの学生でございますから。
 10000ヒット謝恩企画は、一時『肉さんと行く福島競馬場半日の旅』ということで党内の調整を進めたんですが、どこをどうひっくり返しても楽しいのは多分僕だけだと考え直しまして。何をやるのが一番いいんでしょうね。キリリクとかプレゼントなんかも需要がない気がしますし。何かいいアイディアがあったら教えてくださいな。と、丸投げしてモラトリアム。

01.Oktober.2003 Mittwoch 展望

 レディブロンドは連闘で出走するようですね。カルストンライトオ、ゴッドオブチャンス、サーガノヴェルがペースを引っ張って、ビリーヴ、テンシノキセキが好位につける展開になるのでしょうか。セントウルステークスでは後ろを待って追い出したビリーヴですが、今回はそういうこともないでしょう。すると後方組にも食指が動くのですが、アドマイヤマックスはどう乗るんでしょうね。何かやってくれそうな気がします。
 レディブロンドも出馬しますが、タナカマキコも出馬するようですよ。こっちの方はさっぱり興味がわきませんね。

30.September.2003 Dienstag 河北夕刊『ロボットけんちゃん』連載終了

 作者の鋭利な刃物のような風刺精神が、まったりしためんこちゃんゼリー(東北限定。これを知らない東北人はモグリ。婆ちゃんの家には必ずあった)のいちご味のような絵柄で程よくなまくらにされ、結果怒涛のようなやるせないテンポで読者をげんなりさせること請け合いの四コマでしたが、今日で終わりだそうで。夕刊の日替わりコラム『けやき並木』も10月1日から朝刊に移るようで、某学園の理事長か誰かのキリスト者丸出しの論説が楽しみだったのに、残念。滅茶苦茶際どいコラムがあったのに。勿論、際どいとかキリスト者的なっていうのは、プラスの意味でですよ。それに連載時期も特定してませんからね。何に脅えているのでしょうか僕は。
 北朝鮮の女子サッカーチームで、アメリカチームとの試合中に「何撮ってんだ!」とカメラに怒鳴った選手、可愛かったですね。久々にきゅんとしました。オエ。

29.September.2003 Montag 批判的な魂には祈るべき冥福を持たない

 同窓AoCに向けて早速再インストール及び1.0Cパッチ、グリアラ、陸遊牧マップのダウンロードを完了しました。後は挙行を待つばかりですな!
 亡命パレスチナ人思想家エドワード・サイード氏が9月24日に亡くなったそうです。ひょっとしたら大学時代、著作を通じて僕が一番影響を受けたのはこの人からかもしれません。アメリカに対してはもちろん故国パレスチナに対しても妥協なき批判者として臨んだ彼の姿勢には、今も我が身を打たれる思いがします。彼の訴えは結局パレスチナの闘争を終わらせはしませんでしたし、アフガニスタン、イラクと続くアメリカの対テロ戦争を止めることもできませんでした。それでは彼の思想は空理空論だったのでしょうか。僕は決してそうは思いません。サイードは、集団に対して無批判に迎合することを厳しく戒めました。そのためにサイード自身、合衆国のアラブ人の意見を集約することはありませんでしたし、パレスチナにおける暴力による解放闘争からも乖離した存在とならざるをえませんでした。彼のような立場に身を置くのはとても勇気がいることです。多数のイエスに対して、ひょっとしたらたった一人でノーと答えなければならないのです。サイードは故国を離れて長く異郷に暮らしました。その体験が彼の中に、あらゆる既成のもの、つまり権力やネイションやコミュニティといったものを、批判する勇気を育んだのかもしれません。長年閉鎖的で懐古趣味的なネイションに生きてきた僕には、まだ彼の地平が見えません。僕はまだ批判することができません。僕は日本において亡命者になる勇気が持てないのです。
 サイードのような思想家を持つことができた合衆国は幸福だったと思います。日本にもかつてノーの価値を訴えた作家がいました。しかしそのノーは既成概念を疑い、批判することから始まるノーではなく、むしろ既成のもの、古くから存在し、あるいは存在したのだと信じられているものを積極的に肯定するイエスとしてのノーだったようです。そしてそのかつての作家はテロを支持し、決してネイションの中で孤立していません。エドワード・サイードという人間を得たアメリカの幸福と、彼を失った世界の不幸を遺して、一人の闘士が逝きました。

28.September.2003 Sonntag スプリンターズステークス(GI)

 中山芝1200mの電撃戦で今年後半のGI街道がスタートします。セントウルSで女王を下したテンシノキセキと負けて強しの内容を見せたビリーヴが中心になるでしょうか。夏の小倉で力をつけたマンデームスメ、遅れてきた無敗馬レディブロンド等、今回の中山6ハロンの話題は牝馬中心に展開しそうです。僕はユタカが戻って一変するかのアドマイヤマックスに期待を寄せていますが、レディブロンドが連闘で臨んでくるなら馬券の面白みも十分なレースになりそうです。
 今日の神戸新聞杯はゼンノロブロイがサクラプレジデント、ネオユニヴァースを余裕で下して優勝しました。サクラはあの仕掛けで突き放されたのだから、この距離では力の差が出たかな、という気もします。ネオユニヴァースは福永騎手が三コーナーから四角まで大事に乗りすぎたように見えました。しかしネオユニヴァースの場合、1000m距離延長しての本番が控えていますから、そこの辺りも意識しての仕掛けだったのかもしれません。馬に乗ったことがない屑人間にはその辺のことはさっぱりですね(´Д`)y-~~~~。
 愚痴セーブ機能発動。
 さて、AoMですが、原始内政も取り戻しつつあってZONE成績も上昇中です。レート1700近辺では3VS3にゼウスが三人入ったり、逆にセトが少なかったり、面白いです。ただ海はやっぱり今イチ度満点ですが。
 今週からはお勉強集中モードで行きます。

26.September.2003 Freitag 別に希望して来た役所じゃねえし ―じゃあやめろボケ!

 組閣の日に電話を前に正座して呼び出しを待っていたのにピクリともならなかったので今日は全篇恨み節で。まあいいです。今年こそドラ4でロッテ入りしますから。学長室で学生服で待ってますよ!
 しょぼしょぼ十一時過ぎに晩飯を食いながら夕刊を見ると、原監督辞任の報が。あれ、去年優勝したのってどこだっけ。ああそうだ、東村山まろやか和尚ズだった。まろやかハニーブレッド和尚が大ブレイクしたあのチーム。いや違うな、まろやか和尚ズはVリーグだったな。ジャイアンツはプロ野球だからな。去年はジャイアンツが優勝した気がするな。でもジャイアンツの監督が原さんだよな、優勝の翌年に、それもシーズン途中で辞任ていくらなんでもおかしすぎるよな、ちょっと連敗したくらいで、ちょっと点を取られすぎた試合があったくらいで。それじゃあまるでAOC初心者の僕たちをアステカの塔ラッシュ、モンゴルの弓騎兵ラッシュ、フランク裏城ラッシュで好き放題蹂躙しておきながらちょっと実力が拮抗してくると「楽しいかよ!」と叫んでMMORPGにシフトしてしまった誰かさんを彷彿とさせますよ原さん!
 これ以上書くと友情にも罅が入りそうなので閑話休題で。
 僕は今までキダ・タロー先生を小馬鹿にしておりました。嗚呼、僕は所詮東北地方の片田舎の山中に住む一匹の山猿にして、自分の毛皮の中に住む蚤、虱の類いの他には世間といふものを知らなかつたのです。今日、探偵ナイトスクープを観て僕のキダ観は一変しました。なるほど重箱の隅にまで突っ込んで笑いをせせる関西の気風にあっても先生のお被りになっておられる御帽子が、まるで埃一つ落ちていない白亜の床の中心に投げ出された巨大な人糞のごとく、全く弄られることもないまま圧倒的な存在感をもって先生の御髪の上に君臨しているのは、故なきことではなかつたのだと。それはナイトスクープの番組内の何気ない一コマ。桂小枝師匠のいつものあの海風に翻弄される一本のきんぽうげのような絡みに対して、キダ・タロー先生はおっしゃったのです。「君、酔うてんのんか」と。その瞬間の先生の、冷戦終結後もなお合衆国の栄光のために静かに牙を研ぎながら北極海の奥底に沈む原潜群のごとき重厚な口調、南極に踊る氷嵐を冷たく照らす月のような鋭い眼光といつたら!マジで怖かつたのです。マジでマジで怖かつたのです。
 ほぼGIといっていいメンバーが揃った神戸新聞杯は、敢えてここを使うゼンノロブロイに期待し、三冠馬にはここを二着で菊花賞で頑張ってもらいたいなあと考えています。でもねえ、ゼンノロブロイに忠告するとすれば、キダ先生は怖いよ。気をつけな。

24.September.2003 Mittwoch 秋

 東西で秋の牡牝三冠路線が始まり盛岡のダービーGPも終わったことで、いよいよ2003年後半のGI戦線が始動しました。昨日のダービーグランプリでのユートピアとビッグウルフのレースを見る限り、ゴールドアリュールの引退もJCダートの楽しみを削ぐことは一向になさそうですね。福島に続けて地力を見せたヴィータローザのセントライト記念、段違いの脚を披露したローズステークスのアドマイヤグルーヴなども素晴らしいレースでした。今週の神戸新聞杯ではネオユニヴァースが休養明け初戦を迎えますが、あえて中山ではなく阪神で二冠馬に挑戦することを選んだゼンノロブロイがどんなレースをするか、GIに勝るとも劣らない楽しみを提供してくれそうです。
 AOMを本格的に再開しました。海は相変わらずヘタクソなのでもっぱら陸ランかマップ限定のアドバンスセットアップで遊んでますが。ちょっとゼウスもかじってみたんですがどうも弓と投石の運用はAOC時代から進捗していないのでオーディンでウマーウマーウマーばっかやってます。結局、AOM人口は周囲では全く増えませんでした。追加パックのTITANでFF組が転んでくれねえかなあと期待してますが、無理でしょうね。
 明日から夏季大詰めの集中講義が始まります。さあて、そろそろいい加減に勉強始めないとヤバそうですなあ・・・極力やらねえけど。
 あんまり関係ないですが、女川さんま祭りが予定表に書いてあるとちょっぴり淫靡な感じでおトクですね。

13.September.2003 Sonnabend にしだひかるとフェリーチェ


 秋の中山開催が始まりました。第1日目の今日は全体的に本命馬強しの傾向の中、6Rのダート1200m三歳未勝利で七番人気ウェスタンウォーズが差し切り、十二番人気サンダーカフェが二着一杯に粘って馬連六万円の大爆発。僕の可愛いレディアンスシチーは競り負けて三着。
 大波乱はありつつも、芝は本命サイド一辺倒。一・二番人気の共倒れはなかったんじゃないでしょうか。僕は基本的に先行勢からちょこちょこつまんでみたんですが、4Rの新馬で勝ったイシノアパトゥーラなんかは結構後ろから行って直線余裕で交わしてました。この馬はテイエムオーシャンの半妹だそうで、レースでも強いところを見せてくれました。ちょっと小柄でひょろひょろした感じなので切ったのですが、やはり僕には馬を見る目はありません。
 中山のメインは秋華賞トライアルの紫苑ステークスでした。マーメイドステークスから注目していたレンドフェリーチェが出走するということで、さんざっぱら泣かされたチューニーとかメモリーキアヌは無視。春の傷を癒してくれるのはやっぱ夏女でしょうと。レンドフェリーチェのAから適当に流しまして。適当に。ええ。
 結果は完勝でした。個人的にはオープン特別のトライアル馬は嫌うんですが、この勝ち方なら本番でも通用するかもしれないなと。今年の秋は牡馬、牝馬、二歳、三歳、古馬、芝、ダート全てに高レベルなメンバーが揃っています。まだ条件戦ですがレディブロンドあたりが勝ち上がってくればさらに面白いGI戦線を観戦できることでしょう。
 ところでですね、紫苑ステークスの後に友達から電話で中舘騎手の勝利ジョッキーインタビューを絶対に観ろと言われたんですが、どうやってか手に入りませんかね。
 ちなみに古本屋でナニワ金融道を再読してます。どうにかなりまへんか帝国さん!

02.September.2003 Dienstag 二歳重賞戦線開幕


 今週は新潟と小倉でGIIIの2歳ステークスが開催されます。新潟2歳Sに登録のあるオイワケヒエンに妖しい期待を寄せていますが、今週は土曜日札幌のエルムステークスの方が面白そうです。ダート1700mのGIIIにアドマイヤドン、スマートボーイ、プリエミネンスらの登録があり、もし回避がなければかなり熱いレースになりそうです。個人的には休み明けで乗り込んでくるニホンピロサートに期待していますが、どうなりますか。楽しみです。

29.August.2003 Freitag ベッキー(の顔面)が怖い。


 禰衡が 面会を 求めています 会いますか

  はい  いいえ

 禰衡 曰く
 「サンミュージックの ベッキーは 肉屋でもやっていた方が世のためというものだ」

 胡車児が 弁舌を習得しました!


 どうせ僕は狼少年(・ρ゜)

23.August.2003 Sonnabend 夏


 やっと夏らしい気候になりました。しかし夏競馬もそろそろ大詰め、夏休みもそろそろ終わりです。もう一度雨がしとしと降れば、東北はその後涼しい風が吹く季節に移りそうです。
 日曜の札幌記念から中距離路線の実力馬が天皇賞秋を睨みます。過去にマーベラスサンデー、エアグルーヴ、セイウンスカイといった面々がここを叩いて秋の東京を目指しました。今年はシンボリクリスエスが回避して、古馬代表格エアエミネムと三歳クラシック路線で活躍してきたサクラプレジデントが本命対抗を競います。
 札幌記念の過去十年は一番人気が(一着6-二着0-三着2-四着以下2)、二番人気が(2-4-0-4)と本命サイド有利の傾向にありますが、一番-二番人気決着になったのは98年エアグルーヴ-サイレントハンター、99年セイウンスカイ-ファレノプシスの二回のみで、しかも最高配当が昨年の馬連15980円とヒモ荒れでの決着がしばしば見られます。
 今年は前売り段階でFエアエミネムが1.7倍と断然の人気で、Gサクラプレジデントとの馬連が1.8倍という過熱ぶりです。この少頭数であればF-Gの馬単に絞るなどして手堅く攻める手もあるかと思います。しかしエアエミネムは前走函館記念を完勝しているとはいえ、負かした相手はほとんどが格下か高齢馬で、二倍を切るオッズで鵜呑みにするには不安を拭いきれません。勝負するのであればF軸かG軸以外にありえないと見ているので、ここはGサクラプレジデントを中心に取り、@トニーディアマンテ、Bレオマイティー、Eノブレスオブリッジへ流したいと考えています。具体的にはEを対抗にして厚めに、@Bに均等の配分で馬連を購入することになるでしょう。
 夏ということで少々AoMのリハビリも始めています。忘れている部分も多いのですが、北欧相手にミノタウロス弓ラッシュなどを少しばかりやってみています。形になるまで時間がかかりそうですが。

16.August.2003 Sonnabend 震える

 以前、結構な額のプリペイドカードをもらったので、ここ最近はHMVでCDを買っていまして。今日も雨の中トボトボと傘をひきずりながら店の中に入ったのですが。
 どうも僕は『おしゃれさん×』がスキルについているようで、周囲に一人でもおしゃれさんがいるとそれだけで平常心を保てませんで。普段の僕の行動範囲は平均的なおしゃれ様どものそれとあまり被らないので別に構わないのですが、たまに両者がリンクすることがあります。例えば、電車、飯屋、競馬場でありまして。電車でおしゃれ様勢力と隣り合って座ってしまった場合はかなりピンチですが、本やメールなどを利用して平静をアピールすることができます。飯屋の場合はジャンルによっては微妙ですが、吉牛で隣り合ったならば一分以内に並卵を「飲む」ことによっておしゃれ軍の攻撃を牽制することができます。もしくは牛丼の肉をまず平らげ、そして次に残った飯に紅しょうがをケツの穴が裂けるほどぶちまけてこれを完食するという戦法によっても容易に撃破できます。おしゃれ戦士どもは大概『吉牛ステータス』が低いので、牛丼が戦場になればまず勝てます。競馬場に至ってはこちらの領土内です。言葉を交わさずとも、勝馬あるいは一馬を握りしめワンカップで赤くなった親父たちは全て友軍です。ゴール前のフェンスにもたれかかって四レースの発走を待っている時に背後にクスクスという笑い声を聞いた気がしても無視しましょう。競馬場の敷地内ではおしゃれ様軍団の能力は全て無効になります。なると信じましょう。なったらいいんじゃないかな。ならなきゃやってらんねえよまじで何で女連れてジャラジャラへらへら言ってる野郎がコレンチェ-フジノヘイロー一点で取れるんだっつーのフジノヘイローなんか鹿戸だぜ鹿戸いや実際ね競馬場に馬券買いに来てるんだかイチャつきに来てるんだかわからねえ奴が鹿戸なんて買うな鹿戸なんてよおしゃれ様どもは大人しく中舘でも買ってやがれ中舘よーし俺逃げの中舘買っちゃうぞーとか言ってもう見てらんねえよ。ん、ちょっと待て、中舘買ったのは確か俺か。死ねばいいかも。
 ところが競馬場や吉牛と違ってHMVは敵の主戦場です。店舗に足を踏み入れたとたんに、MISIA様の北海道級の額がアルバムジャケットの中から何しにきやがったこのウドの大木がと罵詈雑言を浴びせてくれば、Mr.Children様が「昨日の肉になんて バイバイ」と名曲ニクエヒガシエを熱唱します。孤立無援です。店員の皆様も仙石線の線路の上で鉄道唱歌の三十番でもほざいてやがれとばかりに冷たい視線を浴びせてきます。周囲はもうおしゃれ様おしゃれ様おしゃれ様、おしゃれ様だらけですよ。HMV包囲網です。原油全面禁輸です。そういえば中学の時に「ハル・ノート」と聞いて、桜舞い散る的なハートフルムービーのことだと思い込んでいた僕がいました。
 まあさっさと買い物を済ませて逃げるように店を出たと。そういうことで。むしろ俺が病気だということで、それが結論ですわな。

09.August.2003 Sonnabend 仙台七夕

 終わりましたね。粋でいなせでお祭大好きな僕としては寂しい限りです。竹飾りの上に登ってイエアー!と叫ぶのが仙台七夕の本式の楽しみ方なんですよ。嘘ですよ。しかし七夕が過ぎてもなんか煮え切らない天気ですね。今日なんか台風ですし。新潟競馬中止なので福島にもいかずじまいです。
 本格的な暑さも来ていないのに何なんですが、ちょっとコワめの新作があがりました。こちらです。ちっとは読めるようになっているかなあと思うのですが、いかがでしょうか。ご意見やご感想などいただけると悶死してしまいます。お暇な時にでもお読みください。

03.August.2003 Sonntag Entschuldigung!


 朝十時くらいに某君から(ここで実名〈ハンドル〉を出さずにこんな配慮をしなければならないのが彼の彼たる由縁でありますな)暇かと電話がありまして。その口調があれ、お前寝てたの競馬に行ってないのそれならわかってるよどうせ暇なんだろ彼女もいないし友達もいないんだからマー・・・というコンボに入ろうとするのを、僕は見切りました。「そんな暇ねえよ!」と怒鳴って電話を切ったのですが、もう切った瞬間から、いや肉さん、今のプレーはまずいんではないでしょうかと自責の念が。いかがでしょう堀内さん今の肉のプレーなんですが。あんなもの給料もらって練習してる人間のやることじゃないですよファンの皆さんに申し訳ないでしょう。いやー黒い肉の一面が出てしまいましたね解説の桜乳親方。ごっつあんです。どうすかね川籐さん訊かなくてもわかってるような気がするけども一応訊くよ。気合やね。
 人として友達の電話にあんな応対をするのがそもそもありえないのだけれども、大体彼の電話がわかってるよどうせ〜マー・・・のコンボだったかどうかも怪しい。ひょっとしたら、わかってるよどうせ暇なんだろ彼女もいないし〜仕方ないから俺が紹介してやるよコンボだった可能性があるわけです。もしくはそれに彼独特の切腹フィニッシュを組み込んで、実はこれを東京タワーの天辺に嵌め込むと徳川埋蔵金と紀伊国屋文左衛門のミカンと弘法大師の温泉と徐福のどぜう髭と俺が埋めた餃子の在処が明らかになるんだだからトライデントの奴らがこれを奪いに来る前にこれをっ早くこれをっぐふっ絶命。のコンボだったのかもしれないわけです。
 先週から今週にかけてが多分この夏で一番忙しい時期でもあり、土曜まで平均睡眠時間三時間で働いて競馬に行く気力もなかった僕としては、寝起きの寝惚け眼で練達の士である彼の華麗な指捌きを完全に見切るだけの余裕がありませんでした。ここにお詫びいたします。

20.Juli.2003 Sonntag 野球について一言


 最近の状況があまりに馬鹿馬鹿しく、かつ我々有権者、じゃなかった、ファンが、貶められ無視されているように思われたので一言書こうかなと思います。
 某球団<ジ>はどうですかね。あまりに阿呆揃いじゃありませんか。あえて名指しすれば、江藤なんか、フィールドを離れて何の責任もない立場であれこれ好き勝手言って「御意見番」と持ち上げられています。あんな中身のない、大衆迎合と金銭欲だけで練り上げたような政治家、じゃなかった選手は、彼を育てた地元のみならず、彼という政治家、じゃねえや、選手を許容してきた日本の数十年の病巣を指し示す症例の一つです。ならさっさとてめえがダイヤモンドの中に出て来いと。来ないなら、ダイヤモンドの中でプレーができないなら、どうせもって後数年の人生なんだからベンチにすっこんで黙ってやがれと。江藤に対しては僕は小泉じゃねえや原監督を支持しますよ。江藤よりは小泉、じゃねえって、原のほうがよっぽど脳みそがましです。顔に開いている二つの穴をきちんと使ってるってだけでも、小泉、じゃねえって何回訂正するんだ俺は、原の方が江藤の数十倍まし。江藤はもうその不細工な面に穴さえ開いてないですからね。完全なのっぺらぼう。のっぺらぼうじゃなきゃできませんよあんなスタンドプレーは。
 昨日初めて知ったんですが江藤よりアホな選手ってのがいるんですね。江藤を見ているだけで胸がムカついてくる僕には衝撃だったんですが、まだいたんですな鴻池って選手が。二試合で二連続失策。それもほとんど同じ打球同じ走者への対応をミスってるお笑い種。笑い者にされるだけじゃ足りなくて、審判に「今のは失策だよね。失策だったら今の内に認めておいたほうがいいんじゃない」と注意されて、のこのこ出てきて「すんません失策でしたわ」とのたまう始末。てめえの受けた学校教育じゃ、国語教育はあったんだろうが可哀想に言語教育はなかったんだろうなと思わせます。<ジ>球団だから許されるんでしょうねあのどうしようもないアホさ加減が。美しい日本の風景を云々するよりも先に、てめえのそのどうしようもねえ薄汚い日本語感覚をどうかした方がいいんじゃねえのかと忠告したくなるほどです。偉そうに総白髪になんかしやがって。それは関係ないですね、デブ。
 いや、久し振りに野球を観戦したので色々無責任な感想ばかりがのこりましたが、いいんですよね、これで。だって、どれだけの人が不快に思おうがどれだけの人に実害を与えようが、それはこの文脈から『僕の本意』が伝わってないだけですからね。それが『美しき』国、日本の言語状況ですからね。

12.Juli.2003 Sonnabend 夜の芝目

 就職した友達がゴルフをやっていると聞いて、どうせ、いやー部長、夜のラウンドもアンダーパーですか!などと大人のゴルフトークを繰り広げているんだろうなどと突っ込んでいたのですが。実際にはゴルフやってる人間はそんな卑猥な冗談は大して飛ばさずにやってるんだろうなあ、と心の中では思っていました。みんな社会人の、それもいい年したおっさんおばさんがやるスポーツですから。最近女房と喧嘩しちゃってあっちの方ではすっかりシングルプレーヤー、なんて下らない台詞は戯画化されたゴルファー像だろうと思っていたわけです。
 大学のサークルに近頃ゴルフに興味を持ち始めた人がいまして、先日、彼が部室に置いていったゴルフ雑誌を暇潰しにめくっていたのですが。巻頭特集記事でいきなり股間が膨らんだ男の挿絵が。いや、そんなはずはありません。ありえません。思わず僕は目をこすりました。それなりに地位も教養もある日本の中産階級の中年たちの趣味の雑誌に、それも巻頭特集記事に、雑誌の顔ともいうべき部分に、ぼっきメンの挿絵など。しかも二色刷りでぼっきんぐなどと。しかし挿絵の中の彼は笑っています。爽やかに笑っています。その後ろでキャディさんも笑っています。僕は猛スピードでページをめくり続けました。あれは編集のミスなのではないか。富井副部長がうっかり校正通しちゃったミスなんじゃないか。残りのページは全部『サライ』みたいな大人の構成になってるんじゃないか。僕は全ページの下ネタをカウントし続けました。
 百ページそこらに全部で五十六個。タイヤキならあたまからしっぽまでアンコでギッチギチ。少しはみ出てます。
 少し村上春樹の気持ちがわかった貴重な体験でした。

11.Juli.2003 Freitag 年齢

 一年生の姿を見ていると、かつての自分が思い出されて反省することしきりです。五年前の汚肉の思考パターンについては他の誰よりも某君が知悉しておられるので今更取り繕っても意味はありませんやね。
 自分なりには色んなことがあってこの場所に立っているのだとは思うんですが、これはあまり認めたくはないのだけれども、多分、特定の人物の存在や助けがなければそれすらも危うかったと最近感じます。嫌なことがあっても軽口を叩きあえる友達、それは普段あまりその意味を振り返ることはないのだけれど、改めて考えてみると僕の大学生活は彼らにかなり助けられていたんだなあと。
 自分の高慢ぶりが恥ずかしくなった一日でした。

08.Juli.2003 Mittwoch 音楽

 曲は消費財です。歌も消費財です。誰もが音楽を真剣に聴きます。真剣に弾きます。真剣に歌います。真剣に使い捨てます。そして誰も真剣に考えません。カラオケの登場がそれらのことを成し遂げました。カラオケ化された音楽は、市場、個人の欲望、そして何よりも音楽それ自体の可能性において、飛躍的に大きな位置を占めるようになりました。
 それは成長であり進歩であるかもしれません。それを無意味なことだと考える人間はひねくれものか音痴であるかのどちらかだと見なされます。その指摘は恐らくは正しいのでしょう。しかしカラオケは音楽市場を拡大し、歌い手を目指す夢の実現の可能性を近づけただけでしょうか。根本的な何かが変えられてはいないでしょうか。音楽の志向性が、誰かのために、何かのために、ではなく、自分のために、に変わってはいないでしょうか。このような言い方は抽象的過ぎますし、あまりにも論点が不明確です。しかしカラオケがそうであるように、時間を空費することだけに用いられる音楽は無意味です。無価値です。そのような音楽が強制されるようになったという点に現在の問題点は存在しています。
 カラオケを否定したいのではありません。それを愛する人はたくさんいます。忙しい時間を削ってカラオケをしにいくという人もいるでしょう。けれど、大切な空き時間をカラオケに使う人がいるように、多忙な中で空いた時間を他の事に使っている人もいるのだということが認められていないように思えます。それは読書であり運動であり創作であり勉強でもありえます。カラオケと音楽を聴くだけが趣味ではありませんし、空き時間の使い方でもありません。酒を飲めないということは欠点でしょうか。違います。煙草を吸えないということは欠点でしょうか。違います。本が嫌いだ、運動が嫌いだ、勉強が嫌いだ、それらは欠点でしょうか。そんな風に考える人間は滅多にいません。では、音楽が嫌いだ、あるいは、カラオケが歌えない、ということについてはどうでしょう。それが問題です。そして誰もそのことを問題にしないということが、より大きな問題であるように思われます。

04.Juli.2003 Freitag 快楽

 プロバイダからのメールによると、7月1日からハイジのIP電話「お楽しみダイヤル」開始〜「おしえて IPフォンキャンペーン」〜だそうで。ぷららはんも思い切ったことやらはりますなあ、などと往年の名子役が三十路を越えてVシネでお粗末な濡れ場を披露する場面を薄目を開けて眺める山城新伍的感慨を抱いていたのですが。
 ハイジのテーマに従えば、おしーえてーおじいーさんーでなければいけないので、おそらくこれはおじいさんが山羊の乳をめえめえ絞りながらぶっきらぼうに教えてくれるサービスに違いありません。
無口なおじいさんのことですから、ほとんどしゃべりませんよ。そしてスイスと直通なので、後からべらぼうな請求が。これはかけてみるしかなさそうですなあ!

03.Juli.2003 Donnerstag 夢


 今朝早く官房長官が官邸の僕の寝室にやってきまして。叩き起こされた僕が何事だ!と怒鳴ったら、どうやら今日の本会議であなたの不信任案が可決されそうだと。不信任案?そんなもの聞いてないぞと言うと、あなたが聞こうとしなかっただけです、随分前から警告していたはずですよ、と。しかも今回は野党だけじゃなく、与党からも相当な数が賛成に回りそうだと言うのです。どうにかならないのかとすがる僕に、ならないでしょうねと冷たい視線の官房長官。
 おかしい、そんな馬鹿なことは起こりえません。例年大幅な赤字を出す上半期競馬決算も今年はプラス。経済政策は大当たりだったはず。不信任どころか翼賛国会にならなきゃいけないはずなのに。
 血の気を失う僕に官房長は言いました。ドイツ語ですよと。はあ?どいつご?混乱する僕を眺める官房長官の口元には冷笑さえ浮かんでいます。あ、腹の裡では見限りやがったなこのやろう。官房長官は僕の怒りを知ってか知らずか冷静に続けます。ドイツ語予習の債務があとどれくらい残っているかご存知ですかと。ああ?そんなもん知らん。前日になったら考えればいいことじゃい。僕がそう答えると官房長官は首を振りました。4ページですよと彼は言いました。んあ?4ページだと?寝巻きのままアホ面さらす僕に官房長官は問いました。あなたは1ページ読むのに何時間かかりますかと。完訳をつけるなら2時間だと僕が言うと、彼の冷笑が一層深まりました。1ページ2時間としてサラブレッドの方がまだしものあんたの集中力が持続するわけがないんだから10時間はかかるでしょうよ、さあどうするんですかもう時間がないんですよ。僕は言葉に詰まって考え込みました。確かにまずい。景気よく先送りにしすぎた。ああ、経済で成功して労働政策で失敗するとはこのワシにもヤキがまわったもんじゃわい。
 悩む僕の目の前に、官房長官が何かを差し出しました。拳銃です。
 潔く決断されるべきですよ。
 僕は拳銃を取りました。そして震える手でそれを口の中に突っ込みました。汗だけが後から後から流れてきます。
 引き金を引いた時に目が醒めました。寝汗で全身ぐっしょり。
 果たして、起きた後の僕は寝る前の僕と同じ僕でしょうか。それとも今、僕の身体を動かしているのは昨日の僕とは別の誰かなんでしょうか。僕自殺後もあの官房長官は官房長官をやっているんでしょうか。
 そんなことばかり考えていてやっぱりドイツ語の予習はさっぱりだった木曜日。

01.Juli.2003 Dienstag 1222万円


 その内、福本伸行あたりが書きそうな話ですね。僕は後ろでざわ・・・ざわ・・・言ってるギャラリーで十分です。僕が冷静に競馬を観戦できる賭額は一度に一万二千円が限度です。それ以上は、外れても当たってもウンコを漏らす程度の話ではすまなくなりそうなので自粛しております。テイエムオーシャンのオークスの思い出がね・・・。
 もし、身の回りで1222万で馬券を買い、かつそれを的中させるような人間はいるだろうかと考えておりましたが、いた。一人いた。何せ宝クジで家を建てたというほどのギャンブル家系。何気ない顔で25枚のマークカードを塗ってる様が目に浮かびます。「もうしらねえ、フン」とか言いながら。んでレース後、満面の笑みを浮かべて「これは買うでしょぉ」なんて。
 勝手に想像していたらなんだか本当に奴が今回の1222万円ぶっこみ馬券の張本人であるような気がしてきた。よし、何かおごってもらおう。

30.Juni.2003 Montag ちょっとずつ改装


 蝸牛のごときスピードで改装中です。不具合がありましたら是非お知らせください。

29.Juni.2003 Sonntag 宝塚記念

 いいレースでした。確かに、シンボリクリスエスには不利な要素がたくさんありました。でも彼は彼のレースをしました。過酷な条件でした。レースの展開も厳しかったように見えました。そしてその結果は勝利ではありませんでした。しかしシンボリクリスエスは彼自身の競馬を見せてくれました。四角から直線、馬群を割って堂々と抜け出してくるその姿に、心が震えました。それは十分賞賛に値するものでした。

 だからこそ讃えたいのです。彼に勝った馬を。死闘する王者の遥か先でゴール板を駆け抜けた馬の名を。ヒシミラクルの名を。

 菊花賞と天皇賞・春、そして宝塚記念、彼は奇跡を三度続けました。四度目はもう誰もそれを奇跡とは呼びません。府中の2000mが、夏の陽射しの向こうで彼を待ちます。

 

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