第 4 章 計算法
第1項 精算法
清麻雀24発生当初の計算法を精算法と呼んでいる。読んで字の如く、2符もおろそかにせず精算する方法である。
次のような手を散家(子)が栄和したとする(当時の麻雀は栄和・摸和に関係なく3人払い)。
ロン
和了役はのみの一翻であるから連底(小符合計点)は符底(和了基本点)10符25プラス明刻の4符、計14 符である26。
そこで得点は14符×2で28点。そして得点は幺二式で清算するので、子2人は28点づつ、
荘家(親)は56点の支払い、すなわち合計112点の得点となる。
満貫は符底の20倍というのが基本であった※1。従って符底が10符であれば、10×20で200点(散家1人分)となる。荘家は倍額の400点を負担するので合計800点であったが、一部では300点(同)、400点(同)というルールも行われていた※2。
※1「清一色の最高額が標準」という説(木村衛氏)もある。
※2満貫が300点であれば本来の五割増し、400点なら本来の十割り増し。いま風にいえばインフレ麻雀となる。
四翻400点満貫の例(混一色・対々和・紅中・南風)
ポン ロン
(8符)、(4符)、(4符)、(2符)単騎で2符、符底10符で四翻30符。
30×2×2×2×2=480点
上限は400点であるから、80点をカットして400点/800点の精算となる。
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