Rule 規則

    (30)ハウスルール


 残念ながら麻雀のルールはまったく統一されていない。それでも 大まかに云って、一般的に普及度が大きいメジャーなルールと、普及度が小さいマイナーなルールがある。

 しかしこのマイナーなルールにも、比較的知られているものからホントにレアなルールまでいろいろある。そこでマイナーなルールのうちでも、こ比較的知られているものをローカルルール、レアなルールをハウスルールと称する(ことに、σ(-_-)は決めた(笑) )。

 もちろんどんなマイナー、あるいはハウスルールを採用するのもそのグループの自由に決まってる。しかし初めての参加者がいる場合、なにかマイナーに属するルールがあるなら、あらかじめそれを説明しておくのは当然のこと。

 ことが起きてから、「うちのルールはコレコレだから、あんたはチョンボ」といわれたら、誰だって釈然としない。いや、釈然としない程度ならいいけれど、場合によっては思いがけないトラブルとなる。そんな場合、事前説明を怠ったホスト側が悪いのかというと、そうは言い切れない場合がある。

 大ざっぱに云えば、麻雀のルールは卓の数だけある。そこですべてのケースについて、ゲーム前に打ち合わせすることは難しい。それでも、よく発生しやすい出来事、あるいは特徴的なことなどは誰でも思いつくので、打ち合わせの対象となる。しかしめったに発生しないことについては、ついおろそかになりがち。ところが不思議なことに、そのめったに発生しない筈のことがよく起きる....

 たとえ起きたとしても、みんなの意見が一致すればいい。しかしめったに発生しないことについては、意見も一致しないことが多い。そこでトラブルとなる。

 もう一つは、そのレアなハウスルールであっても、それでやりつけているホスト側が、「説明の要もない当然のルール」と思い込んでいる場合があることだ。

 正直言って、σ(-_-)もむかしはこういう経験をたくさんした。思いっきり納得いかなくて1時間ぐらい相手とやりあったこともある。
#リーチしたAがBから搶槓でアガった。そしたらAが槓ドラをめくって「リーチ、チャンカン、裏ドラ1、槓ドラ1で満貫」と云った。σ(-_-)は当事者ではなかったが、「それはおかしいだろう」とクレームをつけ、1時間やりあった。肝心のBは、ずっと黙ったまま(笑) 結局Aの、ここは俺の家だっの一言で終わったけど)。

 逆に突然持ち出したローカルルールを強引に押しつけたこともある....(このサイトのどっかで書いたような気がするけど、あんまりたくさん書いたので、どこで書いたのかも忘れた....ダブっても構わないから、そのうちにまた書こうかな。(*_*;

 さいわい最近は、こういうトラブルに遭遇したことはない。それは最近は友人知人の家でゲームしなくなったこと。ゲームをしなければ、トラブルに遭遇することもない。

 二つ目は、σ(-_-)は麻雀仲間では年長の方。そこでなにかトラブルっぽいことが発生しても、「俺がルールブックだ」と開き直ると、「年寄りが云うのだから仕方がない」と大目にみてくれる....う〜みゅ、これでは問題解決の指針になっていないな。(笑)

 では友達同士かなにかで、こういうトラブルが起きたらどうしたらいいか。こういう事前説明なしで発生したトラブルの対処法として、「メジャーなルールに従う」という方法がある。つまり本来はハウスルールが優先するのであるが、事前説明がなかった以上、メジャーなルールを優先するとするものだ。

 これは順当といえば順当な解決法と思うが難点がないわけではない。それは「なにがメジャーなルールであるか」という問題があるからだ。メジャー/マイナーの認識が人によって違うことは十分にある。するとこれも水掛け論になる可能性がある。

 次の方法としては、家主あるいはホストの主張にしたがうというもの。ホストの主張がどんなにマイナーor理不尽なものであっても黙って受け入れる。σ(-_-)もこれをやっておけば、あんなにモメることはなかった....

 じゃあ、ホストの家なんかじゃなくて、雀荘なんかの出来事だったらどうするか。この場合は自分に不利な裁定にしたがう。だいたい争いごとは、自己主張のぶつかりあい。相手の主張を受け入れるなら、争いなんか瞬間に収まる。(-_-;

 とはいうもの、そんなに人間が出来ていれば、そもそもトラブルなんか起きるわけがない。そこで「誰がなんと云っても承知できない」という場合は、最後の手段として卓をひっくりかえして帰ってくるしかない....(_ _;

#じっさい台湾で、それをやった知人がいた。そんな話も、機会があったら、いつか書く。

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