規則no.24PKルールのコラムの中で打牌優先という表現を使った。そしたら、「そんな言い方、聞いたこと無い」というメールをもらった。う〜む、たしかにおっしゃる通り。なにせσ(-_-)も初めて使った.....(笑)
いちおう一般麻雀の自摸優先というルールの反対表現として使ったのだが、実はもともと麻雀に自摸優先などいう表現自体がない。
ドラ
ドラ2枚持ちであるが、待ちが悪い。しかしを引けばチャンタ・サンシキ。そこまで行かなくてもでもひけば両面待ちとなる。ドラ2あれば、チャンタまで行かなくても悪くない。そこでダマにしていたところ、上家がを切った。もちろんアガれない。そこでツモをしたところ、これもだった。となれば、「ツモったんならアガっとこか」ということになる。
門前ツモであれば、どんな手だって文句無しにアガリはOK。しかし完先麻雀のプレーヤーには、このようなケースでのツモアガリが気に入らなかった。
もちろん完先麻雀でも、門前テンパイでのツモアガリはOKというのが一般的なルールではある。しかしこのケースのように、いまロンアガリできなかった人間が、次の瞬間
同じ牌でツモアガリすると、なんだか釈然としない。
そこで完先麻雀では、「捨て牌してから次巡に入る」というルールが登場した。こうすれば、プレーヤーがツモをした段階では、まだ同巡ということになる。すると上記のようなケースでツモったは、上家のと同巡内の牌(選択アガリ)となり、ツモアガリできないということになる。
しかしこのルールもいっぺんに普及したわけではない。完先麻雀でも、「門前でのツモアガリは、無条件にアガリOK」というごく普通のルールが行われていた。そこで完先麻雀でも、、そういうルールでやる場合、これを自摸優先「ツモゆうせん(ツモアガリはすべてに優先、というほどの意)」と呼ぶようになった。
ま、それはそれでいいけれど、PKルールのコラムを書くとき、完先麻雀の「捨て牌してから次巡に入る」というルールを一言で表す適当な表現が無い。そこでこれを自摸優先という表現に対して、打牌優先と表現しただけ。
んなわけで、「そんな言い方、聞いたこと無い」という読者の疑問は、まことにごもっともな話。(^-^;
|