瞬間の判断力=技能の巧拙は、左脳の領域か。それなら右脳は精神力の領域。いくら左脳の力が優れていても、それはあくまで可能性の世界。通ると思った牌が当たることはいくらでもある。リーチを掛けていればドラだってツモ切る。
そんな思いがけない序盤の失点、それも好手を逃したあげくのインパチ放銃。初っぱなにこんなのをくらえば誰しもショック。ショックを受ければ多少はめげる。めげたあなたに手までが腐る。
実は来る手は普段と変わらない。しかし思いがけない大量失点。求めるものは満貫、ハネ満。ごくノーマルな配牌も、どう眺めてもクソ手にみえる。クソ手に見えればますますめげる。めげた挙げ句が無意味・無方図・無駄放銃、典型的な負けパターン。
しかし序盤の不慮のマイナスも、精神的にタフならば、そんな失点、屁でもない。バタバタもしないでしっかりと打つ。しっかり打てば光も見える。とは云ったって、云われて出来れば苦労はしない。そんなときには考えてみよう。
ドクターKはノモヒデオ。大リーグでも史上4番目の早さで1000奪3振の記録を立てた。しかし食らったホームランも数多い。ヒットとなると数知れず。蝶のように舞い、蜂のように刺したのはモハメッド・アリ。世界最高峰のボクサーだった。しかし蜂のように刺してばかりいたわけではない。食らったパンチは数千発。世界最強だろうが最弱だろうが、この世に打たれないピッチャー、打たれないボクサーは存在しない。
麻雀だって同じこと。カウンターを食らわすつもりが逆に食らわされることは山ほどある。そんなゲームをやりながら、打たれてめげるは問題外。この世に打たれないボクサーが存在しないように、打たれない麻雀プレーヤーも存在しない。
そんな余裕を心に持てば、おのずから成績もよくなること間違いなし。ゆめゆめ疑うことなかれ....(^0^;
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