Personal analyze 諸分析 .

    (9)トップ形態の発生率
【第11〜14期】


 約半年前に、旧FMAJAN(現FMAJAN1)の7番会議室で話題提起したトップ率形態に関する1年分のデータが整理できましたので、ここに報告致します。(cf.FMAJAN/MES7/#5440以下のチェーン)

また、その結果の考察より、新たなる理論?を見いだしました。しばらくお付き合い下さい。

各期RT公式戦における最終ランキングの【浮き率】の表から計算したものが下表の結果です。
(A:A-top 1人浮き、 B:B-top 2人浮き、C:C-top 3人浮き)

ゲーム数 A率 B率 C率
11 2130 381 1340 409 0.1789 0.6291 0.1920
12 1649 293 1045 311 0.1777 0.6337 0.1886
13 1487 242 959 286 0.1627 0.6449 0.1923
14 1569 282 1013 274 0.1797 0.6456 0.1746
6835 1198 4357 1280 0.1753 0.6375 0.1873

この約7000半荘の結果から、推測すると、
(#1)Aトップ率=Cトップ率
 11期〜13期までは、Cトップの方が多いのですが、14期ではAトップの方が多くなっている。2000半荘程度では、多少のばらつきはあるものの、概ね、AトップとCトップの発生率は等しいと考えられる。
   
(#2)A=C=18%、B=64%
 数字をデフォルメして、大胆に予測すれば、概ね、上記の推測値が得られる。
   
(#3)単純な推測値:Aトップ率=2/7(0.2857)は棄却へ
 各トップ形態の発生率が、等しい根元事象であるという前提に立った場合には、トップ形態は以下の14通りと数えられる。すなわち、
 (4人の参加者をabcdとし、空白の左側を浮き組み、右側を沈み組みと仮にする)
   
   1人浮き:a bcd
    b acd
    c abd
    d abc
   2人浮き:ab cd
    ac bd
    ad bc
    bc ad
    bd ac
    cd ab
   3人浮き:abc d
    abd c
    acd b
    bcd a
   
 である。この単純な推測で行くと、
 Aトップ率=4/14=0.2857
 Bトップ率=6/14=0.4286
 Cトップ率=4/14=0.2857
 となるが、これは実測値(率)と乖離が大きすぎ、理論に誤りがあると、考えるべきである。そこで新理論の登場となるわけだが、それはいずれ。(^-^)

by 多摩(ターニア) <1999/07/19 >

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