Personal analyze 諸分析 .

    (14)統計的有意差


【ノー聴罰符による点棒の出入りは計算対象外】

 東1局の総トップ 成功率 95%信頼区間

点棒動き 対象者 獲得者 下限〜上限 .
7700〜    44 21 48 0.32 〜0.63 ▲←(3)
2000〜 6400 28 32 0.16 〜0.52 .
700〜 1600 10 10 0.001〜0.44 ★←(1)
100 28 28 0.19 〜0.38 .
- 200〜-1600 25 28 0.12 〜0.49
-2000〜-6400 92 14 15 0.09 〜0.24 ■←(2)
-7700〜  29 0.008〜0.23 ■←(2)
小計 328 82 25 .

信頼区間の計算は、F分布(少数例)と正規分布で行っています。ただ、これによる結果の解釈でいいかどうかは、実は自信がありません。(多群間の比較を一つずつのものの信頼区間の計算で置き換えているの
で、・・・(^-^;)

この結果のままの解釈でいきますと、あがり点が、700〜1600点の領域のトップ取得成功率の信頼区間の幅が25%をまたいでいますので、高いとか低いとかのものは言えないということになります。

ここの回数が何回以上になれば、統計的有意差が言えるかを逆算して見ますと(片側検定で考えると)
(★←(1)を参照)
 帰無仮説:東1局でのあがり点が、700〜1600点であった群のトップ取得率は25%である。対立仮説:取得率は25%未満である。

  |p-0.25|
 --------*平方根(n)>1.645(=正規分布右片側5%点)
 平方根(0.25*(1-0.25))
 p=0.10を入れて計算すると、 n>22.55・・・

 したがって、23例以上の対象群があって、トップ取得率が10%を切っているような状況であれば、有意水準5%で、統計的に有意であるといえます。(東1局に1翻あがりをするとトップ取得率が有意に下がる)
 
 ただ、この手法自体が正規分布を前提にした近似計算をベースにしているので、細かい事を言えば、正しくないですが、2項分布で計算しても、あまり変わりません。(^-^;

 ということで全対象半荘数が今の2倍程度集まると、有意水準5%の緩い基準で、何とかものが言えそうです。ただ現状の傾向としては、ノミ和がりすると、返ってトップが遠のき、むしろノミに打込む方が、まだましであると考えたいです。

 また、おまけですが(■←(2)を参照)
-2000〜-6400 92 14 15 0.09 〜0.24 ■←(2)
-7700〜  29 0.008〜0.23 ■←(2)

信頼上限が25%を下回っていますから、東1局に2000点以上の手に打込むと、有意にトップ取得率が下がります。1600点までなら効きませんが、2000点以上だと効いてくると。
また、もうひとつおまけですが、(▲←(3)を参照)
7700〜    44 21 48 0.32 〜0.63 ▲←(3)
信頼下限が25%を上回っていますから、有意にトップ取得率が上がります(当たり前の結論ですね)。

(時間かけた割には、平凡な結論....m(_ _)m)

by 多摩(ターニア) <97/11/04>

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