先日の某大手スポーツ紙の何切る。
ツモ ドラ
東の1局の6巡目、西家の手牌。これまでの5回のツモで、と引き、このツモでチートイのイーシャンテンになったとこ。さぁここで何切る。と云ったって、常識的にはチートイとチャンタの両天秤で切りだろう。
と思いつつ解説みたら、「ついを切りたがる。しかしここまでのツモがなら、これはトイツがのびるツモ牌相。そこでその傾向をもう少し追いかけるため、ここは打でチートイに狙いをしぼる」 はぁ?(@_@)
打では常識的すぎて、面白くもなんともない。そこで奇をてらってチートイ決め打ちの回答。しかし単に「トイツ場だから、チャンタには目もくれずチートイを決め打ち」ということなら、 orではなく orでもいいことになる。そこで持ち出すツモハイソー。
先般、近代麻雀にツモ牌相理論の短期連載があった。その中に、こんな下りがある。
シュンツになりやすいターツは、トイツになりにくい。
シュンツになりにくいターツは、トイツになりやすい。
この伝でゆくと、この手牌の中で、もっともシュンツになりやすい=もっともトイツになりにくいのはのターツということになる。
このコラムにはそこまで書いてないが、「これはトイツがのびるツモ牌相」という一文は、これが、チートイに的を絞るにしても、 orでもなく、切りとする理由だろう。
ただではなく先打ちとしたのは、すでにトイツになっている牌(この場合は)のスジ牌()もトイツになりやすい、というスジトイツ論のためか? いや、これはさすがに深読みか?
いずれにしても、何を基準にどんな解説をしようと自由だけんど、近麻の取材記者をして、「(他人には)深すぎて理解できない!!」というツモ牌相打法を、彼氏は会得しているとでも云うのかな....
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