Other stone 他山石 

     (22)後ろ回し蹴り...


 何切るクイズには、必ず「いま○の○局、○家の○巡め。プラス○○で、トップとは○○点差」なんて状況設定があることが多い。しかしσ(-_-)は、こういう状況設定は読まないで、設問牌姿からいきなり打牌を選択することにしている。

 たしかに状況は状況で大事には違いない。しかし現実の話ではない。「東の1局、まぁまぁの手であったが親カブリに終わって、ツキがないと感じている次の局」なんて設定を読んでも意味がない。

 また巡目にしても、配牌時点だとか、ツモがあと1回しかない16巡目なんて設定はまずない。ほとんどが10巡目くらいの中盤。そこで時には状況設定の問題で回答がズレてしまうけど、まぁ、大した問題ではない。

 と、さんざん前振りしたあとで、今日の何切る。(^-^)

 八索九索七萬九萬一筒二筒五筒五筒六筒七筒九筒西西 ツモ八筒 ドラ二萬 西家

 例によって、問題を読まないで五筒を切った。切ってから、また問題を読む前に少し考えてみる。
(速攻なら、目一杯手を広げて二筒一筒落とし。しかし腰を落とすんなら、一通とサンシキの両天秤で五筒切りは問題ないな。このあと四筒でも引いたら、八索九索落としか。三筒引いたら、五筒六筒落とし。おお、σ(-_-)にしては、マトモな打牌を選んだではないか....)。

なんて思いながら、設問を読む。するとこんな出だしだった。
麻雀にはA上級者、B中級者、C初級者がいる。そしてこんな牌姿の場合、B中級者、C初級者は五筒を切ることが多い。しかしそれではいつまで経っても勝てない

ナヌっ、たしかにσ(-_-)はヘボだけど、ほいじゃあ上級者は何を切るんだ)と思いつつ読み進む。すると末尾の方に、
実はこれはオーラス。アガリトップの西家の手。そこでA上級者なら、五筒以外を切る。さぁ、A上級者は、何を切る?

 (ぶっ....)
 設問を読まないのはこっちの勝っ手だから文句を言わない。しかしこんな状況設定を最後に書くのは、ちとルール違反。やっぱりどんな設定でも、そういう事は最初に書くべきこと。

思わず、(正拳突きじゃなくて、後ろ回し蹴りみたいな問題の出し方だな....)と思った...

#回答は、もちろん一筒二筒落としだった。

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