しばらく更新しないでいたら、読者から励ましのメールが。メールによると、数あるカテゴリーの中で他山の石を一番楽しみにしているとの話。そんなメールに励まされて、ひさびさに更新しちゃうことにした。例によって一般スポーツ紙の「何切る」から。
状況は南の3局、トップと3千点差の西家9巡目の手。
ツモ ドラ
ここで何切る、ったって、パッと見でほとんどの人がを切る。を引いてドラ切りすれば、ジュンチャン/サンシキ/ピンフ/ドラ2で倍満。安めのでも、ダマロンで満貫はある。
ロン or
引きのあと、ドラを切るのがためらわれるなら、か単騎の仮りテンに受け、か、あるいは他の幺九字牌引きを待っても良い。
切りのあとか引きなら、しょうがないからサンシキ/ドラ3。これでもダマで満貫はある。
ちと困るのは切りのあとのか引き。引きなら、まだ切りでジュンチャンの可能性がある。といっても、ではダマロンできない。しょうがないからリーチだろう。引きなら、役無しテンだからリーチしか手がない。
とまぁそんなことは誰でも分かる。しかしそんなことよりも、σ(-_-)はこの問題牌姿をパットみたとき、なんとなく違和感があった。
「9巡目」というならば、この時点までに字牌の1枚や2枚は引いていただろう。それならを引いた時点でこんな手になっていても不思議ではない。
ツモ
なのに、どうして不要かつ危ないなど抱えているんだろうと思ったしだい。
そんなことを思いながら、回答をみた。そしたら回答は、満貫をアガるためにテンパイチャンスをできるだけ広くするのが良いというので、ジュンチャンもサンシキも一度に投げ捨てる切りだった....(゚0゚) なるほど〜、どうしてもがいるわけだ。。。。
もちろんそういう考え方が無いとは言わん。しかしいかにドラ暗刻を早くアガるためにテンパイチャンスを広くするといっても、の受けを1種増やすだけのために五翻を投げ捨てるというのは、本手とは思えない。第一、さえ切っておけば、食い散らかしても満貫テンパイが可能だ。
観戦しているときは、プレーヤーが何を切っても感情を表に現さないようにしている。プレーヤーがここでを切っても、修行ができているからもちろん顔には表さない。でもきっと、椅子から転げおちるだろな....
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