麻雀誌などではときどき誤植がある。それがタイムリーな誤植の場合、出題者は頭を抱える。
先日のスポーツ紙、ここで何切る。
![二萬](man2.gif) ![三萬](man3.gif) ![四萬](man4.gif) ![四萬](man4.gif) ![五萬](man5.gif) ![二索](sou2.gif) ![二索](sou2.gif) ![四索](sou4.gif) ![四索](sou4.gif) ![六筒](pin6.gif) ![八筒](pin8.gif) ![八筒](pin8.gif) ツモ ドラ![發](tsugreen.gif)
統計でも取ると、おそらく が圧倒的だろう。付和雷同が信条なので(笑)、σ(-_-)も を切った。そして回答を見ると、「意外と多くの人がタンヤオ指向で を切りがちである。しかし を切ったあと、ドラが来たらどうする。 を切っておけばチートイツへの一上定。ドラが来たって、受け入れ可能。先のことを考えたら、ここは 切りが正着」とあった。
(?_?)と思って、もう一度牌姿を見直した。しかし別に勘違いはしていない。 を切ったって七対子への一上定だし、タンヤオの可能性もある。「意外と多くの人がタンヤオ指向で を切りがち」というけれど、そう切るのが、どう考えてもノーマル。
ドラが来たらタンヤオにならない、あるいは後で を切るのは危険性が大きいなどと云う理由で、この時点で を切るのはいくら何でも考えすぎ....そう思ってしばらく牌姿を眺めて沈思黙考。(^-^;
というのはこの出題者、誰かと違って奇をてらったような出題はまずしない。ごくオーソドックスだし、いい問題も多い。そりゃあ問題には多少の出来不出来はある。しかしそれは誰でも同じ。そこで(いったいどうしたんだろう)と、しばらく考えた。
そこでハタと思いついた。これはおそらく新聞社の誤植だろう。
きっと本来は次の形であったに違いない。
![二萬](man2.gif) ![三萬](man3.gif) ![四萬](man4.gif) ![四萬](man4.gif) ![五萬](man5.gif) ![二索](sou2.gif) ![二索](sou2.gif) ![四索](sou4.gif) ![四索](sou4.gif) ![六筒](pin6.gif) ![八筒](pin8.gif) ![九筒](pin9.gif) ツモ ドラ![發](tsugreen.gif)
これならσ(-_-)も を切る可能性が高い。出題者の、「ドラが来たらどうする。 を切っておけばチートイツへの一上定」という言い分もよく分かる。
#「σ(-_-)も を切る」ではなく、「切る可能性が高い」と書いたのは、現実にこういう状況となった場合、タンヤオ指向で を切る可能性もあるからだ。(ふん、ヘタでもヘボでも、好きに云え)
こういう牌姿なら解説も理解できる。そこでこの問題を掲載した新聞社が、 と を誤植してしまったのか、と思いついた次第。
とは云うものの、疑問も残る。
同じ出題者で、以前、次のような問題 and 回答があった。
![發](tsugreen.gif) ![發](tsugreen.gif) ![三索](sou3.gif) ![四索](sou4.gif) ![四索](sou4.gif) ![五索](sou5.gif) ![五索](sou5.gif) ![六索](sou6.gif) ![六索](sou6.gif) ![七索](sou7.gif) ![八索](sou8.gif) ![八索](sou8.gif) ドラ![七索](sou7.gif)
ここへツモ 、さて何切る。
内心、( を切って![三索](sou3.gif) ![六索](sou6.gif) 、高め一平行受けだろな)と思ったら、回答は、「(ツモ切りして)ドラ受けのままは良くない。ここは 切りとして![二索](sou2.gif) ![五索](sou5.gif) に受ける」とあった。
このときも、(そりゃまぁ何切ったっていいけれど、同じ三門張なら何も一平行目を捨てることはないのにな)と思った。その後、(たぶん の手を見落とししてしまったんだろう)と思った。
そこで![六筒](pin6.gif) ![八筒](pin8.gif) ![八筒](pin8.gif) から を切るという回答も、![六筒](pin6.gif) ![八筒](pin8.gif) ![九筒](pin9.gif) の誤植じゃない可能性もあるわけだ....
どっちがどっちだか分からないけど、いずれにしたってワケワカメな問題だった。
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