歴史コラムNo.8「1索は、なぜ鳥の絵?」で、なぜには鳥の絵が描かれているか述べた。実は、この検証を最初に行ったのは、法政大学の江橋崇(えはしたかし)教授。
江橋教授は憲法学の先生であるが、趣味のカード類でも世界的な研究者。
1索にさまざまな図柄があること。その図柄によって時代が推測できることは前から知られていた。しかしそれはそれだけの話。なぜ鳥デザインへ変化したのかという理由については、何の研究もなされていなかった。
そこで1索が鳥デザインであることについては、「麻雀は清王朝の宮廷の秘ゲーム。1索が鳥の図柄なのは、駕籠の鳥状態にある女官達が自由にあこがれていることを表している」などと、適当なことが云われていた。
その図柄の変化を統計的に分類し、馬吊の銭束デザインから鳥デザインへの変化の理由を考証したのが、江橋教授である。その考証は、むかし月刊プロ麻雀に詳しく連載された。
このたび、その考証がNHKテレビで放映されることになった。日にちは2月22日(土)、ただし放映時間はまだ知らない。(-_-;
なんにしても麻雀の考証番組がNHKで放映されるなんて、大したもの。興味ある人は、ぜひ見てください。
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