学生時代の同級生、花村(仮名)から電話があった。
「来年(平成13年)、同窓会をやる。10人くらいで打合せ会をするので出席するように」とのこと。
それはいいが、場所を聞いたら、三河湾に浮かぶ小島だという。「なんでそんなところで」、と聞くと、「民宿に泊まり、一杯やりながら打ち合わせする」という。なんじゃ、そら。打ち合わせよりそっちが目的みたいだ。
で、当日、遠いところでは広島、大阪、富山、浜松、東京などから主だった者が集合した。打ち合わせ会は予定通り?「では来年、春くらいに同窓会をやるということで。幹事はXX君、よろしく」の一言で終わり、あとはドンチャンドンチャン(笑) 3人来たコンパニオンは、われわれと同級生という年頃。聞けば全員、地元の漁師のおかみさんとか(コンパニオンっていうかぁ?。。。)
騒ぎ疲れて、さて寝ようとなったら、羽柴(仮名)が「麻雀しよう」って言い出した。みんなは「もう、疲れた」って言ったが、「やろう、やろう」と言ってきかない。σ(-_-)もこっそり布団にもぐり込んでいたが、「やろう、やろう」と起こしに来た。「素人とは打ちたくねぇ」と憎まれ口を叩いてみたが効果なし。
「なに、抜かしてけつかるんじゃ。揉んでやるからはよ起きよ」とむりやり起こされた。しょうがないんで酔っぱらいどものおつきあいをすることになった。ルールは学生時代のままということで、半荘4回の約束。みんなもうどうしようもない麻雀だったけど、学生時代を思い出してすごく楽しかった。
そのうち東家の中野(仮名)が闇でタンヤオチートイをアガった。打ったのは西家の大野(仮名)。そんな珍しいのをアガったので、中野が「え〜、タンチーだから....え〜」とやっている。そいで「そりゃ、ヨンパーじゃ」というと、「そっか」。
すると南家の羽柴が「親のタンチーでヨンパラということはないだろう」
「何言うとんじゃ。親のタンチーだからヨンパラ。これが子ならザブニーじゃ」といったが聞かない。
「タンチーなんてめったにできんで。ゴッパーかチッチーはあるんじゃないか」
「そんなにあるわけないだろ」
「そうかぁ・・・?」
「そいじゃあ、親のチートイのみなら幾つになると思うんだ?」
「ニシンだ」
「ならリーチチートイは?」
「ヨンパラに決まっとるだろが」
「ならタンチーだってヨンパラだろが」
「・・・・チートイは二翻じゃないのか」
「二翻という計算法もあるが、結局おんなじだ」
「・・・・おんなじとは思えん」
「どうして?」
「リーチチートイはすぐ出来るけど、タンチーはめったに出来ん」
「・・・・」
それでも強引にヨンパチで精算させて、約束のゲーム回数は無事終了した。翌朝は、おいしい朝定食。朝から酒が出てうれしい限り。すると羽柴が突然、周りの連中に「おい、親のタンチーって何点だ?」と言い出した。
(・・・・また蒸し返すか)と思っていると、花村が「う〜んと、ゴーニーじゃないか?」
思わず「アホッ」というと、
「う? ロクヨンか....」
「・・・・」
打合せ会に名を借りた飲み会はホントに楽しかったが、もう頭が痛くなった(笑)
|