Mahjan talk 雀話


    (75)同級生麻雀リターンズ


2/22(土)、午後6時頃、ぼちぼち夕飯でも食べようかと思っていたところ、電話がリーン。でると
「おお、俺よ」
「俺よって、お前か」

 大学時代の同級生、橋場(仮名)からだった。富山県の人間だ。なにかと思ったら、仕事で名古屋に来ているという。そして名古屋の別の友人、同じく大学時代の同級生である花村(仮名)や渡辺(仮名)はもちろん、千葉県に住む広部(仮名)まで一緒だという。

「広部まで一緒とはどういうこっちゃ。大体からなんであらかじめ連絡をよこさないんだ」と文句を云うと、「いや、それがかくかくしかじかで急な話だったもんで」

 そうかというので少し話していると、「そいでお前、今から名古屋へ出てこないか」という。「もちろんいいさ。しかし今から支度して出るんだから、少し時間がかかるぞ」と云うと、「そんなもの、これからテツマンに決まっているじゃないか」

 ふ〜んといいながら、とにかく名古屋まで出掛けた。約束の場所で落ち合って、思いで話に花を咲かせながら夕食をともにした。夜中の12時頃になって麻雀すべえというので、Nクラブという麻雀荘に足を運んだ。

「どんなルールでやるんだ」と聞くと、花村が「お前に任せる」という。
「そいじゃあ、どうのこうのと云っても仕方ない。学生時代のルールでやるべえ」と言うと、「うん、そうだな」とあっさり決まった。

 その第1戦のオーラス、ほとんど横並びでトップとラスの差が7千点。3位めのσ(-_-)とトップの差はわずか4500点。そんな状況で配牌をみると、なりゆきでアガれば中ドラ1(八筒)の2千点の手。これではデバサイをやっても、トップをまくれない。
 それでもアガれば2位になる。(ま、そいでもいっか)という感じでなりゆきで中ポン。結局2千点の手を一筒 四筒でテンパイ。やがて四筒をツモアガリした。

四萬四萬二筒三筒七筒八筒九筒 五索三索四索 中中中

  とはいうものの親睦麻雀なので、アガってもアガらなくてもどうでも良かった。そこで四筒手牌に加えながら(どうしようかなぁ、これでアガると2位めの花村なんかがブウブウ云うだろな。でも2位になることだし、アガっとくか...)なんてボケ〜っと考えていた。すると、花村が「何してんだ。さっさと切れ

 そこで「いや、アガリなんだ」と手を開けた。すると花村が「何をツモったんだ」というので、「うん、四筒をツモった」

 すると花村が 「それはチョンボだ」
 「へ....?」

 「お前、いま四筒を手の中に入れただろう」
 「うん」
 「そしたら、実はアガリ牌はこの巡目で出ている二筒で、それを見逃して四筒をツモった事にしているかも知れないじゃないか」

 (ああ、完先系のルールの話をしているんだな)とすぐ判った。そこで

 「アガリ牌を手のうちに入れたのは悪かった。しかし学生時代のルールでやっているんじゃないか。学生時代には誰が何を切っていようと、ツモはいつでもアガれただろ?」というと、
 「そんなことは関係ない。チョンボはチョンボだ」
 「・・・・」

 そこで
 「そいじゃあ云うが、“ルールはお前に任せる”と云ったじゃないか。俺のルールでは、これはリッパなアガリだ」と云うと、
 「“ルールはお前に任せる”とは云ったが、チョンボを見逃すと云った覚えはない」
 「・・・・」

 こりはもうどうしようもないと思ったので、
 「わーかった、わかった。そもそも四筒を手牌に入れた俺が悪かった。チョンボを払ってもいい。しかし他のヤツの手のこともあるから、アガリ放棄でこのまま進めるはどうか」というと、

 「本来ならチョンボだが、今日は特別にノーカウントでやり直しにしてやろう」
 「うう、ありがとう....HPに“花村が許してくれた”って書いておくからな....」(笑)

 みんなもそれでいいと云うので、手牌を崩してその局はやり直しということになった。で次の局を開始する前に、広部に云った。

 「おい、やり直しは構わんが、お前はトップめといっても俺と4500くらいの差しかない。やり直しの局でひっくり返っても文句をいうなよ」

 広部も「それは仕方がないだろう」と云い、次の局を始めた。そしてなんなくσ(-_-)が千/二千をツモアガリ、トップをまくった(広部が親)。(-_-;

 結局朝まで6ゲームほど打ったが、雀荘から出たとき、ひさしぶりに太陽がまぶしかった。(^-^;

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