HPを作り始めた頃、すごく疑問に思ったことがあった。ABCと順番に3ページつくったとき、それぞれに「前へ」、「次へ」へとリンクをつける。何も考えずリンクしていたが、他のHPを見ていておかしなことに気がついた。
σ(-_-)は、「前へ」というのは“(時間的に)現ネタ以前へ(古ネタ方向)」、「次へ」というのは“(時間的に)現ネタ以降へ(新ネタ方向)”という感覚でリンクさせていた。
ところが他のHPをみると、「前へ」というのは“(位置的に)現ネタ以降(新ネタ方向)へ”、 「次へ」というのは、“(位置的に)現ネタ以前(古ネタ方向)”ということでリンクしてある。ふ〜ん、そりゃあたしかに、どっちも正しい日本語。(-_-;
どこの神社か忘れたが、前宮(まえみや)がある。前宮がある以上、奥宮がある。たしか前宮は山の麓(ふもと)にあって、奥宮は山の頂上にあった。つまり奥宮(新ネタ)は、位置的に前宮(現ネタ)の先にある。そこで奥宮(新ネタ))へ行こうと思えば、位置的に前へ進まむ。
御柱祭(おんばしらまつり)で有名な、長野県の諏訪大社。上社(かみしゃ)と下社(しもしゃ)があるが、上社には前宮(まえみや)がある。#下社は春宮と秋宮があるが、話の本筋ではないので。
しかし上社の前宮は、位置的に上社の手前にあるわけではない。もともと上社は、前宮の場所にあった。それが後年移転したため、もともとの場所の神社を(時間的に)以前の宮=前宮と呼んでいる。つまり一言に「前」といっても、位置的な意味と時間的な意味があるわけだ。
それはまぁ、それでいいけれど、もちろんσ(-_-)のHPとよそのHPで、「前へ」の意味が正反対では混乱の元(なにが....)。そこで最近のリンク表示は、“以前へ”、“以降へ”としている。うん、これなら分かりやすい。(^-^;
ところで「先」という表現も、「前」と同じように二つの意味がある。
「先々のこと」といえば、「(時間的に)今後のこと」。
「先の大戦で」といえば、「(時間的に)以前にあった戦争」のこと。
麻雀の「先付け」の語源となった先付け小切手。「時間的に今日より先(以降)の日付けを記載した小切手=その日になって(後になって)有効となる小切手」の意味。そこで最後に役牌が有効になるアガリを先付けと呼んだ。
これを勘違いした人が、「先付けといいながら、後で役をつけている。もっと役を先に付けることを徹底させよう」というので行われるようになったのが完全先付け。もちろんこの表現の対称は後付けということになる。そこで後付け=先付け、完全先付けと、ややこしいことになった。
しかし考えてみれば、先付け小切手ではなく、後付け小切手(時間的に今日より後(以降)の日付けを記載した小切手=その日になって(後になって)有効となる小切手)でも意味は通じる。
もしこれが後付け小切手と呼ばれていたら、こんな混乱は起きなかった。そこで麻雀に無用な混乱を起こさせないため、これから先は、後付け小切手と呼ぶ運動を展開したい。(^-^;
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