Mahjan talk 雀話

    (141)男流プレーヤーの独り言


麻将連合が「女流ツアー選手」なるものの募集を始めた。
http://www.mu-mahjong.jp/topics_20050225_1.htm

これについて麻雀業界日報の2005年3月1日号にコメント記事が掲載されている。
http://d.hatena.ne.jp/izumick/

詳しくは麻日報を読んでもらうとして、麻日報のコメント要旨は下記のよう。

>男女問わない「奨励会」の方がよりミューの理念に沿っているのではないか、と思う。
>今どき「女流」かよ、とツッコミの一つも入れたくなる。
>どうも「そんなに女性って実力で劣るのかなぁ」という違和感は拭えないが、

 まさに同感。
 男女に体力差はあっても頭脳差などない。そこで「女流」といっても、書道の世界などでは単に女性書家を意味するだけ。しかし不思議なことに囲碁や将棋のプロ世界では、大きな技術差がある。練習についやす時間の差だろうかと思う程度で、はっきりした理由は分からない。しかし現実に差があることだけはたしか。

 囲碁将棋といえば、日本では室内ゲームの代表格。その囲碁将棋の印象から、ゲームの世界で「女流」といえば、一般に“男より技術力が劣る”というイメージがある。しかしσ(-_-)の経験から、麻雀の技術力に男女差などない。女性プレーヤー人口が少ないうえに男ほど麻雀に没頭できる環境にある人が少ない。そこで自ずから女性上級者の絶対数が少ないだけ。

 そこで女性プレーヤーを募集するのであれば、単に「μ女性ツアー選手募集のお知らせ」とすればいいだけのような気がする。それをあえて「女流」と銘打つ意図がよく分からない。

 「女流ツアー選手もツアー審査を受験し、合格点を取ればツアー選手へ昇格出来る」そうだが、そのツアー選手は「μカップ等の対局には出られるがまだプロ未満」というプレーヤー。

 となれば女流ツアー選手ツアープレーヤー未満ということになる。そんなに「女流」という名称を、プロ未満のプレーヤーよりさらにランク下のプレーヤーとして定着させたいのかいな。

 

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