今月号の近代麻雀オリジナルの或る記事
2月、どんよりと寒く、しかも男くさい編集部に1本の電話が入った。
「おい、今年入った女子プロはヤーバイですよ!カワイーッスヨ!」
もちろんそんなことを聞いて黙ってられない麻雀1年生担当編集。早速電話&取材攻勢ッス!
というわけで3団体から集まったのは○○ちゃん(最高位戦)、○○ちゃん(日本プロ麻雀協会)、○○ちゃん(日本プロ麻雀連盟)の3人。
う〜ん、至福だねえ...などと1人幸せに浸っている場合ではない。早速その腕前を見せてもらいましょうか!。
とかいってるうちに「リーチ!」
お!、いいねえ!元気だねえ!
「一発ツモ!、あ、ウラウラ!!」
いきなりハネマンかよ!
かわいいチチしてやっちゃってくれるやんけ、おじょーさん。
Fカップらしいなー。でもな2度目はあらへん...
「ロン、マンガン!」
って聞けよ!ってゆーかマンガンってなんだよ!?
へ?、雀荘の店長やっての?
そーゆーことは早く云いなさいよ!
まったくもー困ったお嬢さんが多いわね〜
「ロン、ハネマン」
お前もかよ! 雀歴1年ってウソだろ!? あーもーダメダメッス....
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10年ほど前の近代麻雀ゴールドの或る記事
改めて問い直す−プロとは何か−
第5回史上最強位戦において
アマチュアとしては3人目となる
雀鬼会、山田英樹が優勝した
前最強位である佐々木秀樹が優勝したとき、誰もが驚き
その圧倒的強さに口では表現できない感動が
心の底から全身を揺さぶった筈である。
しかし今回の山田英樹が優勝した瞬間にそれはなかった
感動より先に怒りがこみあげてきたのである
プロと呼ばれる人たちは何をやっているのだ!
そもそもプロとは何なのか!?
生活基盤の違いだけなのであろうか!?
であれば地下に潜り、高いレートの麻雀を打っていればいい
公のプロ、誌上プロであれば
そこには読者、麻雀ファンからの期待や憧れを正面から受け止め
正しい方向へ導く義務がある
ならばファンはどんなプロに憧れるであろうか
“強いプロ”である
圧倒的に強く、他者をよせつけない
力強さを備えたプロ
プロスポーツ界の第一人者達もやはり皆
強さを備えている
プロゴルファーのジャンボ尾崎、現役時代の長嶋茂雄
Jリーグの三浦知良、角界の曙、若・貴など−
では今の競技麻雀界で当てはまる人物はー皆無である
史上最強位戦には読者枠がある
これは一般読者に参加してもらい
プロたちの強さを生で体験してもらうための枠である
大舞台になれておらず、目の前にはあこがれのプロがいる
−−勝てる筈がない・・・・が
その読者代表より順位の劣るプロが今年もいた
−−公の場で
もう読者、麻雀ファンにウソはつけない
竹書房は現存の誌上プロは認めない
一律アマチュアまたは愛好者として接する所存である
文責
近代麻雀ゴールド編集長
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