麻雀コミックでは、奇想天外というか、信じられない打ち回しがよく登場する。逆に言えば、そういう現実にありそうもない打ち回しがコッミックの持ち味。そんな麻雀コミックで、h15/4月号の近麻ゴールドに載っていたとっても不思議な打ち回し。
主人公Aと脇役Bの対局。
東場、脇役Bがドラ対子でチートイかトイトイ構え。5巡目、対面の主人公がドラのを切って早いリーチときた。
脇役、このをポンしてトイトイ一直線。次巡、主人公がツモ切りしたもポンして、こうなった。
が通ったのを見て、脇役Cが打。とうぜんそれもポン。
(あとはを切るだけ)と思ったら、脇役Bは考える。(このは、アタリだろう)。そこでσ(^-^)は(そうか、を切って辺に受けるストリーか)と思った。そしたらBはを切った...(へ....(@_@) )
そりゃあ何切ってもいいけど、別にだって安全牌じゃない。「と読み切ったから」というなら、切りでもいいんでは。第一、ここで降りる、あるいは回し打ちすると云うなら、どうしてをポンするんだろう....と、思う間もなく主人公がをツモアガる。
ツモ
たしかにはアタリだった。脇役Bは自分の読み and 打ち回しに満足を覚える....
次局の7巡目、親である主人公がこの捨て牌。
このとき脇役Bは、こんな手。
ここへを引く。とうぜんかを切ることになる。で、主人公がダブを余らせるのではと考えて切り。するとこれが主人公に大三元にドスン。
でも数え役満というすごい手。とうぜん脇役Bは「なにっ!」と驚く。もちろんσ(^-^)も一緒にアッと驚いた。(笑)
といっても、世の中には配牌マジックということも結構ある。ましてやコミックとなれば何が起きても不思議ではない。しかしそのあとがまた不思議だった。
コテンパテンになった脇役が、ゲーム後、主人公を出入り口まで追っかけてゆき、「なんでだッ、なんで・・・!」と負けた原因を問いつめる。(おひおひ....)
すると主人公いわく。
「俺が234のサンシキをアガったとき、あンたはを切らずに降りた。あれを打っていれば、あンんにもその後、勝負手のチャンスが生まれていたんだよ」
そこで脇役Bは悟る。「受けに回る弱さ、バランスの悪さ。今の俺、そのものじゃないか・・・」 いや、まったく同感だ....
やっぱりあの切りは、回し打ちじゃなくて降りたんだった。あそこでをポンした上、危険牌のを切って降りるというんじゃあ、誰が考えてもちとどうかな。
しかし不思議なのは、脇役Bがを止めてを切ったことを、どうして主人公が知っていたんだということ。ひょっとしたら脇役Bがを見せて、「へへえ〜、僕ちゃん、を止めたもんね〜」と見せたんだろうか。いや、まさか....
すると主人公は透視能力をもっている事になる。う〜ん、それならぜったい負けないのも不思議じゃないな。こんな能力、σ(-_-)も欲しいと、ホントにうらやましく思った。
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