My battle 七聴八闘

    (7)上石神井決戦 7(余話)(by k場)


 **さん、今日は。
 基本的に理論は変わりません。私はやってみる必要はないと思っていました。しかし分からないものですね、やってみて一カ所だけ意見を変えました。

 私にとってちょっと意外でしたが、私は私自身の理論を少しだけ修正せねばならないと思いました。それについて簡単に述べましょう。

 結論から言えば「麻雀には下手な人はいる」ということです(それは私です(笑))。以前、別人さんとの論争で、私は「麻雀は簡単なゲームである」、「麻雀には初心者はいるが、初心者以外はみな同じである」、などと主張しましたが、これらは修正せねばならないようです。

 麻雀というゲームは、実際にはそれほど難しいゲームではありません。私やN雲氏が「基本戦略」で述べたこと以上はそうないでしょう。ただし私が見落としていたこともあります。それは「慣れ」です。

 麻雀は短時間で判断しなければならないことが結構あります。ポンチーカンは、実際のんびり考えてはいられずに、一瞬の判断が必要です。難しい判断ではないのですが、短時間に誤りなくしなければなりません。実際私は間抜けな槓を実戦でやってしまいました。自分で自分が初心者並と分かって恥ずかしかったです。

 私はだいぶ前になりますが、FMAJANのために雀荘回りをしたことがあります。いろいろな所へ行って2,3ゲーム打って、それを簡単に報告しました。

 そのときは、最初の2,3箇所は勝てなかったのですね。調子が乗らないのかなと思いながら続けていくと、もちろん勝ったり負けたりいろいろでしたが、だんだん勝ち味が出て来て、トータルでは僅かに浮くところまでいきました。(それだって次の1軒で大負けでマイナスということだってあり得たと思いますが)。今考えると、結局慣れてきたということなのだと思います。

 負けた場合は何を言っても言い訳じみて、結局何も言いたくないのですが、私は前の月例会以来1局も打っていませんでした。これは大変に礼を失した態度で、少なくとも皆さんを迎えるのですから、前日に半荘3〜4回でもやっとけば、だいぶ感覚も戻ったと、後から思いました。

 ただ、私は父の病院にしばしば行かねばなりませんでしたし、直前は雀卓の運搬、修理で奔走していましたので、やむを得なかった面もあると、私に対しては思っています。ただし以上は全て言い訳で、結局、私が弱かったのです。

 弱い私が十分に理論の効果を証明できなかったのは、誠に不甲斐なく、お相手して下さった皆さんや、理論を陰ながら支持してくださっていた皆さんに、済まない気持ちで一杯です。

 ただこうも考えられます。
 私の理論は、成文化され、追試が可能です。だれでもその気になれば検証が可能なのです。考案者の私やN雲氏がやる必要はありません。そこが「雀○流」や、他の怪しげな理論と一線を画すところです。あなたが私ほど下手でなければ、いくぶんかでも勝率は上がるでしょう。

 よって、私の別人さんへの反論を以下のように修正します。

「麻雀は、その程度には深いゲームである」
「麻雀には初心者はいるが、初心者以外はみなある程度打ち慣れれば同じである。」

 個人的には悔しいのですが、これで反例として寄せられていたいくつかのデータとも整合性は取れ、理論としては成長したのではないかと思います。
 ご意見、感謝します。

#着色=別人

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