Laboratory 研究室 

     (43)裏伏せリーチ


 リーチは正式?には“ 通ればリーチ ”と云う。正式というのはいかにも大袈裟だが、要は「通れば(ロンされなかったら)、リーチ成立だよ」という主旨。そこでリーチ普及の初期には、「“ 通ればリーチ ”と発声をするのが良いマナー」というような風潮もあった。じっさい昭和40年代になっても、そんな宣言を何度か聞いたことがある。

 リーチ牌がロンされたら“ 通れば ”もヘッタクレもないが、いちおう「通らなかった→リーチ不成立→リーチ棒不要」ということになる。まぁそれはいいけれど、困るのがチーポンされたとき。リーチ牌が無くなってしまうので、どの時点でリーチがかかったのか分かりにくくなる。

 もちろんそんなときはその次の牌を横向きにする。しかしその牌だっってチーポンされるときがある。そこで提案するのが“ 裏伏せリーチ ”。すなわちリーチ牌を裏伏せて宣言する。

 とうぜん何牌か分からないので、チーポンされることはない。そこで「あ、どこでリーチだったっけ?」などと言うことは起きえない。それどころか、どんな病牌でも絶対に通る。下家が3副露のチンイツ構えでも、なんの心配もしないでドラ切り勝負(笑)。とまぁ大変素晴らしいリーチなので、リーチ棒は2千点供託とする。

 で 問題はフリテンの扱い。
 σ(-_-)としては、「裏伏せ牌は流れようとアガろうと公開しなくて良い → フリテンにならない」というルールが希望。となれば「ダマを張っていたところに安めをツモ。迷わずツモ切り、裏伏せリーチ。運良く高めでロン!」ということが可能となる。

 しかし世の風潮もあることなので、「流局、またはロンアガリしたら裏伏せ牌を公開する」というルールも可。この場合は裏伏せ牌がフリテン牌ならチョンボとなる。※フリテンリーチ不可というルールであれば、流局時にチョンボとなる(他のプレーヤーがアガった場合は不問)
なんか面白そうな気がするけど、どうかいな。(^-^)

百貫雀 投稿日:2007/05/18(Fri)

 はは、面白い。
「どこでリーチしたのかわからなくなる」からの出発に笑いましたが、それだけならリーチ宣言用のマーカー(例えば、ダミー牌等)を利用する方が手っ取り早いというような気もしますが...

r@PCLabo 投稿日:2007/05/18(Fri)

> リーチ宣言用のマーカー
マーカーが卓に詰まっている光景が目に浮かびます(笑)。
ということで裏伏せリーチ、大賛成。
ダマで押してたけどつかんだと思った時とか、かなり使えそうですね。
 

百貫雀 投稿日:2007/05/19(Sat)

 他のグッズを使うのはよくない、うん。
 以下は、どこでリーチしたかを判りやすくするための方法論を考えた。

1)リーチ宣言の一つ前の牌を横向ける。
 これならチーポンされるわけがない。されてないから、そこにある。
 ・リーチと発声し、前巡の牌を横向ける。
 ・ダブルリーチ(や、以前の捨牌をすべて喰われている等)の場合には、ただリーチ棒を出すだけ。

2)リーチ宣言以降(宣言時も含む)の捨牌はすべて横向ける。
 これなら間違うことはない。

3)リーチ宣言以降(宣言時も含む)は、下段に捨てる。
 このルールでは、今、誰もがやっている「六枚切り(六枚下段切り)」というものを廃止し、通常は全員が捨牌をダラーっと一列に並べるのが前提(昔はそうしていた)。
 リーチを掛けた場合にだけ、その人は、二段目に捨牌を並べる。

4)誰かがリーチを掛ける度に、捨牌を下段にする。
 3)では、リーチの当事者のみが二段目に捨牌を並べるが、それの発展形。誰かがリーチするとそのリーチ以降の捨牌(リーチ者以外の全員の捨牌も)を下段に並べるという方式。
 先制リーチの際には、二段目に捨牌が並ぶが、その後に追っかけリーチが起こると三段目に並ぶことになる。以降、四段目/五段目に捨牌することも起こり得る。
 自巡までに連続してリーチが起こった場合(=上家のリーチ後にスグ追いかけた場合)には、空白の段を設けるのではなく、ただ一つだけ段を下げる。

5)ポンやチーしても河から牌を移動しない。
 一番、美しいかな(笑)。
 これだと副露形の提示に工夫しないといけないが、一応 考えてみた。
 ポンの場合には、「一筒一筒(上家)」「一筒一筒−(対面)」「一筒一筒(下家)」のように2枚を晒す。
 チーの場合の形は必ず「裏向き裏向き(上家)」だが、晒す塔子の上位数を喰った場合には「四筒三筒」や「八筒七筒」のように左から見て逆順に並べる。下位数を喰った場合には「三筒四筒」や「七筒八筒」となる。嵌張の場合には並びは問わない。
 よって「一筒二筒」や「九筒八筒」という晒し方は間違いとなる。カンの場合は、考えていない。

 その他「リーチ宣言者の牌をポンチーしてはいけない」や、いっそのこと「ポンやチーを禁止する」などもあるかもしれません。

あさみ 2007/05/19(Sat)

ども みなさん、コメント ありがとうです。(^-^)/

>百貫雀さん

 裏伏せリーチ以外でリーチ牌がそこに残る方法をこんなに考えてくれまして。(^-^)
 で実は、百貫さんの “リーチ牌が無くなったらマーカーでも...” というコメントを受けて最初に思ったのがコレです。↓

>「リーチ宣言者の牌をポンチーしてはいけない」

 要するに、そういうルールにしてしまえば良いわけです。しかし「リーチ牌はロンもできない」となるとアガリ見逃しの問題などが生じるので、ロンは認めることになります。しかし裏伏せリーチの眼目は「絶対に通る → ロンできない」というところ。そこでやっぱりチーポンも含めて何の問題も生じない、裏伏せリーチがやっぱり明解かなと思う次第。(^-^;
ただ裏伏せリーチを採用してない麻雀の場合は(採用してるとこなんかあるのか....(^-^;)、「1:リーチ宣言の一つ前の牌を横向ける」がベターかも知れません。

> ・ダブルリーチ(や、以前の捨牌をすべて喰われている等)の場合には、

 今日の最初のゲームの東の1局、作家の五味康介が切った第一打牌を下家が両門でチー。とたんに五味康介が「こんなヘタな麻雀、やっとれるか」と云って退席したという話が。で もし五味康介が退席しないで2巡目にリーチした場合は、リーチ棒を出すだけで良いわけですね。(^-^)
ちなみに上家の第一打牌の両門チーですが、σ(-_-)もときどきやります。(-_-;
#相手のアキレた顔をみるのが大好きだもんで.....
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