(26)両門一上定
|
両門一上定とは、未完成部分をポンチーしたら、必ず両門形が残る一上定という意味。このオリジナルが、沼崎雀歩が提唱した形。
をポンしても をチーしても、 をチーしても をポンしても両門形を残すことができる。そこで沼崎氏は「ポンよし チーよし ポンチーよし」の形と呼んだ。有効牌は6種19枚となる。
近マ('05.9.1)のオバカミーコ に、こんな形が登場していた。
ポンできる部分がなくなった変わりにチーできる部分が増えた。いうなら「チーよし チーよし またチーよし」の形というところ。有効数も8種26枚に増えている。これを超完全イーシャンテンの形とあった。(ふむふむ)と思ったので、ちと考えてみた。
牌謎No.26アーミッシュの今(こん)オリジナル。
がチーできる。 はチーできないが、ツモれば頭となって両門(順搭)マチが残るので、有効牌種は8種から12種に増える。とはいえ有効枚数は沼崎オリジナルと同じ19枚。そこで有効牌種では今オリジナル、有効枚数ではオバカミーコに軍配が上がる。
いずれにしても手牌10枚ではこれで行き止まりだが、手牌13枚となると可能性はぐんと増える。それが牌謎No.26アーミッシュにおけるたむとぅさんの解答形。
をチーできる(ただし はチーできるが役ナシとなる)。 はチーできないがツモれば雀頭となって両門マチが残るので、有効牌は14種44枚。やはりこれが両門一上定の最大形か。
|
百貫雀 投稿日:2005/08/23(Tue)
最終形を平和形(ピンフけい)に限定せず、「両面待ちが残る」という定義でいけば、以下の形があります。
15種49枚。
|
あさみ 投稿日:2005/08/24(Wed)
こんにちわ、百貫さん。
相変わらず、するどい差し込み。(^-^;
たしかにノベ単マチを勘定にいれれば、枚数がもっと増えますね。(^-^)
|
雀猫 投稿日:2005/09/10(Sat)
以前一度だけ参りました以来で、大分のご無沙汰になります。
本題ですが、筒子はが良いように思います。つまり
の受け入れが増えて筒子9種28枚、万子7種23牌を合わせて、16種51牌が有効牌となります。そのうちチーが可能なのは、の8種27牌、タンヤオに限れば、 を除く6種19牌です。
・・・というのはもはや蛇足ですが、沼崎10牌形を省みるに、役牌ポンからの最速聴牌、ポン材確保などに原点を感じました。
下図などは有効牌9種33牌ですが、チー可能牌は7種27牌は全てタンヤオ確定ですが、言うまでもなく良い手ですね。(^-^;
もっとも、これは“三面一上定”かもしれないですね。(笑)
|
あさみ 投稿日:2005/09/11(Sun)
こんにちわ、雀猫さん
>
なーるほろ、これはたしかに16種51牌が有効牌。そこで両面マチというテーマにノベ単マチを含めれば、これが最大の一上定形。ただ百貫さんへのレスでもチラッと触れたのですが、コラム主旨としてはノベ単を含んだ形は想定していませんでした。(^-^;
ノベ単形は雀頭が何になるかであって、マチのベースとなる順子はすでに完成しています。しかしコラム主旨としては嵌張(カンチャン)や辺張(ペンチャン)と同様に、テンパイ時点で両面マチの未完成搭子が残る形を想定していたのです。
このような両面マチの未完成搭子を順張(シュンチャン)とか順搭(シュンタ-)順搭と呼びます。となればコラムタイトルは順張一上定となるわけですが、順張という表現は一般的でありません。そこでタイトルを両面一上定としたのですが、そのおかげでみなさまから多くのレスをいただきました。いうならケガの功名というところ。(^-^;
>
>もっとも、これは“三面一上定”かもしれないですね。(笑)
う〜む、なるほど。
気がついていれば、もう一本、コラムが書けたのに。(^-^;
|