Laboratory 研究室 

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触らずの136枚


 牌の図柄は34種。

 一萬二萬三萬四萬五萬六萬七萬八萬九萬  一筒二筒三筒四筒五筒六筒七筒八筒九筒
 一索二索三索四索五索六索七索八索九索  東南西北白發中

  あるいは などが手牌に1枚しかなければどっちが上になっていても構わない。しかし手牌に複数枚ある場合、どっちかに揃っていないとなんとなく落ち着かない。万子にいたっては上下が逆さまになっていると、ちと分かりにくい。そこで上下がある牌は、どうしても上下をそろえる。しかし次の14種は上下シンメトリーなので、いちいち揃える必要がない。

 一筒二筒三筒四筒五筒八筒九筒二索四索五索六索八索九索白
#現在の日本索子は、よ〜く見ると微妙な上下がある。もちろん無視(笑)

 そこで作家の故・五味家康祐氏が名著「五味麻雀教室」の中で、これを「触る必要がない(上下を直す必要がない)」という意味で「触らずの14枚」と呼んだ(正確には14種56枚)。そして、「相手が手牌の上下を直している牌は万子とか字牌。それを読み切って、相手の手を推理する」と説いた。衝撃的な論説だったので、「触らずの14枚」はいちやく有名になった。

 正直言って、そういう推理がどれだけ役に立つか分からない。少なくともσ(-_-)レベルでは、何牌の上下を揃えているのか皆目見当も付かない(>_<)

 いずれにしても一般のプレーヤーは相手に見破られようがどうしようが、自分のわかりやすさを考えて上下を揃える。しかし非対称牌は、136枚のうち80枚。とうぜん配牌から始まって、ゲーム中でも揃え作業がしょっちゅう発生する。

 そこでむかし、この無駄な作業をしなくて済むように、すべて上下対象のデザインを考えた。その基本コンセプトを某デザイン学校の先生に話し、CGで作ってもらった。さすがにプロフェッショナル、グッドデザインであったが、細かい点でσ(-_-)の思いと異なるところもあった。そんな細かい点を切り貼りで直して作ったのがコレ。これを触らずの136枚と称する。(^-^;

 三元牌は文字を無くして色だけ。白はともかく、緑發紅中じゃなくなるが、別に呼称はいままで通りでかまわない。

 風牌は元の雰囲気を残しながら上下対称形に。風牌をもっとシンプルにするためにアルファベットの頭文字(ESWN)にしてしまうのも手。しかしオリジナルの雰囲気もいいじゃないかということで、このデザインとしてみた。三元牌は白 と同じに、牌面をすべて緑 または赤一色にしてもいいが。

   

 筒子 以外は、ほぼ元のデザイン。 はもともと対称形なのでデザイン変更の必要はないが、ほかののデザインと共通化してみた。



 索子は 以外はいままでの形でかまわないが、笹の葉型にしたのは軽いイメージチェンジ。(^-^;
  

 万子はとうぜん全面的に変更。対称形となればダイヤであるが、星子(シンツ)として★型を選択。

 そこで正式には一星(イーシン)、二星(アルシンorリャンシン)、三星(サンシン)....ということになるが、愛称は一星(イースター)、二星(アルスター)、三星(サンスター)、四星(シスター)、五星(ウスター)、六星(ロブスター)、七星(チンスター)、八星(パスタ)、九星(クスター)(^-^)



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