16枚麻雀といえば台湾、台湾といえば16枚麻雀というくらい。この16枚麻雀が台湾でいつ頃から行われるようになったのか、以前から不思議に思っている。日本の台湾統治以前から、あるいは統治時代に行われ始めたとは思えない。とすれば第2次大戦後、すなわち1945年以降と云うことになる。
しかし社会体制が変わったからといって、13枚麻雀が急に16枚麻雀に変わるというのも根拠というか 理由薄弱。そこで(国民党が渡台したとき、それにともなって大陸から持ち込まれたのか?)とも思っていた。そうなると既に大陸のどこかで行われていたということになるが、そんな話も聞いたことがない。そこでなんとも不思議に思っていた。
最近、中国は上海在住のithincさんがbbsに書き込みされている。その中にオドロキの一文があった.
>ithinc 投稿日:2009/08/12(Wed)
>揚子江北畔之江都(隸屬于江蘇省揚州市),保存有16張計符麻將,不過計符規則已經很少使用了,現在一般採用4番滿貫制度。
揚州といえば「揚州画舫録」でも有名な、いわゆる麻雀発祥の地とも称されるところ。なんと、その揚子江の北側あたりでは、細々ながら今でも16張麻將が行われているという。(゚0゚)
さらにその後いただいたメール(2009.8.14付)には
>16-tile mahjong had prevailed around Beijing and Tianjin, according to
the 1941 book 《麻雀研究》訳 1941本《麻雀研究》によると、北京と天津のまわりで16タイル麻雀が普及しました。
とあった。
北京や天津と揚州とは、日本列島の北と南くらい離れている。台湾の16枚麻雀が福健省あたりから大陸に渡って北部に徐々に広まった可能性もある。しかし
やはりルーツは江南あたりあるのかも知れない。いや、実に興味をそそられる話(^-^)v
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