西湖十景は、どの時期に観光しても美しい(行ったことないけど....)。しかしその十景を特定の時期に観光すると、美しさが一段と映えるという。その時期とのかねあわせを次の言葉で表す。各地の素晴らしい景色は、「西湖十景」で検索するとたくさんでてくる。
で、前コラムで紹介した西湖十景というアガリ役のほか、それぞれの名前にちなんだアガリ役がある。と云っても、タンヤオやチャンタのように自然に生まれてきた役ではない。西湖十景にちなんで、10パターンのアガリ形を考案してみたというものと思われる。
本によって八景しか紹介されていなかったり多少形が異なったりするが、創作役であるせいだろう。
(1)双峰挿雲(そうほうそううん・シャンフォンチャーウン)
万子一気通貫にの刻子、雀頭の組み合わせ。刻子で雀頭でも可。
(2)南屏晩鍾(なんぺいばんしょう・ナンピーファンチョン)
筒子一気通貫にの刻子、および雀頭の組み合わせ。刻子で雀頭でも可。
が雀頭指定なのは、と鍾(チョン)の発音が似ているからか。
(3)雷峰夕照(らいほうゆうしょう・ライフォンシーシャオ)
索子一気通貫にの刻子、雀頭の組み合わせ。刻子で雀頭でも可。
(4)柳浪聞鶯(りゅうろうもんおう・リューランウェンユン)
筒子一気通貫にの刻子、雀頭の組み合わせ。が刻子で雀頭でも可。
(5)断橋残雪(だんきょうざんせつ・タンチャオカンシュエ)
万子一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で、雀頭でも可。
雪が降ると西湖にかかる橋も真っ白になる。その雪が溶けるとき、中央の高くなっている部分から溶けはじめる。すると白い橋が真ん中でまっぷたつになっているようにみえる。その情景を断橋と表現するそうだ。の図柄が、断橋を表しているのか。
七夕(たなばた)民話では、天の川のアッチとコッチに分かれている織り姫と彦星が、7/7の夜だけ出会うという。しかし天の川で隔てられているのにどうして会えるのか、ずっと不思議だった。そしたら中国の元話では、その夜だけ、鵲(かささぎ)が天の川に橋を架けるんだそうな。ふ〜ん、なんで鵲が橋を架けるのか分からないが、泳いでわたるんじゃないことは理解できた。(^-^)
(6)蘇堤春暁(そていしゅんぎょう・スーティチュンシャオ)
筒子一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で雀頭でも可。
(7)花港観魚(かこうかんぎょ・ホワカンカンユイ)
索子一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で雀頭でも可。
(8)三譚印月(さんたんいんげつ)
筒子一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で雀頭でも可。
(9)曲院風荷(きょくいんふうか)
筒子一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で雀頭でも可。
(10)平湖秋月(へいこしゅうげつ)
索子の一気通貫にの刻子、雀頭。刻子で雀頭でも可。
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