Hands 和了役

    (52)バック ホー



 1雀頭4メンツならぬ、1雀頭3メンツ。俗に言うアメリカ役。といってもかなりローカルらしい。メンツは1234という長順子でも、長暗刻(=槓仔(カンコ))でも良い。

バックホー 七索七索一筒二筒三筒四筒三索四索五索六索二萬三萬四萬五萬
(ノンバックとも)

バックワン  七索七索一筒二筒三筒四筒三索四索五索六索八筒八筒八筒八筒
(ワンバック)
バックスリー 三筒三筒七萬七萬七萬七萬發發發發八筒八筒八筒八筒
(スリーバック)

 ぜ〜んぶ長順子なら単なるバックホー槓仔が1つあるとバックワン、以下、バックツー,バックスリー。とうぜんワンツースリーの中では作りにくいバックスリーが一番ポイントが高い。

 しかしバックホー=ノンバックチャンタタンヤオサンシキなどと複合する。そこで組み合わせによって合計ポイントが高くなることもある。

バックホー 八萬八萬二索三索四索五索二萬三萬四萬五萬二筒三筒四筒五筒
タンヤオサンシキ

バックホー一索一索六萬七萬八萬九萬六索七索八索九索六筒七筒八筒九筒
ジュンチャンサンシキ

 もちろん長暗刻型でも、組み合わせによって合計ポイントが高くなる。

三同刻(バックスリー) 中中八索八索八索八索八萬八萬八萬八萬八筒八筒八筒八筒

三連刻(バックスリー) 五萬五萬七萬七萬七萬七萬八萬八萬八萬八萬九萬九萬九萬九萬

一バックホー 發發 一索二索三索四索 三索四索五索六索 四索五索六索七索

一バックワン 發發 北北北北 一索二索三索四索 三索四索五索六索

清一バックツー 一索一索 一索二索三索四索 六索六索六索六索 九索九索九索九索

チンロートー   一索一索九索九索九索九索九萬九萬九萬九萬一筒一筒一筒一筒

ツーイーソー  東東南南南南北北北北白白白白

スーシーホー  東東南南南南西西西西北北北北

ダイサンゲン  一索一索白白白白發發發發中中中中

リューイーソー  二索二索發發發發六索六索六索六索八索八索八索八索

 しかし明槓アリの普通の麻雀でも三槓子はなかなかできない。ましてや門前での槓仔3組など、普通では出来るわけがない。そんなのがアガリ形となっているのは、手牌の不要牌をまとめて交換する。それを何度も繰り返して完成形にもってゆくという変則アメリカ麻雀なればこそ。まぁ、麻雀というよりポーカーの感覚。

 4枚で1メンツなので、Back Four(バックフォー)と表記されていることもあるが、正しくはBack Hoe。直訳すれば「後ろの鍬(くわ)

 ショベルカーという重機がある。そのショベルカーの小さいのがBack Hoe(バックホー)ユンボとかミニショベルとも呼ばれ、道路の溝掘り工事などでよく見かける。

       

 このショベル部分がHoe(鍬)。そこでバックホーという役名は同一牌をかき集めるという主旨からきたらしい。となればバックスリータイプが本来の主旨か。

 それはいいとしても、本物(機械)のバックホーショベルは前についている。なんでBack Hoeなんだろう。昔は大型の重機の後ろにオマケでついていたのかな? 小松製作所にでも聞いてみるか。(^-^;

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