丘があれば山がある。(^-^) 丘三順(三歩高(サンプーコー))が一目上がりの3順子なら、山三順(やまさんじゅん)は二目上がりの3順子。
もちろん山三順は日本での通称で、中国名は清連環套(チンレンホンタオ)。
#日本では2段飛びとも呼ばれるが、この前、大股(おおまた)という俗称も聞いた。もちろん三歩高は小股(こまた)ということだった。(^-^;
清連環套の清(チン)はPureで、連は繋(つな)がる。環套は循環(じゅんかん)という程の意。
中国公式麻将のルール表には図示されていないので、一見採用されていないよう。しかし或るベテランプレーヤーから、三歩高同じ16点として認められると聞いた。
一目上がりの丘三順が5型できるのに対し、二目上がりの山三順は3型しかできない。それだけ難度は高いので、16点で採用されていても不思議はない。
三歩高のときにも出てきた節外生枝(チェワイションチー)、もちろん山三順にもある。
三歩高と同じで、3色数牌のうち1種を使わない絶一門(チェイーメン)になっていて、雀頭が山三順との同種連数牌。つまり山三順に枝が生えている。そこで節外生枝(チェワイションチー)。
この他に、雀頭が字牌になっている型を花連杯套(ホワレンハイタオ)、雀頭が258の牌であるものを素連杯套(スーレンハイタオ)と呼ぶ。この場合、258の牌は、同種牌である必要はない。しかしさすがに中麻には採用されていない。
花連杯套
素連杯套
山三順があれば、山四順(やまよんじゅん)もある。中国名は大連環(ターレンホワン=だいれんかん)、または大連環套(ターレンホンタオ)。
丘四順(四歩高)は一目上がりなので、完成型は4種類できる。しかし山四順は、これ1型。その分、はるかに難しい。中国公式麻将では四歩高(すーふうこう)は32点役。すると山四順も32点役になるのかな?。
山三順=清連環套(チンレンホンタオ)が清一型なら三色型もある。通称、三色山三順、俗称、三色2段飛び。中国名は、混連環套(ホンレンホンタオ)、または花連環套(ホワレンホンタオ)。
これの4順子型は大混連套(タホンレンタオ)、通称は高連環套。とうぜん同じ牌種が2度登場する。
そいで、二色山三順は雑連環套(ツァ-レンホンタオ)。
二色山四順は大雑連套(ターツァ-レンタオ)、通称は長連環套。
「雑」は、「大雑把(おおざっぱ)」とか、「粗雑」などと使われる。そこで日本語の感覚では「デキがいまいち」という意味の印象をうける。しかし「中国雑技団」という表現でも分かるように、中国では「いろいろ」とか「混じる」と云うのと同じ意味。けっして「デキがいまいち」というだけの意味ではない。
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