今年もプロ野球は花盛り。ファンとしては、まことにご同慶の至り(というのは口だけで、中日ドラゴンズのファンとしては、毎日、胃が痛い(笑))。センロックを飲んでも直らないので、野球ネタを書くことにした。
#「センロックってなんだ?」と思った人は、よそのチームのファンだ(笑)
セリーグの成績評価、昨年までは勝率順。しかし今年からは勝ち星順となった。これは大変いいことだ。なんて云うと、勝ち星順でも勝率順でも同じことじゃないか、と思われるかも知れない。しかしそれがそうではない。
たしかにどこのチームであろうと、試合数はおんなじだ。そして勝率というものは、勝ち数/試合数で算出される。だったら勝ち星順でも勝率順でも順位に変わりはないのが理の当然。ところがところがぎっちょんちょん。プロ野球ではまことに不思議な勝率計算をしている。
今年のセリーグ、年間140試合となっているけど、去年までは135試合だった。これでは面倒くさいので100ゲームとして考える。いま今年が終わったとき、駐日は99笑1敗、太陽は49勝51敗、ヨーグルトは10勝10敗80引き分け、半身は1敗99引き分けだったとする(勝敗数がめちゃくちゃだが、それは考えない(笑))。すると順位は駐日/太陽/ヨーグルト/巨入の順、うん、駐日の完璧な優勝だ。(^0^)V
ところがこれが勝率順だった昨年だとこうは行かない。プロ野球式の勝率計算では、引き分け数は試合数から除外する。すなわち引き分けは「試合をしなかった」ことにしてしまう。すると99勝の駐日は99/100で勝率99%、49勝の太陽は勝率49%、10勝のヨーグルトは勝率50%、半身は勝率ゼロとなり、たった1勝の巨入が勝率100%で巨入の優勝となってしまう。もちろん順位も巨入/駐日/ヨーグルト/太陽/半身と、大幅に変わってくる。
もちろん現実にはこんな極端なことにはならない。しかし勝率の微妙なときは、結構問題になった。いくら何でもこれではおかしいので、今年から勝ち星順となった。それならそれで問題ない筈だが、そうは行かない。
勝ち星最多のチームが勝率でも1位ならいいけれど、勝ち星2位のチームが勝率1位だった場合はプレーオフをするという。試合数が同じなのに勝ち星順位と勝率順位が異なるなんてのは、もちろん勝率の計算法が変則だから起き得る。ふんと、どうしてこんなおかしなシステムにしたのか理解に苦しむ。まさか、万一、○○が最多勝できなかったときのための保険じゃあるまいな。。。。
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