ゴミ袋が必要になったので、スーパーへ買いにいった。いつも使っているのは、45リットルの「大」という袋。
棚を見ていると、その「大」の右横に「特大(業務用)」という袋が置いてあった。「特大」の但し書きをみると、90リットルだった。そして「大」の左横には「中(30リットル)」が(さらにその左には「小(10リットル)}が)。
そのとき、ふと疑問が湧いた。「中」が90リットルの3分の1、「大」が「特大」の2分の1なのはいいとして、なぜ基準になっている「特大」が100リットルじゃなくて90リットルなんだ?別に「中」を90リットルの3分の1としたいわけではあるまいに。
帰宅して酒を飲みながら、しばし考えた。そしたらハタと思い当たった。そうか、「特大」の90リットルは、1石(いっこく)の半分 五斗なんだ!
1升は1.8リットルで、1斗は18リットル。そして1石は180リットル。しかし180リットルでは、いかに業務用でもさすがに大き過ぎる。そこで「特大」を1石の半分 五斗(90リットル)としたに違いない。となれば、その2分の1の「大」は自動的に45リットルとなる。
思い出してみれば、灯油も最近は2リットル容器が主流になりつつあるけれど、 ついこの間まで1斗容器(18リットル)で売っていた。日本も国際基準を使いはじめて長いけど、水面下では江戸時代。って知らなかったのはσ(-_-)だけかいな....
ついでながら、江戸時代(というか、いまでも....) 田畑の面積は反(たん)(1反=300坪)とか町(ちょう)(1町=3000坪)で表していたが、1反は米1石を生産する面積のこと。もっとついでながら、田畑の数は1枚2枚と勘定する。
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