運転中、カーラジオをつけたら、音楽の先生らしき人が音楽の話をしていた。別に興味はなかったが、そのままにした。すると途中から面白い話になった。
ヨーロッパで最初に金属活版による印刷をしたのはグーテンベルグ(最近の研究で、“金属活版印刷の世界最初は韓国”という話を聞くので、「ヨーロッパ最初」としておいた)。そのグーテンベルグが最初に印刷したのは聖書。それは誰でも知ってるが、2番目に印刷したのは何かという話だった。
急に興味が湧いてきて耳を傾けていると、2番目に印刷したのは楽譜だったそうだ。(ふ〜ん、なるほど)と思っていると、話はさらに佳境に。
「手書きであった楽譜が大量に印刷できるようになって、音楽は飛躍的に普及した。交響曲がヨーロッパで隆盛したのも印刷技術があってこそ。この印刷技術の確立によって、情報伝達の量と規模は革命的に高まった。
「いまIT革命という言葉が喧伝されているが、IT革命は情報革命の意味。そこで現在のインターネットにおけるIT革命というのは第2世代のIT革命。印刷技術の確立こそが第1世代のIT革命だ」という話だった。
(う〜ん、なーるほろ ピコピコピコ)とすっかり感心。そこで後の話はそっちのけで、このIT革命の世代のことを考え出した。
たしかに印刷は第1世代のIT革命。しかし第2世代はラジオでは。紙から音声という情報伝達の広がりこそ、第2世代にふさわしい。となれば第3世代は音声+映像のテレビかな。するとインターネットは第4世代か。
いや、ちと待てよ。印刷やラジオ・テレビの間に写真や動画があるぞ。写真や動画の登場だって、情報革命といえるほどの技術。するとラジオの前に写真で、テレビの前に動画かな。などと、どうでもいいことを考えてる内に目的地に着いた。(^-^;
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