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       (260)プレーオフ


 野球人気の低迷を打破するため、セリーグでもプレーオフが検討されてるそうで。いろんな方式が新聞に載っていたが、その中にパリーグ方式もあった。プレーオフそのものは、(まぁ、それも一つの手か)と思わんでもない。しかしパリーグ方式は、ゼッタイ反対。

 去年はたしかダイエーがダントツの一位。それが上位3チームとやらのプレーオフで、西部がペナント優勝、ひいては日本チャンピオンということになった。それで去年、「マラソンの優勝を、完走した上位3人で100mダッシュで決めるようなもの」と書いた。

 上位3人のマラソンタイムが秒差ならともかく、トップと2位以下の差が大きく離れていたなら、トップはアホらしくてやってられない。そもそも、そんなものはマラソンではない。今年だって、2位のロッテと3位のオリックスは20ゲームも差がある。このままオリックスが3位で終わり、短期決戦のプレーオフ日本シリーズで勝ち抜けば、オリックスが日本一ということになる。そんなアホな....

 ソフトバンクにしてみれば、勝ってあたりまえ、負けたら2年連続の大恥ということに。“勝てばいいだけの話”とでもいいたいのかもしれないが、勝とうと思えば勝てるものなら、誰もこんな話はしとらんよ。

 そこでプレーオフ参加を3位までとするとしても、せめて「上位との差が○ゲーム以内」というような基準を設けるべきだろう。そこで2位であっても、1位との差がそれ以上であれば、プレーオフなしで1位を優勝とする。

 しかしいずれにしたって、本来プレーオフとは成績が同じ者同士が行うもの。成績に差があるのにプレーオフ行うなんてのは、そもそも話がおかしい。やるなら、むかしのようにペナントレースを前後期に分けるくらいが順当なところ。そうすれば1年を闘い抜く力のないチームにも、それなりにチャンスが増える。

 しかし前後期方式では、同じチームが優勝するとプレーオフが行われない。そこでなにがなんでもプレーオフをで観客増員を図りたいア○ポンが、現在の上位3チーム方式に改めた。ホントにプロ野球関係者は、目先のことしか考えないやからばっかしが揃ってる。

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