「アメリカ人の知らない英語」という本を読んだ。いや、面白かった。
和製英語の種類も、
(1)ナイターとかウインカーなどという、日本製の新単語。
(2)ライフラインとかデッドボール、テールランプなどのように、既存の単語を組み合わせたもの。
(3)リストラ(リストラクチャニング)とかインフラ(インフラストラクチャー)、あるいはゼネコン(ゼネラルコンダクター)、ワープロ(ワードプロセッサ)のように長い単語や熟語を短縮したもの。
(4)マンション(豪邸→集合住宅(笑))、ペーパーテスト(紙質検査→筆記試験)、シルバー(銀→老人)、モーニングサービス(朝の礼拝→ゆで卵とトーストのサービス)、アメリカン(USA→薄い(-_-;)のように、本来とは異なる意味で用いられる。
など多種多様。しかしなんといっても中心は(2)。
それでもコラムタイトルを和製洋語としたのは、テーマソング(独+英)とかアクアライン(ラ+英)、シュークリーム(仏+英)など、英語以外の組み合わせもいっぱいあるから。しかしなんと云っても中心は英語。
それがなんとまぁ、こんなにすごいとは。じっさいどの表現が和製洋語かと考えるより、メディアで使われているカタカナ語は、すべて和製洋語と思った方がいいくらい。
災害時、新聞に「ライフラインの復旧が」なんて記事が載るが、これが和製洋語とは知らなんだ。最近新聞で見かけるグローバルスタンダード(国際標準)とかユニバーサルデザイン(国際的意匠)。なにがグローバルスタンダードだ、なにがユニバーサルデザインだ。日本でしか通用せんとは知らなんだ。(-_-)
しかし漢字だって、もともとは中国語。そこから辻とか峠など、日本独自の漢字もうまれている(いちおう国字という)。経済とか電柱とか一方通行とか新しい表現もうまれた。だとしたらソープランドにしてもコーヒーショップにしても、立派な日本語。
“アメリカ人の知らない英語”じゃなくって、そもそも日本語がガイジンに理解できるわけがねぇ....
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