車で走っているときは、ラジオを聞いている。先日、そのラジオの投稿番組で、言葉の使い方について面白い投稿が続けてあった。
ある主婦の投稿
幼稚園に上がる娘に数の数え方を教えようと思った。
そこでリンゴを5つ用意し、“いち、にい、さん、しい、ご”と教えはじめた。
すると娘が、「ちゃんと知ってるよ」といった。
「じゃあ云ってごらんなさい」と言うと、「いっこ、にこ、さんこ、しっこ」
ラジオの司会者たちは大笑い。σ(-_-)も思わず笑った。それはいいけど、続いて「子供だから....」みたいなことを云っていた。な〜に云ってるだ。アン○○タン。大人は毎日の生活の中で、4個を「よんこ」と表現する。子供はそれを自然に覚え、なんの疑問も持たず大人になって、自分も「よんこ」と表現する。しかしこれは基本的に、“しっこ”が正しい。
“いち、にい、さん、しい、ご”は、もともと中国語。しかしそれでは“しっこ”になってしまう。そこで“個”という助数詞をつけて表現するときは、“4”のときだけ大和言葉に言い換えて“よんこ”と表現する。そんな日常会話における日本語と中国語の言い換えテクニックが、幼稚園に上がるまえの子供に分かるわけがないじゃん。#大和言葉は“ひい、ふう、みい、よう”
と思っていたら、翌日、またこんな話が。
「自分は六十路(むそじ)の男性です。このまま行くと七十路(ななそじ)、八十路(やそじ)。そのあとは九十路(くそじ)になるのでしょうか」#六十路(むそじ)は、“60代”という意味。
この話も大いに笑った。
もちろん“くそジイ”なんて誤解を招くような表現はない。“十路(そじ)”という助数詞に連動する数詞は“ひい、ふう、みい、よう”という大和言葉。そこで三十路(みそじ)、四十路(よそじ)、五十路(いそじ)〜となる。
で、“なな(7)、やあ(8)、この(9)、とう(10)”なので、八十路(やそじ)の次は九十路(ここのそじ)。それを“九十路(くそじ)”と表現するのは、“しっこよんこ”の逆バージョン。(-_-) 正しく“しっこ”と表現した幼稚園に上がる前の子供の勝ちのような気がした。(^-^;
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