先般、観光をかねて女房と台湾へ行ってきた。
ある日、先方の張さんと一緒に夕食をともにすることになった。
張さんが「浅見さん、四川料理に行きましょうか」
四川料理は大好きなので、喜んで「はい」
「でも辛いのは大丈夫ですか?」
特別辛いのに強いわけではない。カレーだって、辛口は食べられない。しかしいままで何度も四川料理を食べたことがあるが、辛くて食べられなかったことはない。どちらか云えばピリッとしてオイシイ。そこで、「大丈夫です」と返事した。それで[本場]がウリの四川料理店へ連れてってもらった。
いやぁ、まいったまいった。辛いのなんのって。大好きな麻婆豆腐だって、まるで口の中が火事になったよう。思わず「ひいい、死にそう....」と悲鳴を上げた。すると張さん、「面白い話があります」(それどころじゃないんですが....)
「中国では『「湖北人(フーペイじん)は“不怕辣(辣(から)いことを怕(こわ)がらない)”、湖南人(フーナンじん)は“辣不怕(辣いのは怕くない)”、四川人(シセンじん)は、“就怕不辣(ただ辣くないことを怕がる)”』と言います」
「へぇ〜なるほど〜。面白いですね〜(ひい、辛い....)」
*中国南部に洞庭湖(トンティンフー)という大きな湖があって、その北側が湖北省、南側が湖南省、西側が四川省。
それにしても、そのとき担当になったチャイナドレスの小姐(シャオチェ)、かわいかった。見とれていたら
「浅見さん、あの小姐、日本人が好きだそうです」
#注文の時、張さんがその小姐と、なにかいろいろ話していた。
「ほう、そうですか。じゃあ息子の嫁に連れて帰ろうかな」
「ほんとにそんな気があるなら、誰か紹介しましょうか」
「いえ、σ(-_-)はあの娘がいい」(^-^)
#あ、あくまで息子の嫁としての話だからね。誤解がないように。(^-^;
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